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公開番号2025122498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024018030
出願日2024-02-08
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/317 20210101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】圧力開放弁を通じたガスの排出後におけるケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電スタック110と、ケース500と、圧力開放弁600と、呼吸膜700と、を備える。ケース500は、底壁512と、周壁514と、上壁522と、を含む。圧力開放弁600は、上壁に設けられている。呼吸膜700は、底壁及び周壁のうち圧力開放弁よりも下方に位置する部位に設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に沿って並ぶように配置された複数の蓄電スタックと、
前記複数の蓄電スタックを収容するケースと、
前記ケースに設けられた圧力開放弁と、
前記ケースに設けられた呼吸膜と、を備え、
前記複数の蓄電スタックの各々は、複数の蓄電セルを有し、
前記ケースは、
前記複数の蓄電スタックを支持する底壁と、
前記複数の蓄電スタックを包囲する周壁と、
前記複数の蓄電スタックを覆う上壁と、を含み、
前記圧力開放弁は、前記上壁に設けられており、
前記呼吸膜は、前記底壁及び前記周壁のうち前記圧力開放弁よりも下方に位置する部位に設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記呼吸膜は、前記底壁に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記一方向及び上下方向との双方と直交する直交方向に前記複数の蓄電スタックと対向し、かつ、前記一方向に沿って並ぶように配置された複数の他の蓄電スタックと、
前記一方向に前記複数の蓄電スタックと対向する位置に配置された第1ジャンクションボックスと、
前記一方向に前記複数の他の蓄電スタックと対向し、かつ、前記直交方向に前記第1ジャンクションボックスと間隔を置いて対向する位置に配置された第2ジャンクションボックスと、をさらに備え、
前記底壁は、前記第1ジャンクションボックスと前記第2ジャンクションボックスとの間の空間の下方に位置する中間部を含み、
前記呼吸膜は、前記中間部に設けられている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ケース内に設けられており、前記一方向に前記複数の蓄電スタックと対向する対向板部をさらに備え、
前記周壁は、前記一方向に前記複数の蓄電スタックと対向するとともに上方に向かうにしたがって次第に前記複数の蓄電スタックから離間するように傾斜した側壁を含み、
前記呼吸膜は、前記側壁に設けられており、
前記対向板部は、当該対向板部と前記側壁との間に堆積空間を形成する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記複数の蓄電スタックと前記側壁との間に配置されたジャンクションボックスをさらに備え、
前記ジャンクションボックスは、前記対向板部を含む、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記呼吸膜の少なくとも一部は、前記圧力開放弁の投影面と重なっている、請求項1から5のいずれかに記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2023-47012号公報には、複数の電池セルと、複数の電池セルを収容するケースと、ケースに設けられた圧力開放弁と、ケースに設けられた呼吸膜と、を備える電池パックが開示されている。ケースは、ロアケースとアッパーカバーとを有している。圧力開放弁は、アッパーカバーに設けられており、呼吸膜は、ロアケースの側壁部に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-47012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2023-47012号公報に記載される電池パックでは、いずれかの電池セルからガスが発生し、ケース内の圧力が基準値に達すると、圧力開放弁を通じてガスが排出される。その後、ケースの内圧の調整のために呼吸膜を通じてケース内に空気が流入する。
【0005】
このとき、先にガスが発生した電池セルとは異なる電池セルが発熱している場合、呼吸膜を通じてケース内に流入した空気がその電池セルに接触することによってケース内において発熱が促進される懸念がある。
【0006】
本開示の目的は、ケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【0007】
本開示の目的は、圧力開放弁を通じたガスの排出後におけるケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面に従った蓄電装置は、一方向に沿って並ぶように配置された複数の蓄電スタックと、前記複数の蓄電スタックを収容するケースと、前記ケースに設けられた圧力開放弁と、前記ケースに設けられた呼吸膜と、を備え、前記複数の蓄電スタックの各々は、複数の蓄電セルを有し、前記ケースは、前記複数の蓄電スタックを支持する底壁と、前記複数の蓄電スタックを包囲する周壁と、前記複数の蓄電スタックを覆う上壁と、を含み、前記圧力開放弁は、前記上壁に設けられており、前記呼吸膜は、前記底壁及び前記周壁のうち前記圧力開放弁よりも下方に位置する部位に設けられている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、圧力開放弁を通じたガスの排出後におけるケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電装置からアッパーカバーが取り外された状態を概略的に示す斜視図である。
蓄電装置からアッパーカバーが取り外された状態を概略的に示す平面図である。
図3におけるIV-IV線での断面図である。
図3におけるV-V線での断面図である。
圧力開放弁及び呼吸膜の配置の変形例を概略的に示す平面図である。
圧力開放弁及び呼吸膜の配置の変形例を概略的に示す平面図である。
図7におけるVIII-VIII線での断面図である。
対向板部の変形例を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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