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公開番号2025120430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025098622,2022204511
出願日2025-06-12,2022-12-21
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/204 20210101AFI20250807BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電モジュールで発生した熱が他の蓄電モジュールに与える影響を小さくする。
【解決手段】本開示に基づく蓄電装置1は、複数の蓄電モジュール10と、収容ケース20と、プレート30と、遮蔽プレート40と、熱伝導部材50とを備える。複数の蓄電モジュール10は、上下方向に直交する第1方向D1に沿って並んで配置されている。収容ケース20は、アッパーケース21およびロアケース22を含み、複数の蓄電モジュール10を収容している。プレート30は、収容ケース20内において複数の蓄電モジュール10の上方に配置されている。遮蔽プレート40は、プレート30に固定され、複数の蓄電モジュール10の間に配置されている。熱伝導部材50は、遮蔽プレート40とロアケース22との間に配置され、遮蔽プレート40より熱伝導率が高い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に直交する第1方向に沿って並んで配置された複数の蓄電モジュールと、
アッパーケースおよびロアケースを含み、前記複数の蓄電モジュールを収容する収容ケースと、
前記収容ケース内において前記複数の蓄電モジュールの上方に配置されたプレートと、
前記プレートに固定され、前記複数の蓄電モジュールの間に配置された遮蔽プレートと、
前記遮蔽プレートと前記ロアケースとの間に配置された熱伝導部材とを備え、
前記熱伝導部材は、前記遮蔽プレートより低い剛性を有する、蓄電装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記遮蔽プレートは、締結部材により前記プレートに固定されており、
前記遮蔽プレートと上下方向において重なる位置であって、前記プレートと前記アッパーケースとの間の位置には、前記締結部材とは異なる他の部品が配置されていない、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記熱伝導部材は、上下方向に圧縮された状態で配置されており、
前記遮蔽プレートのうち熱伝導部材側を向いている部分は、前記熱伝導部材からの反力によって、水平方向において前記ロアケースに固定されている、請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-155367号公報(特許文献1)には、従来の蓄電装置が開示されている。この蓄電装置は、上下方向と直交する第1方向に沿って並んで配置された複数の蓄電モジュールと、アッパーケースおよびロアケースを含み、複数の蓄電モジュールを収容する収容ケースと、複数の蓄電モジュールの上方に配置され、第1方向に沿って延在するプレートと、ロアケースに固定され、プレートを支持する複数の支持部材とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-155367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の蓄電装置においては、蓄電モジュールが、ロアケースとプレートと支持部材とに囲まれているため、蓄電モジュールで発生した熱が収容ケース内にこもりやすい。このため、ある蓄電モジュールで発生した熱が、他の蓄電モジュールの性能に影響を与える可能性がある。
【0005】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄電モジュールで発生した熱が他の蓄電モジュールに与える影響を小さくできる蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電装置は、複数の蓄電モジュールと、収容ケースと、プレートと、遮蔽プレートと、熱伝導部材とを備える。複数の蓄電モジュールは、上下方向に直交する第1方向に沿って並んで配置されている。収容ケースは、アッパーケースおよびロアケースを含み、複数の蓄電モジュールを収容している。プレートは、収容ケース内において複数の蓄電モジュールの上方に配置されている。遮蔽プレートは、プレートに固定され、複数の蓄電モジュールの間に配置されている。熱伝導部材は、遮蔽プレートとロアケースとの間に配置され、遮蔽プレートより熱伝導率が高い。
【0007】
本開示に基づく蓄電装置においては、遮蔽プレートにより、蓄電モジュールで発生した熱が隣の他の蓄電モジュールに直接伝わることが抑制される。また、遮蔽プレートに伝わった熱は、熱伝導部材を介してロアケースに伝導して、収容ケース外に容易に放熱される。よって、蓄電モジュールで発生した熱が収容ケース内にこもることが抑制される。このようにして、蓄電モジュールで発生した熱が他の蓄電モジュールに与える影響を小さくできる。
【0008】
本開示に基づく蓄電装置においては、熱伝導部材が、遮蔽プレートより低い剛性を有し、上下方向に圧縮された状態で配置されており、遮蔽プレートのうち熱伝導部材側を向いている部分が、熱伝導部材からの反力によって、水平方向においてロアケースに固定されていることが好ましい。
【0009】
上記の蓄電装置においては、蓄電モジュールの上方に位置するプレートが、熱伝導部材および遮蔽プレートによってしっかりと支持される。そして、収容ケース(ロアケース)の上下方向の振動が熱伝導部材を介して遮蔽プレートに伝わるときには、剛性の比較的低い熱伝導部材の変形により、収容ケースの振動が熱伝導部材において減衰する。よって、遮蔽プレートの振動が抑制され、ひいては、蓄電モジュールの上方に位置するプレートの振動も抑制される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、蓄電モジュールで発生した熱が他の蓄電モジュールに与える影響を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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