TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025114075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008503
出願日2024-01-24
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 9/30 20060101AFI20250729BHJP(車両一般)
要約【課題】トレッドの振動による放射音を抑制すると共に、ユニフォミティの低下を抑える。
【解決手段】空気入りタイヤ2は、路面と接触するトレッド面22を有するトレッド4と、トレッド4の径方向内側に位置するベルト14と、ベルト14の軸方向の端部を覆うエッジバンド17と、を有する。ベルト14は、赤道面CLを通過して設けられた第一ベルトプライ61と、第一ベルトプライ61の径方向外側に位置する第二ベルトプライ62と、を有する。第二ベルトプライ62は、その軸方向の中心623が軸方向第一側に偏って設けられている。エッジバンド17は、軸方向第二側のみに設けられ、第一ベルトプライ61の軸方向第二側の端612を覆う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
路面と接触するトレッド面を有するトレッドと、
前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、
前記ベルトの軸方向の端部を覆うエッジバンドと、
を有し、
前記ベルトは、赤道面を通過して設けられた第一ベルトプライと、前記第一ベルトプライの径方向外側に位置する第二ベルトプライと、を有し、
前記第二ベルトプライは、その軸方向の中心が軸方向第一側に偏って設けられ、
前記エッジバンドは、軸方向第二側のみに設けられ、前記第一ベルトプライの軸方向第二側の端を覆う、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第一ベルトプライの軸方向寸法がW1であり、
前記第二ベルトプライの軸方向寸法がW2であり、
前記第一ベルトプライの軸方向第一側の端から前記第二ベルトプライの軸方向第一側の端までの軸方向寸法がS1であり、
前記第一ベルトプライの軸方向第二側の端から前記第二ベルトプライの軸方向第二側の端までの軸方向寸法がS2である場合に、
W1>W2
W2/W1は、0.2以上、0.7以下
S2/S1は、2.0以上、8.0以下
である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記エッジバンドの軸方向寸法は、0.1×S2以上、0.6×S2以下である、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記エッジバンドは、アラミド繊維を含むバンドコードを有し、
前記第一ベルトプライは、前記第二ベルトプライよりも軸方向寸法が大きく、
前記第一ベルトプライの軸方向第二側の端から前記第二ベルトプライの軸方向第二側の端までの軸方向寸法がS2である場合に、
前記エッジバンドの軸方向寸法は、0.1×S2以上、0.2×S2以下である、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記エッジバンドは、ナイロン繊維を含むバンドコードを有し、
前記第一ベルトプライは、前記第二ベルトプライよりも軸方向寸法が大きく、
前記第一ベルトプライの軸方向第二側の端から前記第二ベルトプライの軸方向第二側の端までの軸方向寸法がS2である場合に、
前記エッジバンドの軸方向寸法は、0.5×S2以上、0.6×S2以下である、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記第一ベルトプライ及び前記第二ベルトプライのうちの一方又は双方の50mm幅の引張強度は、28000N以上であり、
前記エッジバンドは、アラミド繊維を含むバンドコードを有する、
請求項1又は請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記第一ベルトプライ及び前記第二ベルトプライのうちの一方又は双方の50mm幅の引張強度は、20500N以下であり、
前記エッジバンドは、ナイロン繊維を含むバンドコードを有する、
請求項1又は請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
軸方向第一側が、車両装着方向の内側となる、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記トレッドは、前記トレッド面に複数の溝が周方向に沿って刻まれることにより、軸方向両外側に位置する二つのショルダー陸部と、前記二つのショルダー陸部の間に位置する一つ又は複数のセンター陸部と、を有し、
前記エッジバンドの軸方向内側の端と軸方向第二側の前記ショルダー溝との距離の、軸方向第二側の前記ショルダー陸部の軸方向寸法に対する比は、0.2以上、0.6以下である、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記第一ベルトプライの軸方向寸法がW1であり、
前記第二ベルトプライの軸方向寸法がW2である場合に、
W1>W2
W2/W1は0.2未満、又は、W2/W1は0.7よりも大きい、
請求項1に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤは、トレッドと、トレッドの径方向内側に位置するベルトとを有する。特許文献1に、トレッドの振動による放射音を抑制することを目的とする空気入りタイヤが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-159740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている空気入りタイヤの場合、ベルトは、軸方向に長い第一ベルトプライと、軸方向に短い第二ベルトプライとを有する。第二ベルトプライは、軸方向第一側(軸方向一方側)に偏って設けられている。ベルトの剛性は、軸方向第一側と、その反対側となる軸方向第二側とで異なり、トレッドにおいて軸方向第一側と軸方向第二側とで振動のモードが異なる。その結果、トレッドの振動による放射音を抑制することが可能となる。
【0005】
第二ベルトプライは、軸方向第一側に偏って設けられていることから、トレッドの軸方向第二側の剛性が低下する。このため、トレッド面に局所的な膨らみが生じ、空気入りタイヤのユニフォミティが低下する。
本発明の目的は、トレッドの振動による放射音を抑制することが可能であると共に、ユニフォミティの低下を抑えることが可能となる空気入りタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る空気入りタイヤは、路面と接触するトレッド面を有するトレッドと、前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、前記ベルトの軸方向の端部を覆うエッジバンドと、を有し、前記ベルトは、赤道面を通過して設けられた第一ベルトプライと、前記第一ベルトプライの径方向外側に位置する第二ベルトプライと、を有し、前記第二ベルトプライは、その軸方向の中心が軸方向第一側に偏って設けられ、前記エッジバンドは、軸方向第二側のみに設けられ、前記第一ベルトプライの軸方向第二側の端を覆う。
【発明の効果】
【0007】
本発明の空気入りタイヤによれば、トレッドの振動による放射音を抑制することが可能であると共に、ユニフォミティの低下を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部を示す断面図である。
図1に示すタイヤの平面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔本発明の実施形態の詳細〕
以下、図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明は説明される。
【0010】
本発明の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する。)はリムに組まれる。タイヤの内部に空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
タイヤレバー
14日前
個人
ホイルのボルト締結
1か月前
個人
ルーフ付きトライク
5日前
日本精機株式会社
表示装置
12日前
個人
車両通過構造物
15日前
日本精機株式会社
表示装置
12日前
日本精機株式会社
表示装置
12日前
個人
乗合路線バスの客室装置
27日前
個人
車両用スリップ防止装置
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
1か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
9日前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
1か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
27日前
個人
音声ガイド、音声サービス
20日前
株式会社ニフコ
保持装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
5日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本無線株式会社
取付金具
21日前
極東開発工業株式会社
車両
12日前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
16日前
AGC株式会社
車両用窓ガラス
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
電動車両
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
12日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
収容装置
今日
トヨタ自動車株式会社
制御装置
1か月前
豊田合成株式会社
下肢保護装置
7日前
株式会社東洋シート
車両用シート構造
1か月前
先進モビリティ株式会社
慣性航法
5日前
テスコム株式会社
管運搬車
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
スズキ株式会社
車両前部構造
22日前
住友建機株式会社
燃料タンク
1か月前
続きを見る