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公開番号2025121226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016544
出願日2024-02-06
発明の名称車両のタックイン特性の評価方法。
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01M 17/02 20060101AFI20250812BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡易かつ精度よく車両のタックイン特性を評価することができる。
【解決手段】車両のタックイン特性の評価方法である。車両を走行させて走行中の車両の状態を計測する第2ステップS2を含む。第2ステップS2は、定常円旋回ステップS21と、定常円旋回の状態から、車両にタックインを誘発させる減速ステップS22と、定常円旋回ステップS21から減速ステップS22に亘ってヨーレートを計測するステップS23と、ヨーレートに基づいて車両のタックイン特性を評価する評価ステップS24と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のタックイン特性の評価方法であって、
タイヤが装着された車両を準備する第1ステップと、
前記車両を走行させて走行中の前記車両の状態を計測する第2ステップとを含み、
前記第2ステップは、
前記車両の操舵角を一定にして、一定速度で定常円旋回走行させる定常円旋回ステップと、
前記定常円旋回の状態から、前記操舵角を維持しつつ前記車両に前後方向の減速度を与えて前記車両にタックインを誘発させる減速ステップと、
前記定常円旋回ステップから前記減速ステップに亘って前記車両の少なくともヨーレートを計測するステップと、
前記ヨーレートに基づいて前記車両のタックイン特性を評価する評価ステップと、
を含む、車両のタックイン特性の評価方法。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記定常円旋回中の前記車両の横方向加速度は、前記タイヤの限界の横方向加速度以下である、請求項1に記載の車両のタックイン特性の評価方法。
【請求項3】
前記車両の横方向加速度は、8~11m/s

の範囲である、請求項2に記載の車両のタックイン特性の評価方法。
【請求項4】
前記定常円旋回走行中の旋回半径は、60~120mの範囲である、請求項1に記載の車両のタックイン特性の評価方法。
【請求項5】
前記減速度は、1.96m/s

以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両のタックイン特性の評価方法。
【請求項6】
前記減速ステップは、前記車両をアクセルオフする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両のタックイン特性の評価方法。
【請求項7】
前記計測するステップでは、さらに、前記車両の速度、前記車両の操舵角、前記車両の前後方向加速度、前記車両の横方向加速度、又は、前記車両のアクセル開度の少なくとも1つが計測される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両のタックイン特性の評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のタックイン特性の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、第1地点から第2地点まで車両を加速走行させるステップと、第1地点での操舵角α1と第2地点での操舵角α2とを測定するステップと、操舵角の差(α2-α1)に基づいて操舵特性を評価するタイヤの評価方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-172731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、旋回走行において、車両が旋回内側に回り込むような、いわゆるタックインを回避することが強く要請されている。このため、車両のタックイン特性を簡易かつ精度よく評価できる方法が求められている。
【0005】
本発明は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、簡易かつ精度よく車両のタックイン特性を評価することができる車両の評価方法を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両のタックイン特性の評価方法であって、タイヤが装着された車両を準備する第1ステップと、前記車両を走行させて走行中の前記車両の状態を計測する第2ステップとを含み、前記第2ステップは、前記車両の操舵角を一定にして、一定速度で定常円旋回走行させる定常円旋回ステップと、前記定常円旋回の状態から、前記操舵角を維持しつつ前記車両に前後方向の減速度を与えて前記車両にタックインを誘発させる減速ステップと、前記定常円旋回ステップから前記減速ステップに亘って前記車両の少なくともヨーレートを計測するステップと、前記ヨーレートに基づいて前記車両のタックイン特性を評価する評価ステップと、を含む、車両のタックイン特性の評価方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤの評価方法は、上記の構成を採用することで、簡易かつ精度よく車両のタックイン特性を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は、本発明のタイヤの評価方法を示すフローチャートであり、(b)は、第2ステップを示すフローチャートである。
本発明の評価方法に用いられる車両の一例を示す模式図である。
定常円旋回ステップを説明するための模式図である。
タイヤAが装着された車両及びタイヤBが装着された車両の走行軌跡を示す模式図である。
タイヤAが装着された車両のヨーレート及び速度の時系列的な計測結果を示すグラフである。
タイヤBが装着された車両のヨーレート及び速度の時系列的な計測結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1(A)は、本発明の車両のタックイン特性の評価方法(以下、単に「評価方法」ということがある。)を示すフローチャートである。本明細書では、タックイン特性が良いとは、旋回走行において、旋回内側に回り込み過ぎないような走行となる車両の性能をいい、タックイン特性が悪いとは、旋回走行において、旋回内側に回り込み過ぎるような走行となる車両の性能をいう。換言すると、タックイン特性が良い車両は、安定した旋回走行が可能な車両であり、タックイン特性が悪い車両は、旋回走行が不安定となりやすい車両を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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