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公開番号2025122744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018355
出願日2024-02-09
発明の名称外壁構造およびその施工方法
出願人株式会社鴻池組,不二サッシ株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 2/96 20060101AFI20250815BHJP(建築物)
要約【課題】無足場施工による効率的施工、揚重機等の使用の低減を可能にした建物の外壁構造及びその施工方法を提供する。
【解決手段】胴縁3の室外側に建て付けられる複数のガイドフレーム5と、胴縁3とガイドフレーム5にそれぞれ取り付けられ、互いに接合されることによりガイドフレーム5を胴縁3に固定する胴縁側接合金具6及びガイドフレーム側接合金具7と、各ガイドフレーム5,5間に設置される複数の外壁パネル8とを有する。ガイドフレーム5の互いに対向する側面部に上下方向に連続し外壁パネル8の端部が嵌合される嵌合溝5aを有する。胴縁側接合金具6は胴縁側取付け部6aと、胴縁側接合部6bとから平面視略L字形状に形成する。ガイドフレーム側接合金具7はガイドフレーム側取付け部7aと、ガイドフレーム側接合部7bとから平面視略ハット形状に形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
下地鉄骨の室外側に間隔をおいて立て付けられる複数の外壁パネルガイドフレームと、前記下地鉄骨と前記外壁パネルガイドフレームにそれぞれ取り付けられ、互いに接合されることにより前記外壁パネルガイドフレームを前記下地鉄骨に固定する下地鉄骨側接合金具および外壁パネルガイドフレーム側接合金具と、横方向に隣接する前記外壁パネルガイドフレーム間に、上下方向に互いに隣接して設置される複数の外壁パネルとを備え、隣り合う前記外壁パネルガイドフレームの互いに対向する側面部には、上下方向に連続し前記外壁パネルの端部が嵌合される嵌合溝が設けられていることを特徴とする建物の外壁構造。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の建物の外壁構造において、前記下地鉄骨側接合金具は前記下地鉄骨の側面に留め付けられる下地鉄骨側取付け部と、前記外壁パネルの室内側面に沿って延びる下地鉄骨側接合部とから平面視略L字形状に形成され、前記外壁パネルガイドフレーム側接合金具は前記外壁パネルガイドフレームの室内側面に留め付けられる外壁パネルガイドフレーム側取付け部と、前記下地鉄骨側接合金具の前記下地鉄骨側接合部に当接する外壁パネルガイドフレーム側接合部とから平面視略ハット形状に形成されていることを特徴とする建物の外壁構造。
【請求項3】
請求項1または2記載の建物の外壁構造において、前記外壁パネルガイドフレームの互いに対向する側面部に設けられた前記嵌合溝の、前記下地鉄骨側の開口縁端部とその反対側の開口縁端部に、それぞれ前記嵌合溝の内側に平面視略L字状に突出する外壁パネル支持部と前記嵌合溝の内側に開口する平面視略リップ溝形状のガスケット取付け溝が設けられていることを特徴とする建物の外壁構造。
【請求項4】
請求項1または2記載の建物の外壁構造において、前記外壁パネルの側端部近傍の室内側面には、前記外壁パネルの室内側面と前記下地鉄骨とを連結するための外壁パネル側連結金具が取り付けられており、前記外壁パネル側連結金具と前記下地鉄骨に取り付けられた下地鉄骨側連結金具とが互いに接合されていることを特徴とする建物の外壁構造。
【請求項5】
請求項4記載の建物の外壁構造において、前記外壁パネルガイドフレームの互いに対向する側面部に設けられた前記嵌合溝の、前記下地鉄骨側の開口縁端部とその反対側の開口縁端部に、それぞれ前記嵌合溝の内側に平面視略L字状に突出する外壁パネル支持部と前記嵌合溝の内側に開口する平面視略リップ溝形状のガスケット取付け溝が設けられていることを特徴とする建物の外壁構造。
【請求項6】
請求項1または2記載の建物の外壁構造において、前記下地鉄骨側連結金具は前記下地鉄骨に留め付けられる下地鉄骨側取付け部と、前記外壁パネルの室内側面に沿って延びる下地鉄骨側連結部とから平面視略L字形状に形成され、前記外壁パネル側連結金具は前記外壁パネル室内側面に留め付けられる外壁パネル側取付け部と、前記下地鉄骨側連結金具の前記下地鉄骨側連結部に当接する外壁パネル側連結部とを有して平面視略矩形断面の筒状に形成されていることを特徴とする建物の外壁構造。
【請求項7】
請求項6記載の建物の外壁構造において、前記外壁パネルガイドフレームの互いに対向する側面部に設けられた前記嵌合溝の、前記下地鉄骨側の開口縁端部とその反対側の開口縁端部に、それぞれ前記嵌合溝の内側に平面視略L字状に突出する外壁パネル支持部と前記嵌合溝の内側に開口する平面視略リップ溝状のガスケット取付け溝が設けられていることを特徴とする建物の外壁構造。
【請求項8】
請求項1または2記載の建物の外壁構造における外壁の施工方法であって、以下の工程を含むことを特徴とする建物の外壁の施工方法。
(1) 前記下地鉄骨に前記下地鉄骨側接合金具を、前記外壁パネルガイドフレームに前記外壁パネルガイドフレーム側接合金具をそれぞれ取り付ける工程。
(2) 前記下地鉄骨の室外側に、前記複数の外壁パネルガイドフレームを前記下地側接合金具と前記外壁パネルガイドフレーム側接合金具とを互いに対向させ、かつ前記下地鉄骨に沿って横方向に所定間隔に建て付ける工程。
(3)前記各外壁パネルガイドフレーム間に、前記外壁パネルを前記外壁パネルガイドフレームの互いに対向する嵌合溝に端部を嵌合させて順次落とし込む工程。
(4) 前記下地鉄骨側接合金具と前記外壁パネルガイドフレーム側接合金具とを互いに接合する工程。
【請求項9】
請求項8記載の建物の外壁の施工方法において、さらに、前記外壁パネルの側端部近傍の室内側面に、前記外壁パネルの室内側面と前記下地鉄骨とを連結するための前記外壁パネル側連結金具を取り付ける工程と、前記下地鉄骨に前記下地鉄骨側連結金具を取り付ける工程と、前記下地鉄骨側連結金具と前記外壁パネル側連結金具とを互いに接合して連結する工程を含むことを特徴とする建物の外壁の施工方法。
【請求項10】
請求項9記載の建物の外壁の施工方法において、前記下地鉄骨側連結金具は前記下地鉄骨に留め付けられる下地鉄骨側取付け部と、前記外壁パネルの室内側面に沿って延びる下地鉄骨側連結部とから平面視略L字形状に形成され、前記外壁パネル側連結金具は前記外壁パネルの室内側面に留め付けられる外壁パネル側取付け部と、前記下地鉄骨側連結金具の前記下地鉄骨側連結部に当接する外壁パネル側連結部とを有して、平面視略矩形断面の筒状に形状に形成されていることを特徴とする建物の外壁の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無足場工法による施工が可能な外壁構造およびその施工方法に関するものであり、特に、物流施設などの外壁に多用されているサンドイッチパネルを使用した外壁に適している。ただし、サンドイッチパネルに限定されるものではなく、様々なパネルを使用した各種構造物の外壁に適用可能である。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、物流施設の外壁仕上げは、長年ALC板による施工が主流であったが、納期の長期化、コスト上昇、作業員不足などが原因で、昨今、サンドイッチパネルによる施工に移行している。
【0003】
サンドイッチパネルによる在来工法は、図11、図12に図示するように下地鉄骨(胴縁)30の室外側に複数のサンドイッチパネル31を下地鉄骨30の上下方向に互いに隣接させて添え付け、各サンドイッチパネル31の上端部を室外側より下地鉄骨30に複数のドリルビス32よって直接ビス止めし、また、上下サンドイッチパネル31,31は嵌合式にて積み上げ(図11(a),図12(a)参照)、かつ左右サンドイッチパネル31,31間のパネルジョイント(縦目地)はシーリング材33によってコーキング処理を行っている(図12(b)参照)。
【0004】
また、特許文献1には、物流施設などの鉄骨系建物において、上下方向に並ぶ複数枚の外壁パネルを、この外壁パネルの横幅方向の複数個所で上下方向に延びる複数本の胴縁に取り付けて外壁パネルユニットとし、この外壁パネルユニットを前記胴縁によって建物の躯体に取り付けることにより構成される外壁の構造に関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6667940号公報
特開2016-94791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、図11、図12に図示する在来工法では、サンドイッチパネルは下地鉄骨の室外側に嵌合式にて一枚一枚積み上げる必要があり、また各サンドイッチパネルを一枚一枚、下地鉄骨にビス止めする必要があるため、多くの労力を要して作業効率が落ち、しかもこれらの作業は屋外作業となるため天候の影響を受けやすいという課題があった。
【0007】
また、高所作業の際は、サンドイッチパネルを高所位置に持ち上げる揚重機などの重機を必要とする等して施工コストが嵩む等の課題があった。
【0008】
一方、特許文献1の施工方法は、複数の横長プレートを積層して大形パネルを形成し、これをクレーンで吊って建て込むため、工事が大掛かりになりやすいという課題があった。
【0009】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、無足場施工による効率的施工、運搬車両や揚重機使用の低減等を可能にした建物の外壁構造およびその施工方法を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、下地鉄骨の室外側に間隔をおいて建て付けられる複数の外壁パネルガイドフレームと、前記下地鉄骨と前記外壁パネルガイドフレームにそれぞれ取り付けられ、互いに接合されることにより前記外壁パネルガイドフレームを前記下地鉄骨に固定する下地鉄骨側接合金具および外壁パネルガイドフレーム側接合金具と、横方向に隣接する前記外壁パネルガイドフレーム間に、上下方向に互いに隣接して設置される複数の外壁パネルとを備え、隣り合う前記外壁パネルガイドフレームの互いに対向する側面部には、上下方向に連続し前記外壁パネルの端部が嵌合される嵌合溝が設けられていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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