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公開番号2025122432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017904
出願日2024-02-08
発明の名称蓄電モジュール製造方法および蓄電モジュール製造システム
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】チャンバ内で蓄電モジュールを精度良く位置決めできる蓄電モジュール製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電モジュール製造方法は、モジュール本体の開口部の位置が位置調整装置に設けられた基準位置部材に合致するように、第1ガイドに対するモジュール本体の位置を調整する第1工程と、第1工程の後に、チャンバ内において、第2ガイドを含む製造装置を用いて、モジュール本体を第2ガイドに位置決めする第2工程と、を備える。製造装置は、開口部に封止部材を設けるための封止装置を有する。第2ガイドと封止装置との間の位置関係は、第1ガイドに対する基準位置部材の位置関係と同じである。
【選択図】図20


特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に積層された複数の電極と、隣り合う前記電極間の空間を封止する封止体と、前記空間の内外を連通するように前記封止体に形成され、前記第1方向と交差する第2方向に開口する開口部と、を備えるモジュール本体を含む蓄電モジュールの製造方法であって、
真空チャンバの外部に配置された、第1ガイドを含む位置調整装置を用いて、前記開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態の前記モジュール本体の前記開口部の位置が前記位置調整装置に設けられた基準位置部材に合致するように、前記第1ガイドに対する前記モジュール本体の位置を調整する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記モジュール本体を前記真空チャンバ内に移動させるとともに、当該真空チャンバ内に配置された第2ガイドを含む製造装置を用いて、前記開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態の前記モジュール本体を前記第2ガイドに位置決めする第2工程と、を備え、
前記製造装置は、前記開口部に封止部材を取り付けるための封止装置を有し、
前記第2ガイドと前記封止装置との間の位置関係は、前記第1ガイドに対する前記基準位置部材の位置関係と同じである、蓄電モジュール製造方法。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第1工程及び前記第2工程では、位置調整器によって前記モジュール本体が保持されており、
前記位置調整器は、前記第1ガイド及び前記第2ガイドに対して位置決め可能な第1部分と、前記第1部分に対して位置調整が可能であるとともに前記モジュール本体を保持するように構成された第2部分とを含み、
前記第1工程では、前記第1ガイドに位置決めされた前記第1部分に対して前記第2部分の位置調整を行い、
前記第2工程では、前記第1工程で位置調整された前記第1部分に対する前記第2部分の位置関係を維持したまま、前記第1部分を前記第2ガイドに位置決めする、請求項1に記載の蓄電モジュール製造方法。
【請求項3】
前記モジュール本体の前記第2方向に沿った大きさは1000mm以上である、請求項1に記載の蓄電モジュール製造方法。
【請求項4】
第1方向に積層された複数の電極と、隣り合う前記電極間の空間を封止する封止体と、前記空間の内外を連通するように前記封止体に形成され、前記第1方向と交差する第2方向に開口する開口部と、を備えるモジュール本体を含む蓄電モジュールの製造システムであって、
前記開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態の前記モジュール本体を位置決めする基準となる第1ガイドと、第1ガイドに対するモジュール本体の位置を調整する際に、前記開口部の位置を調整する基準となる基準位置部材とを有し、真空チャンバの外部に配置された、位置調整装置と、
前記真空チャンバ内に配置され、前記開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態の前記モジュール本体を位置決めするための第2ガイドと、前記第2ガイドによって位置決めされた状態の前記モジュール本体の前記開口部に封止部材を設けるための封止装置とを有する製造装置と、を備え、
前記第2ガイドと前記封止装置との間の位置関係は、前記第1ガイドに対する前記基準位置部材の位置関係と同じである、蓄電モジュール製造システム。
【請求項5】
前記製造装置は、前記チャンバの変形を吸収する緩衝部材を介して前記チャンバに接続されている、請求項4に記載の蓄電モジュール製造システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュール製造方法および蓄電モジュール製造システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、二次電池のガス排出方法を開示する。この方法では、格納容器に二次電池が収納され、格納容器内がドライ環境に調整される。例えば、格納容器内は、真空引きされることでドライ環境に調整される。次に、格納容器内において、発電要素を封止する接合部の一部が切断され、開口部が形成される。そして、充電を行った二次電池から発生するガスが開口部から排出され、その後、開口部が封止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-107885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した技術のように、蓄電モジュールの製造工程においては、蓄電モジュールを減圧環境下に置くために、蓄電モジュールをチャンバに収容することがある。蓄電モジュールがチャンバ内に配置された状態でチャンバ内が減圧された場合、チャンバが変形することによりチャンバ内に配置された蓄電モジュールの相対的な位置が変化し得ることで、蓄電モジュールの位置決めが困難になる虞がある。
【0005】
そこで、本開示は、チャンバ内で蓄電モジュールを精度良く位置決めできる蓄電モジュール製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る蓄電モジュール製造方法は、第1方向に積層された複数の電極と、隣り合う電極間の空間を封止する封止体と、空間の内外を連通するように封止体に形成され、第1方向と交差する第2方向に開口する開口部と、を備えるモジュール本体を含む蓄電モジュールの製造方法である。該方法は、真空チャンバの外部に配置された、第1ガイドを含む位置調整装置を用いて、開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態の前記モジュール本体の開口部の位置が位置調整装置に設けられた基準位置部材に合致するように、第1ガイドに対するモジュール本体の位置を調整する第1工程と、第1工程の後に、モジュール本体を真空チャンバ内に移動させるとともに、当該真空チャンバ内に配置された第2ガイドを含む製造装置を用いて、開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態のモジュール本体を第2ガイドに位置決めする第2工程と、を備える。製造装置は、開口部に封止部材を取り付けるための封止装置を有し、第2ガイドと封止装置との間の位置関係は、第1ガイドに対する基準位置部材の位置関係と同じである。
【0007】
この製造方法では、第2工程よりも前に、位置調整装置において、第1ガイドに対するモジュール本体の開口部が基準位置部材に合致するように調整されており、第2工程において、モジュール本体がチャンバ内において製造装置の第2ガイドに位置決めされる。製造装置における第2ガイドと封止装置との間の位置関係は、位置調整装置における第1ガイドと基準位置部材との間の位置関係と同じであるため、製造装置の第2ガイドに対してモジュール本体が位置決めされることによって、モジュール本体の開口部は、封止装置の位置に対応することになる。このように、前工程である第1工程においてモジュ-ル本体の位置調整が行われることで、チャンバ内におけるモジュール本体の位置合わせを精度良く行うことができる。
【0008】
第1工程及び第2工程では、位置調整器によってモジュール本体が保持されており、位置調整器は、第1ガイド及び第2ガイドに対して位置決め可能な第1部分と、第1部分に対して位置調整が可能であるとともにモジュール本体を保持するように構成された第2部分とを含み得る。第1工程では、第1ガイドに位置決めされた第1部分に対して第2部分の位置調整を行い、第2工程では、第1工程で位置調整された第1部分に対する第2部分の位置関係を維持したまま、第1部分を第2ガイドに位置決めしてよい。
【0009】
モジュール本体の第2方向に沿った大きさは1000mm以上であってよい。
【0010】
本開示に係る蓄電モジュール製造システムは、第1方向に積層された複数の電極と、隣り合う電極間の空間を封止する封止体と、空間の内外を連通するように封止体に形成され、第1方向と交差する第2方向に開口する開口部と、を備えるモジュール本体を含む蓄電モジュールの製造システムであって、開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態のモジュール本体を位置決めする基準となる第1ガイド、及び、第1ガイドに対するモジュール本体の位置を調整する際に、開口部の位置を調整する基準となる基準位置部材を有し、真空チャンバの外部に配置された、位置調整装置と、真空チャンバ内に配置され、開口部が鉛直方向に沿って上を向いた状態のモジュール本体を位置決めするための第2ガイドと、第2ガイドによって位置決めされた状態のモジュール本体の開口部に封止部材を設けるための封止装置とを有する製造装置と、を備える。第2ガイドと封止装置との間の位置関係は、第1ガイドに対する基準位置部材の位置関係と同じである。
(【0011】以降は省略されています)

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