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公開番号2025117979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013011
出願日2024-01-31
発明の名称液浸冷却装置及びその運用方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 1/20 20060101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約【課題】液浸容器からの冷却液の漏洩を可及的に防止することができる液浸冷却装置を提供する。
【解決手段】液浸冷却装置は、複数の電子部品が実装された基板11を冷却液に浸漬して冷却する液浸容器3を備えている。液浸容器3は、冷却液が内部に貯留された内槽41と、内槽41の底面41a及び側面41bを取り囲むように設けられた外槽42と、を備え、内槽41と外槽42との間には、間隙S1,S2が形成されている。液浸容器3に浸漬された基板11を取り出した際に保管する乾燥ポケット46を備え、内槽41の外面に沿って流れた空気を乾燥ポケット46に配置された基板11に導くように流れを形成するファン48を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電子部品が実装された基板を冷却液に浸漬して冷却する液浸容器を備え、
前記液浸容器は、前記冷却液が内部に貯留された内槽と、
前記内槽の底面及び側面を取り囲むように設けられた外槽と、を備え、
前記内槽と前記外槽との間には、間隙が形成されている液浸冷却装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記液浸容器に浸漬された前記基板を取り出した際に保管する基板保管部と、
前記内槽の外面に沿って流れた空気を前記基板保管部に配置された前記基板に導くように流れを形成するファンと、
を備えている請求項1に記載の液浸冷却装置。
【請求項3】
前記基板保管部は、前記内槽の前記外面の一端から他端にわたって流れた空気の下流側に設けられている請求項2に記載の液浸冷却装置。
【請求項4】
前記基板保管部は、前記外槽の外側に配置され、
前記外槽には、前記基板保管部に向けて開口する開口部が設けられている請求項2に記載の液浸冷却装置。
【請求項5】
前記基板保管部は、前記内槽と前記外槽との間に設けられている請求項2に記載の液浸冷却装置。
【請求項6】
前記内槽は、前記外槽を構成する壁部よりも大きい熱伝導率を有する壁部によって構成されている請求項2に記載の液浸冷却装置。
【請求項7】
前記内槽の底面と前記外槽の底面との間には、防振部材が設けられている請求項1から6のいずれかに記載の液浸冷却装置。
【請求項8】
複数の電子部品が実装された基板を冷却液に浸漬して冷却する液浸容器を備え、
前記液浸容器は、前記冷却液が内部に貯留された内槽と、
前記内槽の底面及び側面を取り囲むように設けられた外槽と、
前記液浸容器に浸漬された前記基板を取り出した際に保管する基板保管部と、
前記内槽の外面に沿って流れた空気を前記基板保管部に配置された前記基板に導くように流れを形成するファンと、
を備え、
前記内槽と前記外槽との間には、間隙が形成されている液浸冷却装置の運用方法であって、
前記液浸容器に浸漬された前記基板を取り出した際に保管する前記基板保管部を設置する工程と、
前記内槽の外面に沿って流れた空気を前記基板保管部に配置された前記基板に導くように流れを形成する前記ファンを起動する工程と、
を有する液浸冷却装置の運用方法。
【請求項9】
前記冷却液を冷却する機能が低下ないし喪失した場合に、前記ファンを起動する工程を有している請求項8に記載の液浸冷却装置の運用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばデータセンタのサーバの冷却に用いられて好適な液浸冷却装置及びその運用方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
データセンタにおいてサーバやストレージ等の電子機器を冷却液に浸漬して冷却する液浸装置が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1では、液浸冷却装置の液槽から冷却液が漏洩するおそれがあるため、液槽の下方にドレンパンを設置することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-67号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のように液槽の下方にドレンパンを設置すると、液槽の下方の設置スペースが過大となるという問題がある。また、液槽の下方のスペースは作業性が悪いため漏洩した冷却液の回収が困難という問題がある。
【0006】
サーバなどの基板を冷却液に浸漬する液浸式では、基板に冷却液が付着するので、基板を液槽から抜き出したときに冷却液が飛散するという問題がある。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、冷却液を貯留する液浸容器からの冷却液の漏洩を可及的に防止することができる液浸冷却装置及びその運用方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、本開示は、基板を液浸容器から抜き出したときに冷却液の飛散を可及的に防止できる液浸冷却装置及びその運用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る液浸冷却装置は、複数の電子部品が実装された基板を冷却液に浸漬して冷却する液浸容器を備え、前記液浸容器は、前記冷却液が内部に貯留された内槽と、前記内槽の底面及び側面を取り囲むように設けられた外槽と、を備え、前記内槽と前記外槽との間には、間隙が形成されている。
【0010】
本開示の一態様に係る液浸冷却装置の運用方法は、複数の電子部品が実装された基板を冷却液に浸漬して冷却する液浸容器を備え、前記液浸容器は、前記冷却液が内部に貯留された内槽と、前記内槽の底面及び側面を取り囲むように設けられた外槽と、を備え、前記内槽と前記外槽との間には、間隙が形成されている液浸冷却装置の運用方法であって、前記液浸容器に浸漬された前記基板を取り出した際に保管する基板保管部を設置する工程と、前記内槽の外面に沿って流れた空気を前記基板保管部に配置された前記基板に導くように流れを形成するファンを起動する工程と、を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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