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公開番号
2025121886
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025017508
出願日
2025-02-05
発明の名称
カーテンおよびそのカーテン操作機構
出願人
億豊総合工業股分有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
9/42 20060101AFI20250813BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】操作上の困難さと複雑さを無くし、誤作動が起こり難いカーテン操作機構を提供する。
【解決手段】カーテン操作機構100は、カーテンのリールに固定して接続される駆動用接続部材2、ベース1、トルク変換機構3、駆動部材5、従動部材4、転向コード140および昇降コード160を備え、駆動部材5を回転させると同時に従動部材4を動かして共にリールの軸方向に沿って移動させ、昇降コード160が力を受けて従動部材4を駆動部材5に対して回転させると、従動部材4は、それ自体の位置に応じて駆動用接続部材2を直接回転させ、またはトルク変換機構3を介して駆動用接続部材2を回転させることにより、リールに正の回転トルクまたは負の回転トルクを出力し、それによってカーテンの開閉を制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
リールを有するカーテンに適用されて前記カーテンの開閉を操作するためのカーテン操作機構であって、
駆動用接続部材、ベース、トルク変換機構、駆動部材および従動部材を備え、
前記駆動用接続部材は、前記リールの一端に固定して接続されることにより、前記リールが前記駆動用接続部材に追従して共に回転できるようにし、
前記ベースは、複数の第1のガイド構造を備え、
前記トルク変換機構は、入力部および出力部を備え、前記出力部は、前記駆動用接続部材に連動可能に接続され、前記トルク変換機構の前記入力部が駆動されて回転すると、前記出力部は前記入力部とは逆方向に向かって回転し、かつ前記出力部は前記駆動用接続部材を同じ方向に回転させ、
前記従動部材は、前記リールの軸方向に回転可能に前記ベース内に設けられ、
前記駆動部材は、環状本体、複数の第2のガイド構造、第1の伝達部材および第2の伝達部材を備え、
前記環状本体は、前記従動部材を取り囲み、前記従動部材が前記駆動部材に追従して前記リールの軸方向に沿って同期して移動できるように、前記リールの軸方向において前記従動部材に接続され、かつ前記環状本体および前記従動部材は、それぞれが力を受けたときに前記リールの軸方向を中心として互いに相対回転可能であり、
複数の前記第2のガイド構造は、前記環状本体の外周面に設けられ、それぞれ前記ベースの複数の前記第1のガイド構造に結合され、かつ前記環状本体の回転に追従して、対応する前記第1のガイド構造に対して第1の位置と前記第1の位置よりも前記リールから離れた第2の位置との間で移動することができ、前記駆動部材が回転して各前記第2のガイド構造を対応する前記第1のガイド構造に対して前記第1の位置から前記第2の位置に移動させると、前記駆動部材は、同期案内されて前記リールの軸方向に沿って第3の位置から前記第3の位置よりも前記リールから離れた第4の位置に移動し、かつ前記従動部材を前記トルク変換機構に接続される前記入力部に移動させ、前記駆動部材が回転して各前記第2のガイド構造を対応する前記第1のガイド構造に対して前記第2の位置から前記第1の位置に移動させると、前記駆動部材は、同期案内されて前記リールの軸方向に沿って前記第4の位置から前記第3の位置に移動し、かつ前記従動部材を前記駆動用接続部材に接続されるように移動させ、
前記第1の伝達部材は、その一端が前記駆動部材に接続され、他端が前記ベースから延出し且つ力を受けて前記駆動部材を回転させ、
前記第2の伝達部材は、その一端が前記従動部材に接続され、他端が前記ベースから延出し且つ力を受けて前記従動部材を回転させ、
前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する一端が力を受けて前記駆動部材を回転させると、前記駆動部材の各前記第2のガイド構造は、対応する前記第1のガイド構造に対して前記第1の位置および前記第2の位置のうち一方から他方に移動し、かつ前記駆動部材を前記リールの軸方向に沿って適宜移動するように同期案内し、
前記駆動部材が前記第3の位置に位置し且つ前記第2の伝達部材の前記ベースから延出する一端が力を受けて前記従動部材を回転させると、前記従動部材は、接続された前記駆動用接続部材を駆動して回転させることにより、前記リールに正の回転トルクを出力し、前記駆動部材が前記第4の位置に位置し且つ前記第2の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記従動部材を回転させると、前記従動部材は、接続された前記トルク変換機構の前記入力部を駆動して回転させることにより、前記トルク変換機構の前記出力部が前記駆動用接続部材を介して前記リールに負の回転トルクを出力するようにする、カーテン操作機構。
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
前記ベース内に設けられ、前記駆動部材を前記第3の位置および前記第4の位置のうちいずれかに位置決めするロック機構をさらに備え、前記ロック機構は、移動部材、ロックレバーおよび復帰部材を備え、
前記移動部材は、互いに反対側に位置する接続端および移動端を有し、前記接続端は、前記駆動部材に接続され、前記移動端には循環溝が設けられ、前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記駆動部材を回転させると、前記駆動部材は、前記移動部材を動かして前記移動部材の前記移動端を第1の方向に向かって移動させ、
前記ロックレバーは、その一端が前記ベースに固定され、他端が前記循環溝に差し込まれ、
前記復帰部材は、前記ベースの位置止め構造と前記移動部材との間に設けられ、前記移動部材に前記第1の方向とは逆方向への弾性力を提供し、
前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記駆動部材を回転させ、その後に前記第1の伝達部材が力を受けなくなると、前記移動部材の前記移動端は、前記弾性力の作用下で前記循環溝に前記ロックレバーが係止するまで前記第1の方向とは逆方向に移動し、このとき、前記移動部材は静止状態にあり、かつ前記ロックレバーは前記循環溝内の正の回転位置および負の回転位置のうちいずれかに位置し、前記ロックレバーが前記循環溝の前記正の回転位置に位置する場合、前記駆動部材は、前記第3の位置に位置決めされ、前記ロックレバーが前記循環溝の前記負の回転位置に位置する場合、前記駆動部材は、前記第4の位置に位置決めされる、請求項1に記載のカーテン操作機構。
【請求項3】
前記ベース内に設けられ、前記駆動部材を前記第3の位置および前記第4の位置のうちいずれかに位置決めするロック機構をさらに備え、前記ロック機構は、移動部材、溝本体、ロックレバーおよび復帰部材を備え、
前記移動部材は、互いに反対側に位置する接続端および移動端を有し、前記接続端は、前記駆動部材に接続され、前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記駆動部材を回転させると、前記駆動部材は、前記移動部材を動かして前記移動部材の前記移動端を第1の方向に移動させ、
前記溝本体は、前記ベース内に固定され、かつその上には循環溝が設けられ、
前記ロックレバーは、前記移動部材の前記移動端に設けられ、前記溝本体に向かって延在し且つ前記循環溝に差し込まれ、
前記復帰部材は、前記ベースの位置止め構造と前記移動部材との間に設けられ、前記移動部材に前記第1の方向とは逆方向への弾性力を提供し、
前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記駆動部材を回転させ、その後に前記第1の伝達部材が力を受けなくなると、前記移動部材の前記移動端は、前記弾性力の作用下で前記ロックレバーが前記循環溝に係止するまで前記第1の方向とは逆方向に移動し、このとき、前記移動部材は静止状態にあり、かつ前記ロックレバーは前記循環溝内の正の回転位置および負の回転位置のうちいずれかに位置し、前記ロックレバーが前記循環溝の前記正の回転位置に位置する場合、前記駆動部材は、前記第3の位置に位置決めされ、前記ロックレバーが前記循環溝の前記負の回転位置に位置する場合、前記駆動部材は、前記第4の位置に位置決めされる、請求項1に記載のカーテン操作機構。
【請求項4】
前記循環溝の底部には、前記正の回転位置から前記負の回転位置までの間および前記負の回転位置から前記正の回転位置までの間において、それぞれ浅い方から漸次深くなる段差構造を有する、請求項2または請求項3に記載のカーテン操作機構。
【請求項5】
前記駆動部材の前記環状本体の外周面上に歯状部を有し、前記移動部材はラックを有し、前記移動部材の前記接続端は、前記ラックに位置し且つ前記歯状部に噛み合って接続される、請求項2または請求項3に記載のカーテン操作機構。
【請求項6】
前記移動部材は、前記接続端と前記移動端との間に配置される位置止めフランジを有し、前記復帰部材は、前記ベースの前記位置止め構造と前記位置止めフランジとの間に設けられ、前記移動部材の前記移動端が前記第1の方向に向かって移動すると、前記位置止めフランジと前記位置止め構造との間の距離が変化することにより、前記復帰部材が弾性変形する、請求項2または請求項3に記載のカーテン操作機構。
【請求項7】
制御レバーをさらに備え、前記制御レバーは、固定桿体、第1の桿体および第2の桿体を備え、
前記固定桿体は、互いに反対側に位置する第1の端部および第2の端部を有し、前記固定桿体の前記第1の端部は、前記ベースに接続され、
前記第1の桿体は、前記固定桿体の前記第2の端部に外嵌して接続され、かつ前記制御レバーの軸方向に沿って前記固定桿体に対して伸縮可能であり、前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が前記制御レバーに差し込まれ且つ前記第1の桿体に固定して接続され、
前記第2の桿体は、前記第1の桿体に外嵌して接続され、かつ前記制御レバーの軸方向に沿って前記第1の桿体に対して伸縮可能であり、前記第2の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が前記制御レバーに差し込まれ且つ前記第2の桿体に固定して接続され、
前記第1の桿体が前記固定桿体に対して突き出されるときに前記第1の伝達部材を介して前記駆動部材を回転させ、前記第2の桿体が前記第1の桿体に対して突き出されるときに前記第2の伝達部材を介して前記従動部材を回転させる、請求項1に記載のカーテン操作機構。
【請求項8】
前記制御レバーは、弾性仕切り部材をさらに備え、前記弾性仕切り部材は、前記第1の桿体の桿体位置制限構造と前記第2の桿体の前記第1の桿体に外嵌して接続される一端の端面との間に当接されることにより、前記第1の桿体が前記第2の桿体と重ならない非重複区間を保持するようにし、かつ前記非重複区間の長さは、前記弾性仕切り部材が完全に圧縮された後の長さよりも常に大きい、請求項7に記載のカーテン操作機構。
【請求項9】
前記第1のガイド構造は、ガイドレールおよび突起のうちの1つであり、前記第2のガイド構造は、ガイドレールおよび突起のうちの他の1つである、請求項1に記載のカーテン操作機構。
【請求項10】
前記トルク変換機構は、中心歯車、複数の外周歯車および環状部材を備え、
前記中心歯車は、前記リールの軸方向に回転可能に前記ベース内に設けられ且つ軸部を有し、前記トルク変換機構の前記出力部が前記軸部の一端に配置され、
複数の前記外周歯車は、前記リールの軸方向に回転可能に前記ベース内に設けられ、かつそれぞれ前記中心歯車の外周に噛み合って取り囲まれ、
前記環状部材は、環状を呈し且つその内側には複数の歯が設けられ、前記環状部材は、複数の前記外周歯車および前記中心歯車を取り囲み、その内側の複数の前記歯が複数の前記外周歯車に噛み合い、かつ前記トルク変換機構の前記入力部は、前記環状部材の前記従動部材に対向する側に配置される、請求項1に記載のカーテン操作機構。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンおよびそのカーテン操作機構に関し、特に、操作が簡単で誤作動が起こりにくく、構造が簡単で安全に使用できるカーテンおよびそのカーテン操作機構に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
カーテンは、建物の窓やドアなどの開口に、採光を調節したりプライバシーを高めたりするために使用されることが多い。一般的な遮光領域の大きさを上下で調整するカーテンは、カーテンの操作方法によって、コード付きカーテンとコードレスカーテンとの2つの形態に分けられる。コード付きカーテンは、通常、環状の循環式制御コードでその開閉を制御し、使用者が制御コードの両側を下へ引っ張ることでカーテンの遮光部位の上昇または降下をそれぞれ制御することができる。ところが、子供が遊びで頭を環状の制御コードに通すことにより、制御コードが首に巻き付き、思わぬ事故を引き起こす可能性がある。子供への危険性を防ぐため、市販される他の一部のコード付きカーテンでは、制御コードを1本の吊下げコードに変更し、使用者が上部ビームに取り付けたカーテンコントローラを回転させ、または特定の角度で前記吊下げコードを引っ張ることにより、カーテンを遮光部位が上昇する制御モードから遮光部位が降下する制御モードに切り替え、またはその逆の操作を行うものもある。
【0003】
しかしながら、カーテンの上部ビームはある程度の高さがあることが多く、身長の低い使用者にとって上部ビームに取り付けられたカーテンコントローラに触れることは容易ではない。なお、カーテンの動作には少なくとも畳み込みと展開との2つの異なる方向が含まれ、カーテンコントローラが機能するためには上部ビーム内の切り替え機構に接続する必要があるが、切り替え機構はある程度の大きさがあることが多く、カーテン全体の外観デザインに制限がある。既存のカーテンでは、1本の吊下げコードを使用して引っ張る角度を変えることで異なる機能を実行するものがあり(例えば、制御コードを斜めに引っ張ると、制御モードが切り替わり、まっすぐ引っ張ると、現在の制御モードに応じて遮光部位を昇降させる)、操作上の困難さと複雑さをもたらす場合がある。使用者が吊下げコードの適切な引き角度を把握できないと、誤作動が起こりやすい。さらに言えば、例え1本の吊下げコードであっても、一定の長さの制御コードが上部ビームの外側に露出している限り、子供の首がコードに絡みついて不意な事故を招きかねない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の問題点に鑑み、本発明は、カーテンおよびそのカーテン操作機構を提供することを目的とし、カーテン操作機構は、使用者が別々の2つの操作部材をそれぞれ異なる機能に対応させて操作できるようにすることで、操作に混乱や誤りが生じにくく、さらに、従来のコード付きカーテンが1本の吊下げコードで同時に様々な操作モードを提供することに起因して操作が複雑で誤りが生じやすいという問題を解決することができる。同時に、本発明のカーテンおよびそのカーテン操作機構は、従来のカーテンコントローラが上部ビームに隣接して手が届きにくく、並びにそれに接続され且つ上部ビーム内に配置される切り替え機構が大型である問題や、環状の制御コードが子供に与える安全上のリスクも解決することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的によれば、カーテンおよびそのカーテン操作機構を提供する。前記カーテンは、リールおよび前記カーテン操作機構を備える。前記カーテン操作機構は、駆動用接続部材、ベース、トルク変換機構、従動部材、駆動部材、第1の伝達部材および第2の伝達部材を備える。前記駆動用接続部材は、前記カーテンの前記リールの一端に固定して接続され、前記リールが前記駆動用接続部材に追従して共に回転できるようにする。前記ベースは、複数の第1のガイド構造を備え、前記第1のガイド構造はガイドレールであることが好ましく、前記第1の伝達部材が転向コードであり、かつ前記第2の伝達部材が昇降コードであることが好ましい。
【0006】
前記トルク変換機構は、入力部および出力部を有し、前記出力部は、前記駆動用接続部材に連動可能に接続される。前記トルク変換機構の前記入力部が駆動されて回転すると、前記出力部は前記入力部とは逆方向に向かって回転し、かつ前記出力部は前記駆動用接続部材を同じ方向に回転させる。前記従動部材は、前記リールの軸方向に回転可能に前記ベース内に設けられ、前記駆動部材は、環状本体および複数の第2のガイド構造を備え、好ましくは、各前記第2のガイド構造は突起である。前記環状本体は、前記従動部材を取り囲み、前記従動部材が前記駆動部材と共に前記リールの軸方向に沿って同期して移動できるように、前記リールの軸方向に前記従動部材に接続され、かつ前記環状本体および前記従動部材は、個別に力を受けたときに前記リールの軸方向を中心として互いに相対回転することができる。
【0007】
複数の前記第2のガイド構造は、前記環状本体の外周面に設けられ、それぞれ前記ベースの複数の前記第1のガイド構造に結合され、かつ前記環状本体の回転に追従して、対応する前記第1のガイド構造に対して第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、前記第2の位置は前記第1の位置よりも前記リールから離れている。前記駆動部材が回転して各前記第2のガイド構造を対応する前記第1のガイド構造に対して前記第1の位置から前記第2の位置に移動させると、前記駆動部材が同期案内されて前記リールの軸方向に沿って第3の位置から前記第3の位置よりも前記リールから離れた第4の位置に移動し、かつ前記従動部材を動かして前記トルク変換機構に接続される前記入力部に移動させる。これに対し、前記駆動部材が回転して各前記第2のガイド構造を対応する前記第1のガイド構造に対して前記第2の位置から前記第1の位置に移動させると、前記駆動部材が同期案内されて前記リールの軸方向に沿って前記第4の位置から前記第3の位置に移動し、かつ前記従動部材を動かして前記駆動用接続部材に接続するまで移動させる。
【0008】
前記第1の伝達部材の一端は前記駆動部材に接続され、他端は前記ベースから延出して力を受けて前記駆動部材を駆動して回転させる。前記駆動部材が回転すると、各前記第2のガイド構造は対応する第1のガイド構造に対して前記第1の位置と前記第2の位置のうちの一方から他方に移動し、かつ前記駆動部材を同期案内して前記リールの軸方向に沿って適宜移動させる。前記第2の伝達部材の一端は前記従動部材に接続され、他端は前記ベースから延出して力を受けて前記従動部材を駆動して回転させる。前記駆動部材が前記第3の位置に位置し且つ前記従動部材が回転されると、前記従動部材は、接続された前記駆動用接続部材を駆動して回転させることにより、前記リールに正の回転トルクを出力する。これに対し、前記駆動部材が前記第4の位置に位置し且つ前記従動部材が回転されると、前記従動部材は、接続された前記トルク変換機構の前記入力部を駆動して回転させることにより、前記トルク変換機構の前記出力部を前記入力部とは逆方向に向かって回転させ、かつ前記駆動用接続部材を介して前記リールに負の回転トルクを出力する。
【0009】
本発明の他の実施形態では、前記第1のガイド構造は突起であり、前記第2のガイド構造はガイドレールである。
【0010】
本発明の一実施形態では、前記カーテン操作機構は、ロック機構をさらに備える。前記ロック機構は、前記ベース内に設けられ、前記駆動部材を前記第3の位置と前記第4の位置のうちいずれか一方に位置決めする。前記ロック機構は、移動部材、ロックレバーおよび復帰部材を備える。前記移動部材は、互いに反対側に位置する接続端および移動端を有し、前記接続端は、前記駆動部材に接続され、前記移動部材の移動端には循環溝が設けられる。前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記駆動部材を回転させると、前記駆動部材は、前記移動部材を動かして前記移動部材の前記移動端を第1の方向に向かって移動させる。前記ロックレバーの一端は前記ベースに固定され、他端は前記循環溝に差し込まれる。前記復帰部材は、前記ベースの位置止め構造と前記移動部材との間に設けられ、前記移動部材に前記第1の方向とは逆方向への弾性力を与える。前記第1の伝達部材の前記ベースから延出する前記一端が力を受けて前記駆動部材を回転させ、その後に前記第1の伝達部材が力を受けなくなると、前記移動部材の前記移動端は、前記弾性力の作用下で前記循環溝に前記ロックレバーが係止するまで前記第1の方向とは逆方向に向かって移動し、このとき、前記移動部材は静止状態にあり、かつ前記ロックレバーは前記循環溝内の正の回転位置と負の回転位置とのうちいずれか一方に位置する。前記ロックレバーが前記循環溝の前記正の回転位置に位置する場合、前記駆動部材は、前記第3の位置に位置決めされる。前記ロックレバーが前記循環溝の前記負の回転位置に位置する場合、前記駆動部材は、前記第4の位置に位置決めされる。
(【0011】以降は省略されています)
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