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公開番号2025119172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024013889
出願日2024-02-01
発明の名称虹発生用プリズム
出願人株式会社公洋商事
代理人個人,個人
主分類G02B 5/04 20060101AFI20250806BHJP(光学)
要約【課題】容易に虹の形を変更可能な虹発生用プリズムを提供する。
【解決手段】本発明の虹発生用プリズム100は、日光を分光して円弧状の虹を形成して楽しむものである。虹発生用プリズム100は、透明材料からなる中実円柱状のプリズム本体1とこれを支持する支持手段2とを備えている。プリズム本体1は、軸方向の一端側が当該軸に対し傾斜した底面11からなる。またプリズム本体1は、底面11の短径方向について対称に設けられれている。支持手段2は、プリズム本体1を、その対称方向に平行な軸周りに回動可能に支持するよう構成されている。虹発生用プリズム100は、机の上等に載置した状態で、簡単にプリズム本体1を回動させて、その姿勢を変えられるため、形成される虹の形状を容易に変更できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
日光を分光して円弧状の虹を形成可能な虹発生用プリズムであって、
透明材料からなる中実円柱状をなし、少なくとも軸方向の一端側が当該軸に対し傾斜した楕円形の底面からなるとともに当該楕円形の底面の短径方向について対称に設けられたプリズム本体と、
前記プリズム本体を、その対称方向に平行な軸周りに回動可能に支持する支持手段と、
を備えることを特徴とする虹発生用プリズム。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
日光を分光して円弧状の虹を形成可能な虹発生用プリズムであって、
透明材料からなる中空円筒状をなし、軸方向の一端側を当該軸に傾斜した楕円形の底壁とした容器からなるとともに当該楕円形の底壁の短径方向について対称に設けられたプリズム本体と、
前記プリズム本体を、その対称方向に平行な軸周りに回動可能に支持する支持手段と、
を備えることを特徴とする虹発生用プリズム。
【請求項3】
前記支持手段は、前記プリズム本体を前記軸周りに連続的に回動可能である請求項1、又は請求項2に記載の虹発生用プリズム。
【請求項4】
前記支持手段は、前記プリズム本体を前記軸周りに段階的に回動可能である請求項1、又は請求項2に記載の虹発生用プリズム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、太陽光を分光して虹を発生させるプリズムに関し、特に空にかかる虹のように円弧状の虹を発生させる虹発生用プリズムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、太陽光を反射、又は屈折させる面の断面を円弧状にして、太陽光が7色に分光されてできるスペクトルを円弧状に形成するプリズムが各種提案されている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
例えば、特許文献1では、円柱状をなし一方の端面が斜めに切った底面からなるプリズムが開示されている。特許文献1のプリズムでは、底面から入射した平行光線が円柱状の側面から出射することにより、あるいは、円柱状の側面から入射した平行光線が、底面から出射することにより、弧状の虹を形成するようにしている。
【0004】
また、特許文献2では、三角柱状のプリズムの一側面を、円筒溝からなる湾凹曲面に形成した人工虹発生用プリズムが開示されている。特許文献2のプリズムでは、平面状の側面から入射した光を、湾曲凹面で反射することで、円弧状の虹を形成するようにしている。
【0005】
さらに、特許文献3では、特許文献2と同形状をなし、湾曲凹面に鏡を配した透明容器に水を満たすよう構成した人工虹発生容器が開示されている。特許文献2の人工虹発生容器は、水の揺らぎにより虹が揺らぐという効果を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
公開実用公報昭59-48504号
特開2001-141914号公開公報
特開2006-162913号公開公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし特許文献1のプリズムでは、手で持った状態で虹を形成するため、手で光の進路を遮らないようにしながら、光の入射方向や出射方向の調節や固定を行うのが困難であるという問題がある。また特許文献2の虹発生用プリズムや特許文献3の虹発生容器では、太陽の高さの変化に合わせて、プリズムの姿勢を変化させることが出来ないという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、太陽光の入射方向に対し容易に姿勢を変更して虹のできる姿勢を探すことができ、かつプリズムの姿勢を変更することで容易に姿勢や位置の異なる虹を形成可能な虹発生用プリズムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた発明は、日光を分光して円弧状の虹を形成可能な虹発生用プリズムであって、透明材料からなる中実円柱状をなし、少なくとも軸方向の一端側が当該軸に対し傾斜した楕円形の底面からなるとともに当該楕円形の底面の短径方向について対称に設けられたプリズム本体と、前記プリズム本体を、その対称方向に平行な軸周りに回動可能に支持する支持手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の虹発生用プリズムは、このように、プリズム本体が、透明な中実材料から一端側に楕円形の底面を有する円柱状に形成されていることから、円柱状の側面から入射した光を楕円形の底面で全反射させることにより、円弧状の虹を形成することが出来る。
そして、本発明ではプリズム本体をその対称方向に平行な軸周りに回動可能に支持する支持手段を備えることから、プリズムを床に載置したまま、例えば片手でプリズムの姿勢を容易に変更でき、こうすることで日光をプルズムに入射させる角度を変更して、虹の形成される場所を壁から天井に移動させたり、正立の虹を倒立の虹に変更するなど、虹の姿勢や位置を容易に変更できる。さらに、日光が底面で全反射するようなプリズム本体の姿勢を容易に探せるので、濃くて美しい虹を形成することが出来る。
【0010】
また、本発明の虹発生用プリズムは、日光を分光して円弧状の虹を形成可能な虹発生用プリズムであって、透明材料からなる中空円筒状をなし、軸方向の一端側を当該軸に傾斜した楕円形の底壁とした容器からなるとともに当該楕円形の底壁の短径方向について対称に設けられたプリズム本体と、前記プリズム本体を、その対称方向に平行な軸周りに回動可能に支持する支持手段と、を備えるものを含む。
こうすることで、プリズム本体を構成する容器に水等の透明な液体を満たせば、当該容器をプリズムとして虹を形成することが出来る。この際、液面を通過する光により虹が形成される場合は、液体を揺らすことで、虹を揺らすことができる。また、支持手段によりプリズム本体の姿勢を変更する際に、底壁の水平方向に対する角度を変更しても、液面からなるプリズムの上面が水平に保たれるので、プリズム上面と底壁がなす角度を変更できるため、全体が透明材料からなる上記の虹発生用プリズムに比べ、異なる虹の形成方法を楽しむことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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