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公開番号2025122879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018588
出願日2024-02-09
発明の名称光源ユニット
出願人浜松ホトニクス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 6/32 20060101AFI20250815BHJP(光学)
要約【課題】集光レンズへの熱の影響を低減可能な光源ユニットを提供する。
【解決手段】光源ユニット1は、複数の光源3と、集光レンズ4と、光ファイバコネクタ5と、金属によって構成されており、光源3、集光レンズ4、及び光ファイバコネクタ5を保持するベース2と、を備えている。ベース2は、第1面2s及び第2面2rと、当該ベース2の中央に位置する第1領域2Aと、第1領域2Aを包囲する第2領域2Bと、第1領域2Aに設けられ、第1面2s及び第2面2rに開口する第1空間21と、第2領域2Bに設けられ、第1面2sに開口する複数の第2空間22と、を含む。集光レンズ4及び光ファイバコネクタ5は、第1空間21に収容されており、光源3は、第2空間22に収容されている。第1方向D1における第1領域2Aの厚さは、第1方向D1における第2領域2Bの厚さよりも厚い。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
対象物に照射される光を出射するための複数の光源と、
前記対象物からの光を集光するための集光レンズと、
前記集光レンズにより集光された光の入射を受ける光ファイバを保持するための光ファイバコネクタと、
金属によって構成されており、前記光源、前記集光レンズ、及び前記光ファイバコネクタを保持するベースと、
を備え、
前記ベースは、
第1面及び前記第1面の反対側の第2面と、
前記第1面に交差する第1方向からみて当該ベースの中心を含む第1領域と、
前記第1方向からみて前記第1領域を包囲する第2領域と、
前記第1領域に設けられ、前記第1面に第1開口を有すると共に、前記第2面に第2開口を有するように当該ベースに貫設された第1空間と、
前記第2領域に設けられ、前記第1面に第3開口を有する複数の第2空間と、
を含み、
前記光ファイバコネクタは、少なくとも一部が前記第1空間に収容されつつ前記ベースに保持されており、
前記集光レンズは、前記光ファイバコネクタに保持される前記光ファイバの前記第1開口側の端面よりも前記第1開口側において、少なくとも一部が前記第1空間に収容されつつ前記ベースに保持されており、
複数の前記光源は、それぞれ、少なくとも発光領域が前記第2空間に収容されつつ前記ベースに保持されており、
前記第1方向における前記第1領域の厚さは、前記第1方向における前記第2領域の厚さよりも厚い、
光源ユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ベースには、前記第1方向について前記集光レンズの位置決めを行うための第1位置決め部が形成されており、
前記集光レンズは、前記第1位置決め部によって位置決めされた状態において前記ベースに固定されて保持されている、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項3】
前記ベースには、前記第1方向について前記光ファイバコネクタの位置決めを行うための第2位置決め部が形成されており、
前記光ファイバコネクタは、前記第2位置決め部によって位置決めされた状態において前記ベースに固定されて保持されている、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項4】
前記光ファイバコネクタに保持された前記光ファイバを備え、
複数の前記光源のそれぞれの前記発光領域は、前記光ファイバの前記集光レンズ側の端面よりも第1面側に位置している、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項5】
複数の前記第2空間は、それぞれ、前記第2面に第4開口を有するように前記ベースに貫設されている、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項6】
複数の前記光源のそれぞれを保持することで前記光源と共に光源アセンブリを構成する複数の保持部材と、
前記保持部材を介して複数の前記光源アセンブリのそれぞれを支持する複数の支持部材と、
を備え、
複数の前記光源は、それぞれ、前記光源アセンブリを支持した前記支持部材が前記第2面に固定されることで前記ベースに保持されており、
複数の前記支持部材は、それぞれ、前記光源の光軸に交差する軸の周りに前記保持部材を摺動可能に支持する摺動面を含む、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項7】
前記支持部材は、前記ベースに対して着脱可能に固定されている、
請求項6に記載の光源ユニット。
【請求項8】
前記集光レンズの全体が前記第1空間に収容されている、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項9】
前記第1面は、平坦面とされている、
請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項10】
前記ベースは、
前記第1方向からみて前記第2領域を包囲する第3領域と、
前記第3領域において、前記第1面のうちの前記第1開口及び前記第3開口が設けられた面に突設されたスペーサ部と、
を含む、
請求項1~9のいずれか一項に記載の光源ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光源ユニットに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、食肉脂肪酸含有量測定装置が記載されている。当該装置は、プローブと装置本体とを備えている。プローブは、複数の光源と、食肉の表面に複数の光源からの光が照射されるように複数の光源を保持するホルダと、食肉からの反射光が入射する位置に入射端が配置された光ファイバと、を有している。光源や光ファイバの入射端は、プローブの筐体の内部に設けられている。筐体の底板部の中央には、測定用開口が形成されている。測定用開口の上方であって筐体の中心軸上には、直角プリズムが設けられている。
【0003】
光ファイバの入射端は、直角プリズムと同じ高さの位置に設けられている。食肉からの光を取り込む際の光軸は、直角プリズムの全反射面の中心を通る。当該光軸上には、食肉からの光を集光して光ファイバに入射させる集光レンズが設けられている。ホルダは、全体として円板状の部材であり、光源を保持するための5つの保持孔が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-115669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記技術分野にあっては、光源から対象物に照射される光の光量を確保しつつ、対象物からの光をより効率的に光ファイバに入射させる要求がある。したがって、特許文献1に記載の装置において、例えば、集光レンズを光源と共にホルダに保持させることにより、より対象物の近くに集光レンズを配置することが考えられる。
【0006】
しかし、この場合には、集光レンズと光源とが近接することとなり、光源において発生した熱が集光レンズに伝わりやすくなる。この結果、集光レンズが熱により膨張したり、熱レンズ効果により焦点位置がずれたり、集光レンズに損傷が発生したりするおそれがある。また、例えば集光レンズを樹脂によりホルダに固定する場合には、当該熱により固定強度が低下し、集光レンズの光軸ずれが発生するおそれがある。
【0007】
そこで、本発明では、集光レンズへの熱の影響を低減可能な光源ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る光源ユニットは、[1]「対象物に照射される光を出射するための複数の光源と、前記対象物からの光を集光するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光された光の入射を受ける光ファイバを保持するための光ファイバコネクタと、金属によって構成されており、前記光源、前記集光レンズ、及び前記光ファイバコネクタを保持するベースと、を備え、前記ベースは、第1面及び前記第1面の反対側の第2面と、前記第1面に交差する第1方向からみて当該ベースの中心を含む第1領域と、前記第1方向からみて前記第1領域を包囲する第2領域と、前記第1領域に設けられ、前記第1面に第1開口を有すると共に、前記第2面に第2開口を有するように当該ベースに貫設された第1空間と、前記第2領域に設けられ、前記第1面に第3開口を有する複数の第2空間と、を含み、前記光ファイバコネクタは、少なくとも一部が前記第1空間に収容されつつ前記ベースに保持されており、前記集光レンズは、前記光ファイバコネクタに保持される前記光ファイバの前記第1開口側の端面よりも前記第1開口側において、少なくとも一部が前記第1空間に収容されつつ前記ベースに保持されており、複数の前記光源は、それぞれ、少なくとも発光領域が前記第2空間に収容されつつ前記ベースに保持されており、前記第1方向における前記第1領域の厚さは、前記第1方向における前記第2領域の厚さよりも厚い、光源ユニット」である。
【0009】
この光源ユニットでは、対象物に照射される光を出射する複数の光源と、対象物からの光を集光するための集光レンズと、集光レンズにより集光された光の入射を受ける光ファイバを保持するための光ファイバコネクタとが、同一のベースによって保持されている。ベースは、第1面と第1面の反対側の第2面とを有しており、且つ、第1面に交差する第1方向からみたとき、当該ベースの中心を含む第1領域と、第1領域を包囲する第2領域とを含む。第1領域には、第1面及び第2面に開口する貫通孔である第1空間が形成されており、第2領域には、少なくとも第1面に開口する第2空間が形成されている。光源は、少なくとも発光領域が第2空間に収容されるようにベースに保持されている。
【0010】
よって、光源の発光領域から出射された光は、ベースの第1面側から対象物に向けて照射されることとなる。換言すれば、対象物からの光は、ベースの第1面に入射することとなる。これに対して、集光レンズの少なくとも一部は、ベースの第1面に開口する第1空間に収容されつつベースに保持されている。よって、集光レンズをより対象物の近くに位置させることで、ベースの第1面側から入射する対象物からの光をより効率的に(光ファイバコネクタに保持される)光ファイバに入射させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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