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公開番号2025121519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016953
出願日2024-02-07
発明の名称防眩性基板及びその製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類G02B 5/02 20060101AFI20250813BHJP(光学)
要約【課題】外光の映り込みの抑制と、視覚的な明瞭性の劣化の抑制とを両立させることができ、視認性に優れる、防眩性基板を提供する。
【解決手段】本発明に係る防眩性基板1は、主面(第1の主面1a)を有し、主面において防眩性を有する防眩性基板であって、ガラス基板を備える。厚みが0.05mm以上、1mm以下であり、主面における少なくとも一部に凹凸部2が設けられており、凹凸部2における輪郭曲面の算術平均高さSaが0.1μm以上、0.5μm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主面を有し、前記主面において防眩性を有する防眩性基板であって、
ガラス基板を備え、
厚みが0.05mm以上、1mm以下であり、
前記主面における少なくとも一部に凹凸部が設けられており、前記凹凸部における輪郭曲面の算術平均高さSaが0.1μm以上、0.5μm以下である、防眩性基板。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記ガラス基板のみからなる、請求項1に記載の防眩性基板。
【請求項3】
前記ガラス基板が無アルカリガラスからなる、請求項1に記載の防眩性基板。
【請求項4】
前記凹凸部における輪郭曲面のクルトシスSkuが0以上である、請求項1に記載の防眩性基板。
【請求項5】
前記凹凸部における輪郭曲面のスキューネスSskが0未満である、請求項1に記載の防眩性基板。
【請求項6】
医療用のディスプレイのカバー部材に用いられる、請求項1に記載の防眩性基板。
【請求項7】
展示物の保護用のケースに用いられる、請求項1に記載の防眩性基板。
【請求項8】
請求項1に記載の防眩性基板を製造する製造方法であって、
前記ガラス基板を含み、主面を有する基板を用意する工程と、
前記基板の厚みを、0.05mm以上、1mm以下に調整する工程と、
前記基板の前記主面に、輪郭曲面の算術平均高さSaが0.1μm以上、0.5μm以下となるように、前記凹凸部を形成する工程と、
を備える、防眩性基板の製造方法。
【請求項9】
前記基板が前記ガラス基板のみからなる、請求項8に記載の防眩性基板の製造方法。
【請求項10】
前記基板の前記主面が前記ガラス基板の前記主面であり、
前記ガラス基板の前記主面にフロスト処理を行うことにより、前記凹凸部を形成する、請求項8に記載の防眩性基板の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩性を有する基板である防眩性基板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
カバーガラス等のカバー部材は、携帯電話機、タブレット端末、テレビやデジタルサイネージ等のディスプレイに広く用いられている。このようなディスプレイの視認性は、外光の映り込みなどにより劣化することがある。そのため、ディスプレイの視認性を高める様々な試みがなされている。例えば、下記の特許文献1には、透明基材にアンチグレア層が設けられたガラス物品が開示されている。アンチグレア層を設けることにより、ガラス物品における外光の映り込みの抑制が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-106014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンチグレア層を設けたガラス物品を、カバーガラスとしてディスプレイやケースに用いた場合、外光の映り込みは抑制される。しかしながら、ガラス物品を通して見える像の明瞭性、すなわち解像度が低下したり、ぎらつきが目立ち易くなったりすることがある。
【0005】
本発明の目的は、外光の映り込みの抑制と、視覚的な明瞭性の劣化の抑制とを両立させることができ、視認性に優れる、防眩性基板及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する防眩性基板の各態様について説明する。
【0007】
本発明の態様1に係る防眩性基板は、主面を有し、前記主面において防眩性を有する防眩性基板であって、ガラス基板を備え、厚みが0.05mm以上、1mm以下であり、前記主面における少なくとも一部に凹凸部が設けられており、前記凹凸部における輪郭曲面の算術平均高さSaが0.1μm以上、0.5μm以下であることを特徴としている。
【0008】
態様2の防眩性基板は、態様1において、前記ガラス基板のみからなることが好ましい。
【0009】
態様3の防眩性基板は、態様1または態様2において、前記ガラス基板が無アルカリガラスからなることが好ましい。
【0010】
態様4の防眩性基板は、態様1~態様3のいずれか1つの態様において、前記凹凸部における輪郭曲面のクルトシスSkuが0以上であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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