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公開番号
2025119155
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013862
出願日
2024-02-01
発明の名称
光ファイバ伝送路及び光伝送方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04B
10/25 20130101AFI20250806BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】クロストークに起因する光ファイバ伝送路の監視精度の低下を抑制する。
【解決手段】
光ファイバ伝送路は、クラッドを共有する複数のコアからなる第1の光ファイバと、第1の光ファイバとクラッドを共有しない第2の光ファイバと、第1の光ファイバのコアと第2の光ファイバのコアとを結合する第1の結合回路と、を備え、結合回路は、第1の光ファイバのコアを伝搬する第1の光の戻り光を第2の光ファイバのコアに第2の光として結合させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クラッドを共有する複数のコアからなる第1の光ファイバと、
前記第1の光ファイバとクラッドを共有しない第2の光ファイバと、
前記第1の光ファイバのコアと前記第2の光ファイバのコアとを結合する第1の結合回路と、
を備え、
前記結合回路は、前記第1の光ファイバのコアを伝搬する第1の光の戻り光を前記第2の光ファイバのコアに第2の光として結合させる、
光ファイバ伝送路。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記戻り光は、前記第1の光が後方散乱され又は反射されることによって生じた光である、請求項1に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項3】
前記結合回路は、前記第1の光ファイバ内の複数のコア間における前記第1の光と前記戻り光との間のクロストークが抑制されるように前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバとを接続する、請求項1又は2に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項4】
前記第1の光ファイバ内の複数のコア間では、信号光同士のクロストークが抑制される通信方式が用いられる、請求項1又は2に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項5】
前記通信方式は、前記第1の光ファイバにおいて信号光を対向伝送させる方式を含む、請求項4に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項6】
前記第1の光は、前記光ファイバ伝送路の状態を監視するための監視光である、請求項1又は2に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項7】
前記第2の光ファイバはマルチコアファイバである、請求項1又は2に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項8】
前記第2の光ファイバはシングルコアファイバである、請求項1又は2に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項9】
前記結合回路は光カプラ及び反射器を備え、
前記光カプラは、前記第1の光を分岐し、分岐された前記第1の光を前記反射器に導くとともに、前記第1の光が前記反射器で反射された前記戻り光を前記第2の光として前記第2の光ファイバと結合させる、請求項1又は2に記載された光ファイバ伝送路。
【請求項10】
クラッドを共有する複数のコアからなる第1の光ファイバと、前記第1の光ファイバとクラッドを共有しない第2の光ファイバと、前記第1の光ファイバのコアと前記第2の光ファイバのコアとを結合する第1の結合回路と、を備える光ファイバ伝送路に用いられる光伝送方法であって、
前記第1の光ファイバのコアを伝搬する第1の光の戻り光を、前記第1の結合回路によって、前記第2の光ファイバのコアに第2の光として結合させる、
光伝送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバ伝送路等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
光伝送システムにおいて、急増するトラヒック需要を効率的に収容することを目的として、1本の光ケーブルの中に複数のコアが収容されたマルチコアファイバ(multicore-fiber、MCF)が用いられる場合がある。一方、光伝送システムの状態を監視する機器として、OTDR(optical time-domain reflectometer)装置が知られている。OTDR装置は、通常、光伝送システムの端局に設置される。OTDR装置は監視光を送信し、監視光により生じたレイリー散乱光を測定することによって、光ファイバ伝送路を監視できる。OTDR装置から出力される監視光を入力するコアを切り替えることによって、MCFのコアを1本ずつ監視できる。本開示に関連して、特許文献1には、マルチコア光ファイバのXT(クロストーク)の低減に関連する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/026486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
MCFを用いた光伝送システム(MCF伝送システム)においては、隣接する一方のコアを伝搬する光が他方のコアに漏洩するクロストーク(crosstalk)が発生する。コア間のクロストークには同方向クロストークと対向クロストークとがある。同方向クロストークは、2個のコアの間における、同一の方向に伝搬する光の間のクロストークである。対向クロストークは、2個のコアの間における、互いに逆方向に伝搬する光の間のクロストークである。同方向クロストークの大きさと対向クロストークの大きさを比較すると、一般に、対向クロストークの方が小さい。このため、MCF伝送システムのFP及びCPでは、クロストークによる伝送性能の劣化を抑えるために、2本のコアの光の伝搬方向が異なる伝送方式である対向伝送が用いられる場合が多い。
【0005】
しかしながら、OTDRを用いてMCFの監視を行うと、監視光による対向クロストークによって、レイリー散乱光にクロストーク光が重畳される場合がある。クロストーク光はOTDRにおいてはレイリー散乱光の雑音となるため、対向クロストークの影響によって、OTDRにおける監視結果の精度が低下する恐れがある。
【0006】
(開示の目的)
本開示は、クロストークに起因する光ファイバ伝送路の監視精度の低下を抑制するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る光ファイバ伝送路は、クラッドを共有する複数のコアからなる第1の光ファイバと、前記第1の光ファイバとクラッドを共有しない第2の光ファイバと、前記第1の光ファイバのコアと前記第2の光ファイバのコアとを結合する第1の結合回路と、を備え、前記結合回路は、前記第1の光ファイバのコアを伝搬する第1の光の戻り光を前記第2の光ファイバのコアに第2の光として結合させる。
【0008】
本開示に係る光伝送方法は、光ファイバ伝送路とOTDR(optical time-domain reflectometer)装置とを備えた光ファイバ伝送システムで用いられる光伝送方法であって、前記光ファイバ伝送路は、クラッドを共有する複数のコアからなる第1の光ファイバと、前記第1の光ファイバとクラッドを共有しない第2の光ファイバと、前記第1の光ファイバのコアと前記第2の光ファイバのコアとを結合する第1の結合回路と、を備え、
前記結合回路によって、前記第1の光ファイバのコアを伝搬する第1の光の戻り光を前記第2の光ファイバのコアに第2の光として結合させ、前記OTDR装置によって、前記第1の光ファイバに前記第1の光を送信し、前記第2の光ファイバから前記第2の光を受信する、手順を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る技術は、クロストークに起因する光ファイバ伝送路の監視精度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
光ファイバ伝送路の構成例を示す図である。
一般的な技術を用いて、光ファイバを監視した結果の例を示す図である。
コア間クロストークの影響が少ない場合に、光ファイバを監視した結果の例を示す図である。
光ファイバ伝送路の構成例を示す図である。
光ファイバ伝送路の構成例を示す図である。
光ファイバ伝送路の構成例を示す図である。
光ファイバ伝送システムの構成例を示す図である。
光ファイバ伝送システムにおける監視光及びレイリー散乱光の伝搬の例を示す図である。
光ファイバ伝送システムにおけるクロストーク光の伝搬の例を説明する図である。
光ファイバ伝送システムの構成例を示す図である。
光ファイバ伝送システムの構成例を示す図である。
光ファイバ伝送路を監視する一般的な構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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