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公開番号
2025118874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025081656,2022519902
出願日
2025-05-15,2021-03-12
発明の名称
通信装置及び通信方法
出願人
ソニーグループ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
弁理士法人大同特許事務所
主分類
H04W
28/04 20090101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数のリンクのデータ取得成功可否情報を含んだ共通応答信号を送信する通信装置を提供する。
【解決手段】複数のリンクを用いて無線通信を行う通信装置は、複数のリンクで受信したパケットの取得成功可否を記憶するキャッシュ型の共通記憶部を有し、各リンクで受信したパケットに対して共通のデータ処理を行う共通データ処理部と、受信したパケットに対する応答信号の送信を制御する制御部を具備する。前記制御部は、前記共通記憶部が保持する取得成功可否情報に基づいて前記複数のリンクで受信した取得成功可否情報を含む共通応答信号を生成する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のリンクを用いて無線通信を行う通信装置であって、
前記複数のリンクで受信したパケットの取得成功可否を記憶するキャッシュ型の共通記憶部と、
個々のリンクで受信したパケットの取得成功可否情報を記憶する個別記憶部と、
受信したパケットに対する応答信号の送信を制御する制御部と、
を具備し、
前記制御部は、
前記共通記憶部及び前記個別記憶部が記憶する同じ送信者情報に関する取得成功可否情報に基づいて、前記共通記憶部の更新処理を行い、
前記共通記憶部が記憶する取得成功可否情報に基づいて前記複数のリンクで受信した取得成功可否情報を含む共通応答信号を生成し、
前記同じ送信者情報は、送信者アドレスとトラフィック識別子の組み合わせである、
通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術(以下、「本開示」とする)は、マルチリンクオペレーションを行う通信装置及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年におけるデータトラフィック増加に対応すべく、無線LAN(Local Area Network)におけるデータ容量の拡大とピークスループットの向上が求められている。1つの解決策として、複数の周波数帯域を同時に利用して通信を行うマルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation:MLO)(例えば、特許文献1を参照のこと)が注目を浴びており、IEEE802.11の次世代規格であるIEEE802.11beで規格化されることが期待されている。
【0003】
また、データ通信の高信頼性を達成するために自動再送要求(Automatic repeat-request:ARQ)技術が知られている。すなわち、データ受信者は受信したデータの取得成功可否情報を含んだ応答信号を返送し、データ送信者は、応答信号から取り出した取得成功可否情報に基づいてデータの再送を行う。通常、通信端末があるリンクで応答信号しようとする場合、その通信端末内でリンクに対応するMAC(Media Access Control)ブロックにおいて応答信号が生成されることが想定され、その応答信号には該当するリンクで受信したデータの取得成功可否情報のみが含まれる(言い換えれば、他のリンクにおけるデータの取得成功可否情報は含まれない)。このような想定では、例えばデータ送信者があるリンクで応答信号の受信に失敗した場合には、データ受信者はデータの受信に成功していたとしても、データ送信者はそのデータが正しく受信されなかったと判断して、データ受信者が既に取得済みのデータを再度送信してしまうという無駄が生じる。
【0004】
そこで、MLOにおけるARQ方式として、Common Block Ackと呼ばれる方式が提案されている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。この方式では、データ受信者は、同じリンクで受信したデータの取得成功可否情報に加えて、他のリンクで受信したデータの取得成功可否情報も含んだ応答信号であるCommon Block Ackをデータ送信者側に送信する。したがって、データ送信者は、あるリンクで応答信号の受信に失敗したとしても、他のリンクで応答信号の受信に成功していれば、応答信号の受信に失敗したリンクで送信したデータの取得成功可否情報を取得することが可能となり、無駄な再送を防ぐことができる。
【0005】
MLOでは、送信者は同じトラフィックのデータを複数のリンクに振り分けて送信する場合がある。Common Block Ack方式によれば、受信者は、1つのBlock Ack Sessionのデータの取得成功可否情報をまとめた応答信号を送信する。したがって、送信者は、リンク毎の個別の取得成功可否情報を含んだ個別の応答信号の受信に失敗したとしても、Block Ack Session全体の取得成功可否情報をまとめた共通の応答信号に成功していれば、無駄な再送を防ぐことができる。なお、ここで言うBlock Ack Sessionは、送信者(送信者アドレス)とトラフィック(Traffic Identifier:TID)の組み合わせからなる。本明細書では、送信者とTIDの組み合わせを「送信者情報」とも呼ぶことにする。
【0006】
一般に、データ受信者側では、データの取得成功可否情報の記憶には、「スコアボード」と呼ばれるメモリが使用される。非特許文献1では、Common Block Ackを生成するために、各リンクでの受信データの取得成功可否情報を記憶するCommon Scoreboardを使用する。しかしながら、非特許文献1に記載された提案内容では、Common Scoreboardは、Block Ack Session毎(すなわち、送信者とトラフィック識別子(TID)の組み合わせ毎)に固定したメモリ領域を割り当てる「Full-state型」で取得成功可否情報の管理を行うことを前提としており、記憶容量が大きく高価なメモリを実装する必要があるため、実装難易度が高くなることが懸念される。
【0007】
一方、リンク毎のデータの取得成功可否情報の記憶には、「Partial-state型」のスコアボードを用いるのが主流である。Partial-state型のスコアボードは、せいぜい1つのBlock Ack Session分の取得成功可否情報を一時的に記憶する、言わばキャッシュ型の小容量メモリである。すなわち、Partial state型のスコアボードでは、Full-state型のようにBlock Ack Session毎に固定したメモリ領域を割り当てず、該当するリンクで別のBlock Ack Sessionが開始すれば上書きされていく。
【0008】
上述したCommon Scoreboardも、Full-state型ではなくPartial-state型で管理すれば、記憶容量を削減でき、実装難易度を緩和することができる。しかしながら、Partial-state型ではせいぜい1つのBlock Ack Session分の取得成功可否情報の記憶しか保証されない。このため、更新タイミングや条件を規定しなければ、Common Scoreboardが別のセッションの情報で上書きされてしまうためCommon Block Ackを生成できないといった問題が生じかねない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-28746号公報
【非特許文献】
【0010】
IEEE802.11の公開寄書(20/0055r0、Multi-link Block Ack Architecture)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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