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公開番号2025118772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025076720,2023566989
出願日2025-05-02,2021-09-02
発明の名称P基板内のディープNウェル内のPウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイ
出願人シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド,SILICON STORAGE TECHNOLOGY, INC.
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類G11C 16/14 20060101AFI20250805BHJP(情報記憶)
要約【課題】メモリセルを消去させるためにセルに印加される必要があるピーク正電圧を低減する。
【解決手段】不揮発性メモリシステム500は、アレイ501、行デコーダ502及び高電圧デコーダ503を備える。アレイ501は、ディープnウェル505内に形成されるpウェル504内に形成され、ディープnウェル505は、p基板580内に形成される。したがって、pウェル504は、ディープnウェル505によってp基板580から分離されているため、負電圧をを受け取ることができる。消去動作において、p基板580は0Vでバイアスされ得、ディープnウェル505は0~2Vでバイアスされ得、pウェル504は-0.1V~-10Vでバイアスされ得る。これらのバイアス電圧は、バイアス発生器409又は別の電圧源によって生成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
不揮発性メモリシステムであって、
半導体ダイに形成されたディープnウェルと、
前記ディープnウェル内に形成されたpウェルと、
前記pウェル内に形成された複数の不揮発性メモリセルのアレイであって、それぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、複数の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記pウェルに負電圧を印加するためのバイアス発生器と、を備える、不揮発性メモリシステム。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、ビット線端子、ソース線端子、及びワード線端子を含む、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項3】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、消去ゲート端子を更に含む、請求項2に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項4】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、制御ゲート端子を更に含む、請求項3に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項5】
前記バイアス発生器は、消去動作中に、選択されたメモリセルの制御ゲート端子に負電圧を印加する、請求項4に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項6】
行デコーダ回路と、
高電圧デコーダ回路と、を更に備える、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項7】
前記行デコーダ回路は前記pウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項8】
前記高電圧デコーダ回路は前記pウェル内に形成される、請求項7に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項9】
前記行デコーダ回路は第2のpウェル内に形成され、前記第2のpウェルは前記ディープnウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項10】
前記ディープnウェルはp基板内に形成される、請求項9に記載の不揮発性メモリシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本出願は、2021年5月18日に出願された「Non-Volatile Memory Cell Array with Substrate Capable of Receiving Negative Voltage During Erase Operations」と題する米国仮特許出願第63/190,200号、及び2021年8月30日に出願された「Non-Volatile Memory Cell Array Formed in a P-Well in a Deep N-Well in a P-Substrate」と題する米国特許出願第17/461,981号の優先権を主張するものであり、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
(発明の分野)
p基板内のディープnウェル内のpウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイの多数の実施形態が開示される。消去動作中、負電圧がpウェルに印加され、アレイ内のセルを消去するのに必要なピーク正電圧を低減する。
【背景技術】
【0003】
異なるタイプの不揮発性メモリは、周知である。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5,029,130号(「’130号特許」)は、フラッシュメモリセルの一種である、スプリットゲート不揮発性メモリセルのアレイを開示する。このようなメモリセル110を図1に示す。それぞれのメモリセル110は、半導体基板12内に形成されたソース領域14及びドレイン領域16を含み、ソース領域14とドレイン領域16との間にはチャネル領域18がある。浮遊ゲート20は、チャネル領域18の第1の部分の上方に絶縁されて形成され(並びに、チャネル領域18の第1の部分の導電性を制御して)、ソース領域14の一部分の上方にかけて形成される。ワード線端子22(典型的には、ワード線に結合される)は、チャネル領域18の第2の部分の上方に絶縁されて配設される、(並びに、チャネル領域18の第2の部分の導電性を制御する)第1の部分と、浮遊ゲート20の上方で上に延在する第2の部分と、を有する。浮遊ゲート20及びワード線端子22は、ゲート酸化物によって基板12から絶縁されている。ビット線24はドレイン領域16に結合される。
【0004】
ワード線端子22に(基板12に対して)高圧正電圧を加えることによって、メモリセル110に対して消去が行われ(電子が浮遊ゲートから除去される)、これによって、浮遊ゲート20の電子は、浮遊ゲート20からワード線端子22までそれらの間にある絶縁体の中をファウラーノルドハイム(Fowler-Nordheim、FN)トンネリングを介して通過する。
【0005】
メモリセル110は、ワード線端子22に(基板12に対して)正電圧、及びソース領域14に正電圧を加えることによって、ホットエレクトロンによるソースサイド注入(source side injection、SSI)によって、プログラムされる(電子が浮遊ゲートに加えられる)。電子流は、ドレイン領域16からソース領域14に向かって流れる。電子は加速し、ワード線端子22と浮遊ゲート20との間の間隙に達すると、発熱する。熱せられた電子の一部は、浮遊ゲート20からの静電引力に起因して、浮遊ゲート20にゲート酸化物を介して注入される。
【0006】
メモリセル110は、ドレイン領域16及びワード線端子22に(基板12に対して)正の読み出し電圧を加える(ワード線端子の下方のチャネル領域18の部分をオンにする)ことによって、読み出される。浮遊ゲート20が正に帯電する(すなわち、電子を消去する)と、浮遊ゲート20の下方のチャネル領域18の部分も同様にオンになり、電流はチャネル領域18を流れ、これは、消去された状態つまり「1」の状態として検知される。浮遊ゲート20が負に帯電する(すなわち、電子でプログラムされる)と、浮遊ゲート20の下方のチャネル領域18の部分はほとんど又は完全にオフになり、電流はチャネル領域18を流れず(又はほとんど流れず)、これは、プログラムされた状態、すなわち「0」状態として検知される。
【0007】
表1は、読み出し動作、消去動作、及びプログラム動作を実行するためにメモリセル110の端子に印加することができる典型的な電圧/電流範囲を示す。
TIFF
2025118772000002.tif
34
128
【0008】
表1の電圧は、読み出し動作、消去動作、又はプログラム動作中に0Vが印加される基板12を基準としている。
【0009】
他の種類のフラッシュメモリセルとして、他のスプリットゲート型メモリセル構成も知られている。
【0010】
例えば、図2は、ソース領域14と、ドレイン領域16と、チャネル領域18の第1の部分の上方にある浮遊ゲート20と、チャネル領域18の第2の部分の上方にある選択ゲート22(典型的には、ワード線、WLに結合される)と、浮遊ゲート20の上方にある制御ゲート28と、ソース領域14の上方にある消去ゲート30と、を含む4ゲートメモリセル210を示す。この構成は、あらゆる目的のため参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6,747,310号に記載されている。ここで、全てのゲートは、浮遊ゲート20を除いて、非浮遊ゲートであり、つまり、それらは電圧源に電気的に接続される又は接続可能である。プログラミングは、浮遊ゲート20からの静電引力に起因して、浮遊ゲート20にゲート酸化物を介して注入されたチャネル領域18からの熱せられた電子によって実行される。消去は、電子が浮遊ゲート20から消去ゲート30へトンネリングすることによって実行される。
(【0011】以降は省略されています)

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