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公開番号2025122405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017858
出願日2024-02-08
発明の名称匂い移り抑制剤とそれを用いた飲食品
出願人不二製油株式会社
代理人
主分類A23L 29/00 20160101AFI20250814BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明の課題は、外部で発生した匂いが飲食品に移るのを抑制することができる素材を提供することである。
【解決手段】ポリフェノール類を含むことを特徴とする剤を飲食品に配合したところ、外部で発生した匂いが該飲食品に移るのを抑制することを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリフェノール類を含む、匂い移り抑制剤。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
さらに油脂を含む、請求項1に記載の匂い移り抑制剤。
【請求項3】
該ポリフェノール類を含む水溶液が油脂中に分散された油脂組成物である、請求項2に記載の匂い移り抑制剤。
【請求項4】
該ポリフェノール類がイソフラボン類、ヘスペリジン類、クロロゲン酸類、カカオポリフェノール類、カテキン類、ルチン類、及びアントシアニン類からなる群から選ばれる1以上である、請求項2又は3に記載の匂い移り抑制剤。
【請求項5】
請求項1から3の何れか1項に記載の匂い移り抑制剤を含む、飲食品。
【請求項6】
請求項4に記載の匂い移り抑制剤を含む、飲食品。
【請求項7】
ポリフェノール類を含むことを特徴とする、匂いの移りを抑制する方法。
【請求項8】
さらに油脂を含む、請求項7に記載の匂いの移りを抑制する方法。
【請求項9】
該ポリフェノール類を含有した水溶液が油脂中に分散した油脂組成物である、請求項7又は8に記載の匂いの移りを抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、匂い移り抑制剤とそれを用いた飲食品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
飲食品は様々な匂いを有する。これらには好ましい香りもあれば、好ましくない臭いも存在する。これら匂いが飲食品の保存中に他の飲食品に移ることがある。また、個包装されている飲食品であっても、その包装を通して他の飲食品の匂い等が移ることもある。さらには包装や容器自体、品質保持剤の匂いが飲食品に移ることもある。このような状況により飲食品の美味しさが損なわれる場合がある。このような匂い移りを抑制する方法等が以下に開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、カビ臭や悪臭の匂い移りを抑制できる、特定の多価アルコール系食品添加物乳化剤が開示されている。特許文献2では、紙臭が抑制された、JCN5805株含有容器詰茶飲料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-204761号公報
特開2022-145446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、カビ臭の主成分が飲食品に添加された時の匂い抑制効果を検証しているが、匂いが移っているかどうかに対して検討は不十分であった。特許文献2でも紙臭抑制効果は有するものの、外部由来の匂いが飲食品に移るのを抑制するという課題に対して参考とならなかった。
【0006】
よって本発明は、外部で発生した匂いが飲食品に移るのを抑制できる素材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、ポリフェノール類を含むことを特徴とする剤を飲食品に配合したところ、外部で発生した匂いが該飲食品に移るのを抑制することを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、
[1]ポリフェノール類を含む、匂い移り抑制剤、
[2]さらに油脂を含む、[1]に記載の匂い移り抑制剤、
[3]該ポリフェノール類を含む水溶液が油脂中に分散された油脂組成物である、[2]に記載の匂い移り抑制剤、
[4]該ポリフェノール類がイソフラボン類、ヘスペリジン類、クロロゲン酸類、カカオポリフェノール類、カテキン類、ルチン類、及びアントシアニン類からなる群から選ばれる1以上である、[2]又は[3]に記載の匂い移り抑制剤、
[5][1]から[3]の何れか1項に記載の匂い移り抑制剤を含む、飲食品、
[6][4]に記載の匂い移り抑制剤を含む、飲食品、
[7]ポリフェノール類を含むことを特徴とする、匂いの移りを抑制する方法、
[8]さらに油脂を含む、[7]に記載の匂いの移りを抑制する方法、
[9]該ポリフェノール類を含有した水溶液が油脂中に分散した油脂組成物である、[7]又は[8]に記載の匂いの移りを抑制する方法、
に関するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、匂い移りが抑制された、飲食品の持つ美味しさが維持された飲食品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を具体的に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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