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公開番号2025121606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017147
出願日2024-02-07
発明の名称目視検査支援装置
出願人株式会社豊田中央研究所,トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー,株式会社豊田自動織機,株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類G01N 21/84 20060101AFI20250813BHJP(測定;試験)
要約【課題】アイトラッキングが可能なカメラを用いることなく、検査対象物の表面上の目視位置を特定することができる技術を提供する。
【解決手段】検査員による検査対象物の目視検査を支援する目視検査支援装置であって、検査員の目の近傍から検査対象物に向けて光を照射する光源と、検査対象物を照明する照明部の近傍に配置され、光源から照射されたのち検査対象物に反射された反射光を撮影する撮影部と、撮影部によって撮影された画像を用いて、検査対象物の表面における反射光の反射位置の軌跡を特定する特定部と、特定された軌跡を参照して、表面のうち検査済領域と未検査領域とを判別する判別部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検査員による検査対象物の目視検査を支援する目視検査支援装置であって、
前記検査員の目の近傍から前記検査対象物に向けて光を照射する光源と、
前記検査対象物を照明する照明部の近傍に配置され、前記光源から照射されたのち前記検査対象物に反射された反射光を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された画像を用いて、前記検査対象物の表面における前記反射光の反射位置の軌跡を特定する特定部と、
特定された前記軌跡を参照して、前記表面のうち検査済領域と未検査領域とを判別する判別部と、を備える、目視検査支援装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
検査員による検査対象物の目視検査を支援する目視検査支援装置であって、
前記検査員の目の近傍から前記検査対象物に向けて赤外光を照射する赤外光源と、
入射する光を赤外光のみに制限するフィルタが取り付けられているとともに前記検査対象物を照明する照明部の近傍に配置され、前記赤外光源から照射されたのち前記検査対象物に反射された反射赤外光を撮影する第1撮影部と、
前記第1撮影部の近傍に配置され、前記照明部から照射されたのち前記検査対象物に反射された反射光を撮影する第2撮影部と、
前記第1撮影部によって撮影された画像を用いて特定した前記反射赤外光の反射位置の軌跡を、前記第2撮影部によって撮影された画像を用いて特定した前記検査対象物の表面に重ねることによって、前記表面における前記軌跡を特定する特定部と、
特定された前記軌跡を参照して、前記表面のうち検査済領域と未検査領域とを判別する判別部と、を備える、目視検査支援装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の目視検査支援装置であって、さらに、
前記表面に前記未検査領域が存在している場合に前記未検査領域の存在を報知する報知部を備える、目視検査支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、目視検査支援装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
カメラでは撮影できない不良が発生し得る検査対象物では、検査員による目視検査が行われることがある。検査員による目視検査に利用される技術として、例えば、特許文献1には、検査ミスに伴う不良品の流出を防止するために、検査員の視線位置信号が検査部位の映像信号内にある時間を計測する目視検査作業管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-163380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、検査対象物の表面上の目視位置を示す視線位置信号は、いわゆるアイトラッキングが可能なカメラによって特定される。このようなカメラは、一般的に高価であるとともに、目視位置を精度良く特定するためには、キャリブレーションを定期的に行う必要がある。また、そのキャリブレーションには煩雑な作業が伴う場合もある。このため、アイトラッキングが可能なカメラを用いることなく、検査対象物の表面上の目視位置を特定することができる技術が望まれていた。
【0005】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、アイトラッキングが可能なカメラを用いることなく、検査対象物の表面上の目視位置を特定することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、検査員による検査対象物の目視検査を支援する目視検査支援装置が提供される。この目視検査支援装置は、前記検査員の目の近傍から前記検査対象物に向けて光を照射する光源と、前記検査対象物を照明する照明部の近傍に配置され、前記光源から照射されたのち前記検査対象物に反射された反射光を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された画像を用いて、前記検査対象物の表面における前記反射光の反射位置の軌跡を特定する特定部と、特定された前記軌跡を参照して、前記表面のうち検査済領域と未検査領域とを判別する判別部と、を備える。
【0008】
この構成によれば、光源は検査員の目の近傍から光を照射するとともに、撮影部は照明部の近傍に配置されている。このとき、照明部から照射されたのち検査対象物に反射されて検査員の目に入射する光の経路と、光源から照射されたのち検査対象物に反射されて撮影部に入射する光の経路と、は概ね一致している。このため、撮影部によって撮影された画像を用いて特定された検査対象物の表面における反射光(光源から照射されたのち検査対象物に反射された反射光)の反射位置は、検査員が目視した目視位置とみなすことができる。したがって、当該画像を用いることにより、アイトラッキングが可能なカメラを用いることなく、検査対象物の表面上の目視位置を特定することができる。また、このように、目視位置とみなせる反射位置の軌跡を参照して、検査済領域と未検査領域とを判別することから、検査済領域と未検査領域とを精度良く判別することができる。
【0009】
(2)本発明の別の一形態によれば、検査員による検査対象物の目視検査を支援する目視検査支援装置が提供される。この目視検査支援装置は、前記検査員の目の近傍から前記検査対象物に向けて赤外光を照射する赤外光源と、入射する光を赤外光のみに制限するフィルタが取り付けられているとともに前記検査対象物を照明する照明部の近傍に配置され、前記赤外光源から照射されたのち前記検査対象物に反射された反射赤外光を撮影する第1撮影部と、前記第1撮影部の近傍に配置され、前記照明部から照射されたのち前記検査対象物に反射された反射光を撮影する第2撮影部と、前記第1撮影部によって撮影された画像を用いて特定した前記反射赤外光の反射位置の軌跡を、前記第2撮影部によって撮影された画像を用いて特定した前記検査対象物の表面に重ねることによって、前記表面における前記軌跡を特定する特定部と、特定された前記軌跡を参照して、前記表面のうち検査済領域と未検査領域とを判別する判別部と、を備える。
【0010】
この構成によれば、赤外光源は検査員の目の近傍から赤外光を照射するとともに、第1撮影部は照明部の近傍に配置されている。このとき、照明部から照射されたのち検査対象物に反射されて検査員の目に入射する光の経路と、赤外光源から照射されたのち検査対象物に反射されて第1撮影部に入射する赤外光の経路と、は概ね一致している。このため、第1撮影部によって撮影された画像を用いて特定された検査対象物の表面における反射赤外光の反射位置は、検査員が目視した目視位置とみなせることから、当該画像を用いて目視位置を特定することができる。また、第2撮影部は第1撮影部の近傍に配置されていることから、第2撮影部によって撮影された画像を用いて特定された検査対象物の表面に、特定された反射赤外光の反射位置を重ねることによって、アイトラッキングが可能なカメラを用いることなく、検査対象物の表面上の目視位置を特定することができる。また、このように、目視位置とみなせる反射位置の軌跡を参照して、検査済領域と未検査領域とを判別することから、検査済領域と未検査領域とを精度良く判別することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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