TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025149628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050381
出願日2024-03-26
発明の名称ステアリング装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B62D 1/06 20060101AFI20251001BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】発熱体としてカーボンナノチューブを用いつつ、発熱体の組み付け性の悪化を抑制することができるステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール10は、操舵時に運転者Mに把持される把持部1と、把持部1の内部に設けられたヒータ層1cであって、可撓性を有する基材21と、基材21上に担持され、通電することにより発熱するカーボンナノチューブ22とを有するヒータ層1cと、カーボンナノチューブ22を通電させる電極部24とを備える。基材21上のカーボンナノチューブ22は複数の開口部22cを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
移動体に搭載されるステアリング装置において、
操舵時に運転者に把持される把持部と、
前記把持部の内部に設けられたヒータ層であって、可撓性を有する基材と、前記基材上に担持され、通電することにより発熱するカーボンナノチューブとを有するヒータ層と、
前記カーボンナノチューブを通電させる電極部と、
を備え、
前記基材上の前記カーボンナノチューブは、複数の開口部を有することを特徴とするステアリング装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記基材上の前記カーボンナノチューブは、前記把持部の周方向に沿って線状に延びる複数の第1線状部を有し、複数の前記第1線状部は前記開口部を形成するように前記把持部の回転方向に沿って間隔を空けて並んでいることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項3】
前記基材上の前記カーボンナノチューブは、前記第1線状部と交差するように前記回転方向に沿って線状に延びる複数の第2線状部を有し、複数の前記第2線状部は前記開口部を形成するように前記周方向に沿って間隔を空けて並んでいることを特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。
【請求項4】
前記電極部の陽極と陰極は、前記把持部の周方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
【請求項5】
移動体に搭載されるステアリング装置において、
操舵時に運転者に把持される把持部と、
前記把持部の内部に設けられたヒータ層であって、可撓性を有する基材と、前記基材上に担持され、通電することにより発熱するカーボンナノチューブとを有するヒータ層と、
前記カーボンナノチューブを通電させる電極部と、
を備え、
前記基材上の前記カーボンナノチューブは、第1の領域と、前記第1の領域より厚みが薄い第2の領域とを有することを特徴とするステアリング装置。
【請求項6】
前記第1の領域は、前記把持部の周方向に沿って線状に延びる複数の第1線状部を有し、複数の前記第1線状部は前記第2の領域を間に挟むように前記把持部の回転方向に沿って間隔を空けて並んでいることを特徴とする請求項5に記載のステアリング装置。
【請求項7】
前記第1の領域は、前記第1線状部と交差するように前記回転方向に沿って線状に延びる複数の第2線状部を有し、複数の前記第2線状部は前記第2の領域を間に挟むように前記周方向に沿って間隔を空けて並んでいることを特徴とする請求項6に記載のステアリング装置。
【請求項8】
前記電極部の陽極と陰極は、前記把持部の周方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のステアリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者が把持する把持部の内部に発熱体を備えるステアリング装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から冬季の寒さ対策として、特許文献1に記載のように、ステアリング装置としてのステアリングホイールにおける運転者が把持する把持部の内部に、通電することによって発熱する発熱体を有するヒータ層を設ける構成が知られている。特許文献1に記載の発熱体は、樹脂製の基材上に設けられた金属製のヒータ線で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-002101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カーボンナノチューブは軽量且つ導電性や熱伝導性や遠赤外線の輻射熱効果に優れた材料であるため、発熱体として金属を使用する代わりに、カーボンナノチューブを使用する構成が考えられる。しかしカーボンナノチューブは硬い素材である。そのため、例えば単に基材上にカーボンナノチューブを一様に担持させて把持部に組み付ける場合、基材を曲げて把持部の曲面に沿わせる際にカーボンナノチューブが割れる等、発熱体の組み付け性が悪化するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、発熱体としてカーボンナノチューブを用いつつ、発熱体の組み付け性の悪化を抑制することができるステアリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係るステアリング装置の代表的な構成は、移動体に搭載されるステアリング装置において、操舵時に運転者に把持される把持部と、前記把持部の内部に設けられたヒータ層であって、可撓性を有する基材と、前記基材上に担持され、通電することにより発熱するカーボンナノチューブとを有するヒータ層と、前記カーボンナノチューブを通電させる電極部と、を備え、前記基材上の前記カーボンナノチューブは、複数の開口部を有することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ステアリング装置において、発熱体としてカーボンナノチューブを用いつつ、発熱体の組み付け性の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ステアリングホイールを搭載した車両の運転席の周囲を左側から見た図である。
ステアリングホイールの正面図である。
ステアリングホイールの把持部の断面図である。
把持部のヒータ層の斜視概略図である。
ヒータ層を平らに展開した展開図である。
ヒータ層の断面図である。
ヒータ層を平らに展開した展開図である。
ヒータ層の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置について図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
図1は、ステアリング装置としてのステアリングホイール10を搭載した車両50(移動体)の運転席59の周囲を左側から見た図であり、運転席59に着座する運転者Mを二点鎖線で示している。図2は、ステアリングホイール10の正面図であり、内部構成を見やすくするためにアッパカバー3xを透明化して外形線のみを二点鎖線で示している。図3は、ステアリングホイール10の把持部1を図2に示すA1-A1断面で切断した断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

豊田合成株式会社
殺菌装置
22日前
豊田合成株式会社
着座装置
24日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
8日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
15日前
豊田合成株式会社
半導体素子
1か月前
豊田合成株式会社
ガラスラン
8日前
豊田合成株式会社
車両用外装品
8日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
8日前
豊田合成株式会社
機器制御装置
8日前
豊田合成株式会社
車両用内装品
10日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
1か月前
豊田合成株式会社
樹脂成形装置
16日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
22日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
22日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2日前
豊田合成株式会社
車両用内装品
10日前
豊田合成株式会社
空調用レジスタ
9日前
豊田合成株式会社
空調用レジスタ
9日前
豊田合成株式会社
空調用レジスタ
9日前
豊田合成株式会社
電動液体ポンプ
8日前
豊田合成株式会社
電動液体ポンプ
8日前
豊田合成株式会社
電動液体ポンプ
8日前
豊田合成株式会社
電動液体ポンプ
8日前
豊田合成株式会社
電動液体ポンプ
8日前
豊田合成株式会社
立体エアバッグ
23日前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
2日前
豊田合成株式会社
立体エアバッグ
8日前
豊田合成株式会社
車両の音出力装置
12日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
3日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
3日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
2日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
4日前
豊田合成株式会社
把持検知システム
8日前
豊田合成株式会社
把持検知システム
4日前
豊田合成株式会社
コンソールボックス
10日前
豊田合成株式会社
コンソールボックス
10日前
続きを見る