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公開番号2025112610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006939
出願日2024-01-19
発明の名称接続構造
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社CDSI,トヨタ自動車北海道株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01M 8/02 20160101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料電池セルのそれぞれの接続構造において、独立した電気的接続を簡素な構造で実現する。
【解決手段】燃料電池スタックを構成する複数のセルのそれぞれに独立した電気的接続を形成するための接続構造であって、複数のセルにそれぞれ取り付けられる複数の支持部材と、複数の支持部材に亘って取り付けられ、複数のセルのそれぞれと接触する異方導電性部材と、複数の支持部材に亘って取り付けられ、複数のセルとの間に異方導電性部材を挟持する基板とを備える。異方導電性部材では、各々が複数のセルと基板との対向方向に延びるとともに、互いに電気的に絶縁された複数の導電経路が、複数のセルの積層方向に沿って配列されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池スタックを構成する複数のセルのそれぞれに独立した電気的接続を形成するための接続構造であって、
前記複数のセルにそれぞれ取り付けられる複数の支持部材と、
前記複数の支持部材に亘って取り付けられ、前記複数のセルのそれぞれと接触する異方導電性部材と、
前記複数の支持部材に亘って取り付けられ、前記複数のセルとの間に前記異方導電性部材を挟持する基板と、
を備え、
前記異方導電性部材では、各々が前記複数のセルと前記基板との対向方向に延びるとともに、互いに電気的に絶縁された複数の導電経路が、前記複数のセルの積層方向に沿って配列されている、
接続構造。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記基板は、フレキシブル基板であり、
前記複数の支持部材のそれぞれには、前記フレキシブル基板を通過して延びる少なくとも一つの突起が設けられており、
前記複数の支持部材の突起には、前記フレキシブル基板を前記異方導電性部材に向けて押圧する押さえ部材が取り付けられている、請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
前記複数の支持部材のそれぞれは、前記少なくとも一つ突起として、前記異方導電性部材の一方側に位置する突起と、前記異方導電性部材の他方側に位置する突起とを含む、請求項2に記載の接続構造。
【請求項4】
前記フレキシブル基板には、前記複数の支持部材の配列に合わせてスリットが形成されている、請求項2又は3に記載の接続構造。
【請求項5】
前記複数の支持部材は、前記複数のセルにそれぞれ取り付けられたときに、前記異方導電性部材を収容する溝を形成し、
前記複数の支持部材の各々には、前記溝の底面に、前記セルを露出させる開口が形成されている、請求項1に記載の接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、燃料電池スタックを構成する複数のセルのそれぞれに独立した電気的接続を形成するための接続構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、燃料電池セルが記載されている。この燃料電池では、燃料電池スタックの発電状態を監視するために、セルモニタが用意されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-119717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
セルモニタといった機器を、燃料電池スタックに接続するためには、燃料電池スタックを構成する複数のセルのそれぞれに、独立した電気的接続を形成するための接続構造が必要とされる。本明細書では、このような接続構造を簡素な構造で実現し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、燃料電池スタックを構成する複数のセル(詳しくは、燃料電池セル)のそれぞれに独立した電気的接続を形成するための接続構造に具現化される。この接続構造は、複数のセルにそれぞれ取り付けられる複数の支持部材と、複数の支持部材に亘って取り付けられ、複数のセルのそれぞれと接触する異方導電性部材と、複数の支持部材に亘って取り付けられ、複数のセルとの間に異方導電性部材を挟持する基板とを備える。異方導電性部材では、各々が複数のセルと基板との対向方向に沿って延びるとともに、互いに電気的に絶縁された複数の導電経路が、前記複数のセルの積層方向に沿って配列されている。
【0006】
上記の構成では、複数のセルと基板との間に、異方導電性部材が配置されている。異方導電性部材では、互いに独立した複数の導電経路が、前記複数のセルの積層方向に沿って配列されている。このような構成によると、複数のセルを、基板に設けられた複数の接点へ、単一又は少数の異方導電性部材を用いて個別に接続することができる。
【0007】
本技術の一実施形態において、基板は、フレキシブル基板であってもよい。複数の支持部材のそれぞれには、フレキシブル基板を通過して延びる少なくとも一つの突起が設けられていてもよい。そして、その少なくとも一つの突起には、フレキシブル基板を異方導電性部材に向けて押圧する押さえ部材が取り付けられていてもよい。このような構成によると、フレキシブル基板が柔軟性を有することにより、複数のセルの間で寸法誤差が存在する場合でも、複数のセル及び基板のそれぞれを、異方導電性部材へ確実に接触させることができる。
【0008】
上記した実施形態において、複数の支持部材のそれぞれは、前記した少なくとも一つ突起として、異方導電性部材の一方側に位置する突起と、異方導電性部材の他方側に位置する突起とを含んでもよい。このような構成によると、異方導電性部材を跨いだ二箇所において、支持部材と押え部材とが互いに固定される。これにより、フレキシブル基板と異方導電性部材との間で確実な接触を図ることができる。
【0009】
本技術の一実施形態において、フレキシブル基板には、複数の支持部材の配列に合わせてスリットが形成されてもよい。このような構成によると、フレキシブル基板がさらなる柔軟性を有することにより、フレキシブル基板と異方導電性部材との間でより確実な接触を図ることができる。
【0010】
本技術の一実施形態において、複数の支持部材は、複数のセルにそれぞれ取り付けられたときに、異方導電性部材を収容する溝を形成してもよい。この場合、複数の支持部材の各々には、溝の底面に、セルを露出させる開口が形成されてもよい。このように、異方導電性部材を保持する複数の支持部材が、複数のセルに対して互いに独立して取り付けられる構成であると、隣接する二つのセルの間隔に製造上の誤差が存在する場合でも、複数のセルのそれぞれと異方導電性部材との間で、確実な接触を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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