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公開番号2025116944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011483
出願日2024-01-30
発明の名称吸収性物品
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人
主分類A61F 13/515 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】吸収性物品の周囲をラウンドシールで接着した場合でも、肌触りがよく、穴開きが生じることのない接着強度を有する吸収性物品を提供する。
【解決手段】トップシート10と、トップシートに隣接するセカンドシート20と、バックシート40と、セカンドシートとバックシートとの間に配置される吸収体30とを備える吸収性物品1であって、トップシート、セカンドシート及びバックシートが、吸収性物品の長手方向両端部において、ラウンドシール51、52で固定され、トップシートとセカンドシートが、各々ポリエステル繊維を重量比で25%以上60%未満、トップシートが、繊度1.8dtex以上3.0dtex以下のエアスルー不織布で構成され、セカンドシートが、繊度1.8dtex以上9.0dtex以下のエアスルー不織布で構成され、セカンドシートの繊度が、トップシートの繊度の1倍以上3倍未満であることを特徴とする吸収性物品。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸収性物品の厚み方向における肌当接面側に設けた液透過性のトップシートと、前記トップシートに隣接する液透過性のセカンドシートと、前記厚み方向における非肌当接面の側に設けた液不透過性のバックシートと、前記セカンドシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体とを備える吸収性物品であって、
前記トップシート、前記セカンドシート及び前記バックシートが、吸収性物品の長手方向両端部において、それぞれ幅方向に沿って熱圧着することにより形成されたラウンドシールで固定され、
前記トップシートと前記セカンドシートが、各々ポリエステル繊維を重量比で25%以上60%未満含み、
前記トップシートが、繊度1.8dtex以上3.0dtex以下のエアスルー不織布で構成され、
前記セカンドシートが、繊度1.8dtex以上9.0dtex以下のエアスルー不織布で構成され、
前記セカンドシートの繊度が、前記トップシートの繊度の1倍以上3倍未満である、ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記ラウンドシールの1か所あたりの寸法が、長手方向に4mm以上12mm以下、幅方向に25mm以上90mm以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記トップシートの坪量が18g/m

以上30g/m

以下、前記セカンドシートの坪量が18g/m

以上40g/m

以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、紙おむつ、軽度失禁製品やペットシーツ等の吸収性物品では、吸収性物品が直接肌に触れる側の表面の1層目及び2層目に肌触り向上や吸液性能向上のため嵩の高い不織布が使われることが多い。また、吸収性物品の長手方向両端には、幅方向に沿って熱接着によるラウンドシールで接着されるものが多い。
【0003】
しかし、不織布同士を熱接着する場合、繊維径が太く(高繊度)嵩高の不織布は、繊維径が細く(低繊度)嵩の低い不織布よりも接着性が低くなる傾向にあり、接着力が不十分で吸収体が膨潤した際に接着が外れる等の問題が起きる場合があった。複数の不織布を十分に接着するためには、熱接着時の温度や圧力を上げるといった対策があるが、温度を上げた場合は製品のラウンドシールの部分に穴が開きやすくなり美粧性が悪化する、圧力を上げた場合は生産設備への負荷が大きくなる、といった問題が発生する。
【0004】
特許文献1には、表面シートと吸収体の間に配置する吸収性物品用シートとして、オレフィン系重合体、ポリエステル系重合体又はポリアミド系重合体からなる芯部と、(1)プロピレンを主成分とする共重合体、(2)エチレンを主成分とする共重合体、又は(3)低密度ポリエチレンを含有する鞘部とを有する芯鞘型の熱接着性複合繊維を用いることで、吸収性物品の面方向に対するヨレを防止することが開示されている。しかし、吸収性物品の肌触りやラウンドシールの接着性に関する開示はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-238910
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、繊維度が高く嵩の高い複数の不織布を熱圧着によるラウンドシールで接着した場合であっても、肌触りがよく、ラウンドシールに穴開きが生じることがなく、十分な接着強度を有する吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、吸収性物品の厚み方向における肌当接面の側に設けた液透過性のトップシートと、トップシートに隣接する液透過性のセカンドシートと、厚み方向における非肌当接面の側に設けた液不透過性のバックシートと、セカンドシートとバックシートとの間に配置される吸収体とを備える吸収性物品において、トップシート、セカンドシート及びバックシートが熱圧着によりラウンドシールされる位置や寸法、トップシートとセカンドシートに用いる不織布のポリエステル繊維比率、繊度、製造方式を規定することで上記課題が解決することを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、以下の吸収性物品に係る。
【0008】
(1)本発明の第1の態様は、吸収性物品の厚み方向における肌当接面の側に設けた液透過性のトップシートと、前記トップシートに隣接する液透過性のセカンドシートと、前記厚み方向における非肌当接面の側に設けた液不透過性のバックシートと、前記セカンドシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体とを備える吸収性物品であって、前記トップシート、前記セカンドシート及び前記バックシートが、吸収性物品の長手方向両端部において、それぞれ幅方向に沿って熱圧着することにより形成されたラウンドシールで固定され、前記トップシートと前記セカンドシートが、各々ポリエステル繊維を重量比で25%以上60%未満含み、前記トップシートが、繊度1.8dtex以上3.0dtex以下のエアスルー不織布で構成され、前記セカンドシートが、繊度1.8dtex以上9.0dtex以下のエアスルー不織布で構成され、前記セカンドシートの繊度が、前記トップシートの繊度の1倍以上3倍未満である、ことを特徴とする吸収性物品である。
【0009】
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、前記ラウンドシールの1か所あたりの寸法が、長手方向に4mm以上12mm以下、幅方向に25mm以上90mm以下である、ことを特徴とするものである。
【0010】
(3)本発明の第3の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、前記トップシートの坪量が18g/m

以上30g/m

以下、前記セカンドシートの坪量が18g/m

以上40g/m

以下である、ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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