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公開番号2025122379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017803
出願日2024-02-08
発明の名称液体調味料及びその粘度調整方法
出願人エバラ食品工業株式会社
代理人個人
主分類A23L 27/10 20160101AFI20250814BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】増粘剤を用いずに粘性を付与した液体調味料と、増粘剤を用いずに粘性が付与された液体調味料を得るための液体調味料の粘度調整方法を提供する。
【解決手段】液体調味料は、トウガラシと花椒との少なくともいずれか一方と、果実とを含有する。この液体調味料は、増粘剤を実質的に含まず、粘度が500mPa・s以上である。液体調味料の粘度調整方法は、トウガラシと花椒とのいずれか一方と、果実とを含有させることにより粘度を上昇させる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
トウガラシと花椒との少なくともいずれか一方と、果実とを含有し、増粘剤を実質的に含まない、粘度が５００ｍＰａ・ｓ以上である液体調味料。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記果実はリンゴである請求項１に記載の液体調味料。
【請求項３】
前記果実はリンゴの繊維を含有する請求項２に記載の液体調味料。
【請求項４】
前記リンゴの質量含有率が３０％以上である請求項２または３に記載の液体調味料。
【請求項５】
前記トウガラシを含有し、
前記トウガラシの質量含有率が２％以上である請求項１または２に記載の液体調味料。
【請求項６】
前記トウガラシを含有し、
前記トウガラシは粒状と粉末状との少なくともいずれかである請求項１または２に記載の液体調味料。
【請求項７】
トウガラシと花椒との少なくともいずれか一方と、果実とを含有させることにより粘度を調整する液体調味料の粘度調整方法。
【請求項８】
前記少なくともいずれか一方と、果実との、各質量含有率を増減することにより、前記液体調味料の粘度を調整する請求項７に記載の液体調味料の粘度調整方法。
【請求項９】
水系原材料の質量含有率について、含有させる前記少なくともいずれか一方の質量含有率分を減量する請求項７または８に記載の液体調味料の粘度調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、液体調味料、及びその粘度調整方法に関する。
続きを表示（約 950 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、液体調味料には、分散性の向上や滑らかさ、口溶けの良い良好な食感を実現するために、相応の粘性を付与し、粘性を付与するために増粘剤が利用されていた（例えば特許文献１、２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１０６４２号公報
特開２０２１－８３４２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、昨今では市場において、増粘剤を含め、添加物を用いない調味料が要望されてきている。また、増粘剤の利用は、液体調味料の製造における工程管理に負担があるとともに、増粘剤特有の粘性によって液体調味料の糸曳性が意図せず強くなる、増粘剤により液体調味料の風味がマスキングされるなどの特性に影響を与えることもある。
【０００５】
そこで、本発明は、増粘剤を用いずに粘性を付与した液体調味料と、そのような液体調味料を得るための液体調味料の粘度調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の液体調味料は、トウガラシと花椒との少なくともいずれか一方と、果実とを含有し、増粘剤を実質的に含まず、粘度が５００ｍＰａ・ｓ以上である。
【０００７】
果実はリンゴであることが好ましく、リンゴの繊維を含有することがより好ましい。液体調味料は、リンゴの質量含有率が３０％以上であることが好ましい。
【０００８】
液体調味料は、トウガラシを含有し、トウガラシの質量含有率が２％以上であることが好ましい。トウガラシは粒状と粉末状との少なくともいずれかであることが好ましい。
【０００９】
本発明の液体調味料の粘度調整方法は、トウガラシと花椒とのいずれか一方と、果実とを含有させることにより粘度を調整する。
【００１０】
液体調味料の粘度調整方法は、上記の少なくともいずれか一方と、果実との、各質量含有率を増減することにより、液体調味料の粘度を調整することが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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