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公開番号2025119153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024013860
出願日2024-02-01
発明の名称情報処理装置及び情報処理プログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 40/279 20200101AFI20250806BHJP(計算;計数)
要約【課題】従来に比して、情報漏洩のリスクを低減した文章を生成することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】実施形態の情報処理装置は、第1音声データから第1テキスト情報を取得する第1取得部と、第1テキスト情報から予め定められた条件に該当する要素を秘匿情報として取り除く除去部と、秘匿情報を除去した第1テキスト情報を、第1テキスト情報の要約を指示するように機能付けられた大規模言語モデルに入力し、当該大規模言語モデルが生成した要約情報を取得する第2取得部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
第１音声データから第１テキスト情報を取得する第１取得部と、
前記第１テキスト情報から予め定められた条件に該当する要素を秘匿情報として取り除く除去部と、
前記秘匿情報を除去した第１テキスト情報を、前記第１テキスト情報の要約を指示するように機能付けられた大規模言語モデルに入力し、当該大規模言語モデルが生成した要約情報を取得する第２取得部と、
を備える、情報処理装置。
続きを表示（約 920 文字）【請求項２】
前記秘匿情報は、少なくとも顧客情報を含み、
前記顧客情報は、顧客の氏名と、電話番号と、メールアドレスと、前記顧客が所属する会社の屋号と、を含み、
前記要約情報は、当該要約情報の案件番号と、当該要約情報の作成日時と、前記第１テキスト情報に含まれる問合せ要件と、を含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記要約情報に相似する相似情報を抽出する抽出部と、を備え、
前記相似情報は、前記顧客が使用する機器の故障内容と、前記機器の使用方法と、前記故障内容、或いは、機器のクレーム内容と、に対して、相似する内容を含む、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記要約情報と、前記相似情報と、に対応するチェックリスト情報を取得する第３取得部と、を備え、
前記チェックリスト情報は、前記要約情報及び前記相似情報の内容を箇条書きに示したチェックリストである、
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
第２音声データから第２テキスト情報を取得する第４取得部と、
前記チェックリスト情報と、前記第２テキスト情報と、の要約を示す第２要約情報を取得する第５取得部と、を備える、
請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記第１テキスト情報と、前記チェックリスト情報に基づいて、前記チェックリストの進捗を管理する進捗管理情報を取得する第６取得部と、
請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項７】
情報処理装置のコンピュータを、
第１音声データから第１テキスト情報を取得する第１取得部と、
前記第１テキスト情報から予め定められた条件に該当する要素を秘匿情報として取り除く除去部と、
前記秘匿情報を除去した第１テキスト情報を、前記第１テキスト情報の要約を指示するように機能付けられた大規模言語モデルに入力し、当該大規模言語モデルが生成した要約情報を取得する第２取得部と、
して機能させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、大規模言語モデル（ＬＬＭ：ＬａｒｇｅＬａｎｇｕａｇｅＭｏｄｅｌ）と呼ばれるＡＩモデルを用いて、文章を自動作成する技術が提案されている。大規模言語モデルは、自然言語処理の分野において大規模コーパスで事前学習されたＡＩモデルであり、例えば、問合せ内容を記述したテキストが出力形態を指示する指示情報（プロンプトともいう）とともに入力されると、問合せ内容に関する回答文（以下、要約情報ともいう）を指示された形態で生成して出力するように機能付けられている。
【０００３】
ところで、サポートセンター等の業務では、顧客からの問合せを電話で受け付けて対応することが行われている。係る業務において、電話の音声データをテキスト化し、上述した大規模言語モデルに入力することで問合せ内容に関する要約情報を生成するようなことが想定される。
【０００４】
しかしながら、音声データには秘匿すべき情報が含まれる可能性がある。例えば、顧客の個人に関する顧客情報や、顧客が属する組織（会社等）に関する情報が含まれる場合がある。また、大規模言語モデルに入力されたテキストの、入力後の取り扱いについては不明確であることが多く、例えば再学習のために使用される可能性がある。
【０００５】
そのため、秘匿情報を含むテキストを不用意に大規模言語モデルに入力することは、秘匿情報の情報漏洩のリスクに繋がる場合があり、セキュリティの観点からさらなる改善の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明が解決しようとする課題は、従来に比して、情報漏洩のリスクを低減した文章を生成することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
実施形態の情報処理装置は、第１音声データから第１テキスト情報を取得する第１取得部と、第１テキスト情報から予め定められた条件に該当する要素を秘匿情報として取り除く除去部と、秘匿情報を除去した第１テキスト情報を、第１テキスト情報の要約を指示するように機能付けられた大規模言語モデルに入力し、当該大規模言語モデルが生成した要約情報を取得する第２取得部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す模式図である。
図２は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図３は、本実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図４は、本実施形態に係るチェックリスト情報の一例を示す模式図である。
図５は、本実施形態に係る報告情報の一例を示す模式図である。
図６は、本実施形態に係る情報処理装置の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図７は、本実施形態に係る情報処理装置の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図８は、本実施形態に係る情報処理装置の制御処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して、情報処理システムの実施形態について説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、及びいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更及び組み合わせを行うことができる。
【００１０】
図１は、実施形態に係る情報処理システム１０の概略構成を示す模式図である。情報処理システム１０は、音声入力装置１、情報処理装置２及び表示装置３を備えるシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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