TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025118492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024175536
出願日2024-10-07
発明の名称ユニット
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人ITOH
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】布地に水性顔料インクを直接吐出して印刷を行うDTG技術において、前処理液および下地の白色インク量が増えることに起因する、印刷時に生じるプラテン汚れ、及び印刷画像に生じる染み出し痕を改善するユニットの提供。
【解決手段】印刷装置に対して着脱可能なユニットであって、前記ユニットは、被印刷メディアを支持する支持部材を有し、前記支持部材は、吸水性材料からなることを特徴とするユニットである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
印刷装置に対して着脱可能なユニットであって、
前記ユニットは、被印刷メディアを支持する支持部材を有し、
前記支持部材は、吸水性材料からなることを特徴とするユニット。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記支持部材は、耐熱性を有する吸水性材料からなる、請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
前記支持部材は、前記ユニットから着脱可能である、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項4】
前記吸水性材料は、珪藻土を含む、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項5】
前記吸水性材料は、火山岩を含む、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項6】
前記支持部材は、高分子吸収剤と不織布とからなる吸収シートである、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項7】
前記支持部材の少なくとも一部の高さが、前記ユニットのフレームの高さより高い、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項8】
前記支持部材における前記被印刷メディアの支持面端部が、スロープ状又はラウンド状である、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項9】
前記印刷装置のステージに着脱可能な結合ユニットを有する、請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項10】
前記印刷装置のステージの外縁に被せるフレームを底部に有する、請求項1又は2に記載のユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユニットに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インクジェット技術を用いた印刷技術として、布地に対して水性顔料インクを直接吐出して印刷を行うDTG(Direct to Garment)プリント技術が広く用いられている。
【0003】
例えば、布地セット作業の容易性を向上する目的で、布地保持部材、受け部材、及び印刷手段といったカセット型プラテンを搭載し、印刷生地(Tシャツ)をセットしたまま、印刷から熱定着処理までをカセットの抜き差しだけで切り替える印刷装置が提案されている(特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、印刷時に生じるプラテン汚れ、及び印刷画像に生じる染み出し痕を改善するユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決するための手段としての本発明のユニットは、
印刷装置に対して着脱可能なユニットであって、
前記ユニットは、被印刷メディアを支持する支持部材を有し、
前記支持部材は、吸水性材料からなる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、印刷時に生じるプラテン汚れ、及び印刷画像に生じる染み出し痕を改善するユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
従来のDTGプリンタにおける印刷方法の一例を示した概略説明図である。
染み出し痕の発生プロセスの一例を示した概略説明図である。
従来のDTGプリントで生じるプラテン汚れの一例を示す画像である。
従来のDTGプリントで生じる染み出し痕の一例を示す画像である。
本発明のユニットを用いた印刷方法の一例を示した概略説明図である。
本発明のユニットにおける結合ユニットの一例を示すための概略説明図である。
本発明のユニットにおけるパレット底部の構造の一例を示すための概略説明図である。
本発明のユニットにおけるパレット底部の構造の他の一例を示すための概略説明図である。
本発明のユニットにおける支持部材によって染み出し痕の発生が抑制されるプロセスの一例を示した概略説明図である。
本発明のユニットにおける支持部材の形状(スロープ状)の一例を示した概略説明図である。
本発明のユニットにおける支持部材の形状(ラウンド状)の一例を示した概略説明図である。
本発明のユニットにおけるパレットに対する支持部材の取り付け方法の一例を示した概略説明図である。
本発明のユニットにおけるパレットに対する支持部材の取り付け方法の他の例を示した概略説明図である。
本発明のユニットにおけるパレットに対する支持部材の取り付け方法のさらに他の例を示した概略説明図である。
本発明に関する印刷装置としての前処理液吐出ヘッド内臓DTGプリンタの構造の一例を示す概略斜視図である。
図9Aの前処理液吐出ヘッド内臓DTGプリンタを上方向からみたときの一例を示す概略説明図である。
図9Aの前処理液吐出ヘッド内臓DTGプリンタ内のステージ動作を模式的に表示したプリンタの概略断面図である。
本発明に関する印刷装置としてのメディア装着カセット対応DTGプリンタの構造の一例を示す概略斜視図である。
図10Aのメディア装着カセット対応DTGプリンタにおけるカセットの使用例の一例を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
従来のDTGプリンタにおける印刷方法としては、被印刷メディアに対して前処理液を付与した後、印刷用カラーインク付与して熱定着させる方法が一般的である。前処理液は、被印刷メディアに対して着色剤を強固に定着させるために付与され、生地繊維に定着し難いインク(白色顔料インク等)の定着や、顔料インクそのものが定着しないポリエステル繊維等への定着の補助となる。
【0009】
被印刷メディアが白色以外(黒、赤、青、緑等)である場合、前処理液及び印刷用カラーインクは、被印刷メディアが白色である場合に比して、使用量が多くなる傾向がある。これは、被印刷メディアが白色以外である場合、印刷画像の色再現性への影響を抑えるために、被印刷メディアに対して前処理液を付与した後かつ印刷用カラーインクを付与する前に、白色インクのみを付与して白色インク層(下地層)を形成する必要があることに起因する。また、白色インク層(下地層)は、被印刷メディアの色が透けることにより、印刷画像の色再現性に影響を及ぼさないようにする観点、及び被印刷メディアによっては白色インクが定着し難いため、摩擦や洗濯によって白色インク層が剥離することを防ぐ観点から、印刷用カラーインク層に比して厚く形成されることが好ましいことも一要因である。白色インクの使用量が増える分、被印刷メディアに対して事前に付与する前処理液の量も増大する。
【0010】
ここで、上記のような従来技術においては、印刷時に、被印刷メディアの裏地まで白色インクや前処理液が染み出すことにより、プラテンが汚れるといった懸念点があった。これは、白色インクや前処理液の使用量が増えることに起因している。白色インクや前処理液によってプラテンが汚れると、プラテン上の白色インクや前処理液が再転写して被印刷メディアの裏地を汚したり、プレス定着の際に被印刷メディア表層に噴き出したりするといった2次汚染が発生する場合がある。印刷直後に被印刷メディアを一旦外し、プラテン面を清掃することで2次汚染を回避することはできるが、プラテンの清掃に加えて、被印刷メディアを再セットするという工数が増え、生産性が低下する。
また、印刷された画像を加熱定着する際に、前処理液やインク(白色インク及び印刷用カラーインク)に含まれる溶剤(例えば、グリセリンやプロパンジオール等)が、水分の蒸発に伴って被印刷メディアの表面方向へ広がっていき、加熱後の印刷画像周囲に染み出し痕が形成されるという懸念点もあった。これは、溶剤の沸点が、加熱定着時における温度よりも高いため、溶剤が蒸発せずに印刷画像周囲に残留することに起因する。染み出し痕が生じると、製品の外観が損なわれ、品質が低下する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
塗装装置
6日前
株式会社リコー
ユニット
5日前
株式会社リコー
液体吐出装置
6日前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
液体吐出装置
5日前
株式会社リコー
水力発電装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
10日前
株式会社リコー
液体塗布装置
6日前
株式会社リコー
生体情報測定装置
10日前
株式会社リコー
電子機器および通信方法
5日前
株式会社リコー
ジョブ設定調整メカニズム
5日前
株式会社リコー
個片モジュールの製造方法
5日前
株式会社リコー
画像形成装置及び画像形成方法
5日前
株式会社リコー
液体吐出装置及び液体吐出方法
6日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
6日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
5日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
6日前
株式会社リコー
読取装置、読取方法およびプログラム
5日前
株式会社リコー
シート処理装置及び画像形成システム
5日前
株式会社リコー
ヘッド清掃装置及び液体を吐出する装置
5日前
株式会社リコー
網膜投影型画像表示装置、及び検眼装置
5日前
株式会社リコー
表示装置、操作制限方法、及びプログラム
10日前
株式会社リコー
情報システム、データ表示方法、プログラム
10日前
株式会社リコー
レーザ照射装置、造形装置、レーザ照射方法
5日前
株式会社リコー
画像形成装置、制御方法、及び、プログラム
10日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
5日前
株式会社リコー
映像合成システム、映像合成方法及びプログラム
5日前
株式会社リコー
インク、インク収容容器、印刷装置及び印刷方法
11日前
株式会社リコー
トルク制御装置、トルク制御方法、および駆動装置
5日前
株式会社リコー
媒体処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
4日前
株式会社リコー
画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
4日前
株式会社リコー
検査装置、検査システム、検査方法、及びプログラム
6日前
株式会社リコー
地図生成システム、地図生成方法、およびプログラム
5日前
株式会社リコー
現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
10日前
株式会社リコー
生産システム、リーダ装置、通信方法およびプログラム
3日前
続きを見る