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公開番号
2025117220
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011952
出願日
2024-01-30
発明の名称
雄端子
出願人
個人
代理人
主分類
H01R
13/04 20060101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型・軽量化と共に原価低減が図れ、端子挿入力ピーク値の低減やハーネス製造性向上等の効果を得られる雄側端子を提供する。
【解決手段】雄端子Mは、導電性の金属板を曲げ加工して造られ、雌端子Fに挿入されるタブ部1を構成している。タブ部1は、平坦状の底板6の一方の側板4の立ち上がり端から幅方向に延び、底板6に対して所定間隔を開けた平行姿勢をなして折り重なるように曲げ形成された上板7と、上板7の他方の側縁5から幅方向と直交する高さ方向に延びて略直角下方に形成された横板20が底板6に当接し、底板6の他方の側縁から幅方向と直交する高さ方向に延びて立ち上がり略U字形に折返して形成された他方の側板5が構成され、他方の側板5の端部から横方向に延設された平板状の補強板部3が底板6と上板7との間に略平行に挟まれて、タブ部1の強度を確保する。外力によって不用意に変形することを防止でき、金属板の板厚を薄肉化できる。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性の金属板を曲げ加工して成形される雄端子において、筒状の箱部と、前記箱部から前方へ突出して、相手側の雌端子と電気的に接触する板状のタブ部とを備え、前記タブ部は、底板と、前記底板の一方の側縁から幅方向と直交する高さ方向に延びて略直角に形成された一方の側板と、前記一方の側板の立ち上がり端から幅方向に延びて、前記底板に対して所定間隔を開けた平行姿勢をなして折り重なるように曲げ形成された上板と、前記底板の他方の側縁から幅方向と直交する高さ方向に延びて立ち上がり略U字形に折返して形成された他方の側板が構成され、前記他方の側板の端部から横方向に延設された平板状の補強板部が前記底板と前記上板との間に略平行に挟まれていることを特徴とする雄端子。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記上板の他方の側縁から幅方向と直交する高さ方向に延びて略直角下方に形成された横板が前記底板に当接して構成されることを特徴とする請求項1記載の雄端子。
【請求項3】
前記底板と前記上板との間に略平行に挟まれている平板状の前記補強板部を長さ方向に曲げて形成させ、正面からの前記タブ部の前記補強板部の形状は、直線状または円弧状あるいはL字状を形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の雄端子。
【請求項4】
前記底板と前記上板との間に略平行に挟まれている平板状の前記補強板部を前記底板と前記上板よりも短く形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の雄端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雄端子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般にコネクタは、ハウジングに複数のキャビティを形成し、その各キャビティ内に電線を圧着した端子が装着されて構成されている。例えば、雄端子では一定の厚さの導電性の金属板を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工等を施して成形されるものが広く知られている。この種の雄端子では、先端のタブ部について、金属板を折り返し状に曲げて厚さを確保している。このように金属板を折り返し状に曲げたタブ部の厚さは、底板に上板を両端から180°の密着曲げとし、金属板の2倍の厚さにできるようにしている。
【0003】
さらに、雄端子と雌端子を結合させる接続構造においては、雄端子のタブ部の厚さ寸法と幅寸法が規格化され、厳密に定められている。一方、端子と電線との接続に際しては、端子に形成したバレル部に電線を圧着する方法としてアプリケータが使用されている。アプリケータは、金属板の板厚寸法毎に区分されていて、雄端子に比べ雌端子の板厚が薄くなる場合が多く、この場合には、雄端子及び雌端子はそれぞれ別々のアプリケータを準備している。このような事情の下でアプリケータの種類数を減らしてコスト低減を図ろうとすると、金属板の板厚を雄端子と雌端子ともに同一の板厚にするタブ部への設計工夫が必要となる。
【0004】
一方では、自動車の機能性向上に向けて、回路数の増加が益々顕著になっており、更なる端子の小型化と軽量化に加え、コネクタ結合数の増加についての対策も進めなければならない状況にある。そこで、下記特許文献1では、雄端子の素材となる金属板をより薄いものへと移行できる技術が展開されている。さらに、下記特許文献2では、複数の端子をハウジング内に収納した多極のコネクタを接続する場合、コネクタ結合作業が悪くなるという不具合に対して、雄端子が雌端子への挿入を始めた直後に最も高い挿入力になる点に着目し、その対策として、挿入力の分散を実現させて低減する雌端子を展開している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許3480708号公報
【0006】
特開平5-190227号公報
【発明の概要】
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、導電性の金属板の板厚寸法は、雌端子Fに対して雄端子Mを厚くせざるを得ない構造であったものの、雌端子Fと統一することができるだけでなく、金属板の硬度を含めた仕様を統一することができるから、電線Wを圧着する方法として使用するアプリケータの統合、使用する金属板の板厚及び硬度等の仕様統合ができるようになり、管理費や材料費での原価低減効果が見込まれる。さらに、耐振動特性の改善にも繋がり、微摺動摩耗による雄端子Mのタブ部1への削れを減少させて、耐振動性への寿命を延ばすことができる。また、ハーネス作業での雄端子Mと電線Wとの絡みもなくなり、雄端子Mがハウジングの所定のキャビティへとスムーズな端子挿入作業ができる他、電線Wの被覆への切り傷などの不具合に対する懸念やワイヤハーネス組立作業者の指等への切り傷防止など、多くの効果が見込まれる。
【0008】
また、請求項2あるいは請求項3の発明によれば、雄端子Mの導電性の金属板の板厚寸法は、雌端子Fよりもさらに薄くすることが可能となる。アプリケータの統合はできなくなってしまうものの、例えば、請求項1の雄端子Mの板厚寸法に対して50%減とすることも可能となる構造が実現でき、雄端子Mの原価構成の中で、最も比率の高い導電性の金属板の材料費低減により、製造原価を大幅に下げることができる。
【0009】
また、請求項4の発明によれば、雄端子Mにあるガイド頂点11の内側に穴10を設けることにより、雄端子Mにあるガイド頂点11は、雌端子Fに設けられた接触板部50及び固定接点部51の間に挿入した時に、穴10を圧縮する形でガイド頂点11が内側に一定程度に変形できる構造としていることから、雄端子Mが雌端子Fへの挿入を始めた直後に最大となる挿入力を一つのピーク値としながら、低減することができる。
【0010】
上記実施形態では電線の圧着によって接続する雄端子Mについて説明したが、本発明は、電線を圧接することによって接続する雄端子Mやタブ部1の構成が前側と後側の双方で構成される基板直付け用のコネクタに使用する端子にも活用することができる雄端子Mである。
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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