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公開番号2025121857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025007990
出願日2025-01-20
発明の名称ベンチレーションマット及び座席
出願人株式会社クラベ
代理人
主分類B60N 2/58 20060101AFI20250813BHJP(車両一般)
要約【課題】送風源からの風量の減衰を抑える構造、且つ、従来のベンチレーションマットよりも構成部材数を削減したベンチレーションマットとそれを組み込んだ座席を提供すること。
【解決手段】通気性のある立体構造を備える基材12と、前記基材12の片面に配置された第一カバー材11と、を有し、前記第一カバー材11が前記基材12より一回り大きく、前記第一カバー材11が前記基材12から延出した周縁部50を持つ、ベンチレーションマット1。前記基材12の前記第一カバー材11が配置されていない面に配置される、第二カバー材21を有する、ベンチレーションマット1。前記周縁部50が接着性を有する、ベンチレーションマット1。 前記基材12と、前記第一カバー材11または前記第二カバー材21の何れかまたは両方が、係合部材30によって係合されているベンチレーションマット1。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
通気性のある立体構造を備える基材と、
前記基材の片面に配置された第一カバー材と、を有し、
前記第一カバー材が前記基材より一回り大きく、前記第一カバー材が前記基材から延出した周縁部を持つことを特徴とするベンチレーションマット。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記基材の前記第一カバー材が配置されていない面に配置される、第二カバー材を有していることを特徴とする、
請求項1に記載のベンチレーションマット。
【請求項3】
前記周縁部が接着性を有していることを特徴とする、
請求項1~2何れか記載のベンチレーションマット。
【請求項4】
前記基材と、前記第一カバー材または前記第二カバー材の何れかまたは両方が、係合部材によって係合されていることを特徴とする、
請求項1~2何れか記載のベンチレーションマット。
【請求項5】
前記係合部材によって係合された箇所が、前記基材の外周部近傍であることを特徴とする、
請求項4に記載のベンチレーションマット。
【請求項6】
前記係合部材によって係合された箇所が、前記基材の略中心部であることを特徴とする、
請求項4に記載のベンチレーションマット。
【請求項7】
前記係合部材が縫糸であることを特徴とする、
請求項4に記載のベンチレーションマット。
【請求項8】
前記第一カバー材には、開口部が設けられていることを特徴とする、
請求項4に記載のベンチレーションマット。
【請求項9】
前記第一カバー材の、前記基材より延出している前記周縁部には、外周部から中心部に向かう切れ込みが形成されていることを特徴とする、
請求項4に記載のベンチレーションマット。
【請求項10】
シートクッション材と、表皮カバーと、請求項4に記載のベンチレーションマットを有し、
前記シートクッション材及び前記ベンチレーションマットが前記表皮カバーに覆われており、
前記シートクッション材に凹部が形成されており、
前記シートクッション材の前記凹部に前記ベンチレーションマットが配置されている座席。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、自動車等に設置される座席とそれに使用されるベンチレーションマットに係り、特に、座席を通じて送風等を行う場合に適した構成とすることが可能なものに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、自動車等の座席に、特に周囲の温度や湿度が高い条件の下で長時間に渡って着座する場合、座席の表面と人体接触部に「蒸れ」や「べたつき感」が生じる。この「蒸れ」や「べたつき感」は着座者の快適感を損なう原因となることから、従来からこのような問題に対する対策が種々検討されている。
【0003】
このような検討の一つとして、例えば、当該特許出願人より特許文献1~3のような提案がなされている。特許文献1~3には、送風装置としてベンチレーションマットが組込まれた座席の概略断面図が示されている。ベンチレーションマットは、ベンチレーションマット本体と通風ガイドから構成されており、ベンチレーションマット本体は、通気性のある立体構造を備えた基材と、基材を覆う非通気性材料からなるサイドバリアとからなり、通風ガイドは、通気性のある立体構造を備えた基材と、基材を覆う非通気性材料からなるチューブとからなるものである。ファンなどの送風源より送られた風は、通風ガイド及びベンチションマット本体の基材を通過して、ベンチレーションマット本体における基材の一方の面を覆う通気性カバーより吹き出し、着座者に送風させる態様となっている。この送風により着座者の「蒸れ」や「べたつき感」が解消されることとなる。又、関連する技術として、例えば特許文献4~9も挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2018/221422:クラベ
特開2020-32924公報:クラベ
特開2023-112769公報:クラベ
特開2007-84039公報:ブリヂストン
特開2017-71368公報:ブリヂストン
特許第4107033号公報:松下電器産業
特許第4125721号公報:W.E.T.
特許第4999455号公報:クラベ
特許第5430085号公報:クラベ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、ベンチレーションマットは送風源からの風量の減衰を抑える構造かつ、簡素な構成であることが求められている。構成部材数が増えるごとに部品原価費は嵩むこととなり、また、複雑な構成であると組立加工賃も高騰する。
【0006】
本発明はこのような従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、送風源からの風量の減衰を抑える構造、且つ、従来のベンチレーションマットよりも構成部材数を削減したものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく、本発明によるベンチレーションマットは、通気性のある立体構造を備える基材と、前記基材の片面に配置された第一カバー材と、を有し、前記第一カバー材が前記基材より一回り大きく、前記第一カバー材が前記基材から延出した周縁部を持つものである。
また、前記基材の前記第一カバー材が配置されていない面に配置される、第二カバー材を有していることが考えられる。
また、前記周縁部が接着性を有していることが考えられる。
また、前記基材と、前記第一カバー材または前記第二カバー材の何れかまたは両方が、係合部材によって係合されていることが考えられる。
また、前記係合部材によって係合された箇所が、前記基材の外周部近傍であることが考えられる。
また、前記係合部材によって係合された箇所が、前記基材の略中心部であることが考えられる。
また、前記係合部材が縫糸であることが考えられる。
また、前記第一カバー材には、開口部が設けられていることが考えられる。
また、前記第一カバー材の、前記基材より延出している前記周縁部には、外周部から中心部に向かう切れ込みが形成されていることが考えられる。
本発明による座席は、シートクッション材と、表皮カバーと、前記のベンチレーションマットを有し、前記シートクッション材及び前記ベンチレーションマットが前記表皮カバーに覆われており、前記シートクッション材に凹部が形成されており、前記シートクッション材の前記凹部に前記ベンチレーションマットが配置されているものである。
また、本発明による座席は、シートクッション材と、表皮カバーと、前記のベンチレーションマットを有し、前記シートクッション材が前記表皮カバーに覆われており、前記シートクッション材に貫通孔が形成されており、前記シートクッション材の前記貫通孔に前記ベンチレーションマットが接続されているものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によるベンチレーションマットによれば、基材よりも一回り大きく、周縁部のある第一カバー材を有している。そして第一カバー材の周縁部が通風流路の蓋の役割を果たし、座席の上面、下面の何れに設置した場合であっても、通風流路からの風の漏れを抑制することができる。そのため、送風源から使用者に到達する風量の減衰を抑えることとなり、それでいて簡素な構成とすることができる。また、各部材の所定の位置を係合することで、各構成部材を確実に固定し、部材の擦れに伴う異音の発生を抑制する効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のベンチレーションマットの第1の実施の形態の分解斜視図及び斜視図である。
本発明のベンチレーションマットの第2の実施の形態の分解斜視図及び斜視図である。
本発明の第1及び第2の実施の形態のベンチレーションマットを搭載する座席の概略断面図であり、図6におけるIV-IV´断面図である。
本発明のベンチレーションマットの第3の実施の形態の分解斜視図及び斜視図である。
本発明の第3の実施の形態のベンチレーションマットを搭載する座席の概略断面図であり、図6におけるIV-IV´断面図である。
本発明のベンチレーションマットを搭載する座席の概略図である。
本発明のベンチレーションマットの第1~3の実施の形態とは別の形態の斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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