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公開番号2025122833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018515
出願日2024-02-09
発明の名称制御装置、制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 9/64 20230101AFI20250815BHJP(電気通信技術)
要約【課題】適用先に応じた色・輝度の補正用データを適用することができる制御装置、制御方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】色・輝度合わせの基準となる基準撮像装置および色・輝度合わせの対象となる対象撮像装置で撮像したカラーチャートの撮像画像に基づいて色・輝度合わせ用の第1補正用データを生成する生成部を備え、補正用データを適用先装置に適用可能な制御装置であって、適用先装置を設定するための設定部と、第1補正用データと合成するための第2補正用データを取得する取得手段と、第1補正用データと第2補正用データを合成した第3補正用データを生成する合成部と、設定された適用先装置に応じて第1補正用データまたは第3補正用データを適用する適用部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
色・輝度合わせの基準となる基準撮像装置および色・輝度合わせの対象となる対象撮像装置で撮像したカラーチャートの撮像画像に基づいて色・輝度合わせ用の第1補正用データを生成する生成手段を備え、補正用データを適用先装置に適用可能な制御装置であって、
適用先装置を設定するための設定手段と、
前記第1補正用データと合成するための第2補正用データを取得する取得手段と、
前記第1補正用データと前記第2補正用データを用いて第3補正用データを合成する合成手段と、
前記設定手段により設定された適用先装置に応じて、前記第1補正用データまたは前記第3補正用データを適用する適用手段と、を備えたことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記取得手段は、
前記第2補正用データが適用済みの装置から当該第2補正用データを取得することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第1補正用データおよび前記第2補正用データのそれぞれは、入力色と出力色とを関連付けた第1テーブルと、これとは異なる第2テーブルであり、
前記合成手段は、
前記第2テーブルの出力色と前記第1テーブルの入力色とを紐付けたテーブルである前記第3補正用データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第1補正用データと別の補正用データを用いて第4補正用データを生成するか否かをユーザが選択可能に画面表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記表示手段は更に、
前記別の補正用データをユーザが選択可能に画面表示することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記表示手段は更に、
前記第1補正用データまたは前記第3補正用データを適用先装置に適用するか否かをユーザが選択可能に画面表示することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
【請求項7】
適用先装置に補正用データを適用する前に、適用する補正用データが前記合成手段により生成されたか否かを示す情報と、当該合成手段により生成された場合に生成処理に用いられた補正用データを示す情報とをユーザに通知する通知部を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項8】
前記設定手段は、
優先度リストに規定されている装置の優先度に従って適用先装置を自動で設定することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項9】
前記設定手段は、
適用済みの補正用データの補正精度が最大である装置を適用先装置として自動で設定することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項10】
色・輝度合わせの基準となる基準撮像装置および色・輝度合わせの対象となる対象撮像装置で撮像したカラーチャートの撮像画像に基づいて色・輝度合わせ用の第1補正用データを生成する生成手段を備え、補正用データを適用先装置に適用可能な制御装置の制御方法であって、
適用先装置を設定するための設定工程と、
前記第1補正用データと合成するための第2補正用データを取得する取得工程と、
前記第1補正用データと前記第2補正用データを用いて第3補正用データを合成する合成工程と、
前記設定工程により設定された適用先装置に応じて、前記第1補正用データまたは前記第3補正用データを適用する適用工程と、を有することを特徴とする制御装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、色・輝度補正に用いる補正用データを適切に装置に適用する制御装置、制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
映像制作の現場では一般に複数の撮像装置を用いて撮像が行われる。同じ被写体を撮像したとしても使用する撮像装置の型番などの違いにより、得られる撮像画像の色・輝度は異なる。そこで、各撮像装置で撮像したカラーチャートの画像を元に色・輝度を合わせるための補正用データを生成し、補正対象となる対象撮像装置へ適用することが行われている。一方、屋外撮影等においては事前に色、輝度合わせ行っても天候変化等により色、輝度がずれることがある。その場合、例えば色・輝度合わせの基準となる「基準撮像装置」と、補正用データが適用された「対象撮像装置」とにおいてカラーチャートを撮像し直すことを行う。そして、得られた撮像画像を元に補正用データを生成し直す。さらに、生成し直した補正用データと、対象撮像装置に適用済みの元の補正用データとを合成して得られた新たな補正用データを対象撮像装置に適用して色・輝度を合わせることが行われている。
【0003】
他方、近年、複数の撮像装置からの入力映像に対して補正用データを適用して表示できる表示装置が提案されており、撮像装置以外にも補正用データを適用して色・輝度合わせを行うケースが増加している。特許文献1は、受信したワンセグ映像に補正用データを適用する場合、映像データから補正用データを生成し、既存の補正用データが存在する場合には両者を合成して新たな補正用データを適用する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-290609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では例えば補正用データが適用済みの撮像装置で撮像した画像を入力する表示装置に対して適用済み補正用データと生成し直した補正用データとを合成して得られた新たな補正用データを適用する場合、不具合が起こり得た。即ち、適用済みの補正用データの影響が重複して色・輝度が合わなくなる虞があった。このため、補正用データの適用先に応じ、都度、補正用データを合成するか否かをユーザが手動で切り替えていた。だが、補正用データの切り替え忘れや補正用データの適用先間違いなどの人為的ミスにより、誤った補正用データを生成・適用して色・輝度が合わなくなる状況が発生してしまうといった課題があった。
【0006】
本発明の目的は、適用先に応じた色・輝度の補正用データを適用することができる制御装置、制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、色・輝度合わせの基準となる基準撮像装置および色・輝度合わせの対象となる対象撮像装置で撮像したカラーチャートの撮像画像に基づいて色・輝度合わせ用の第1補正用データを生成する生成手段を備え、補正用データを適用先装置に適用可能な制御装置であって、適用先装置を設定するための設定手段と、前記第1補正用データと合成するための第2補正用データを取得する取得手段と、前記第1補正用データと前記第2補正用データを合成した第3補正用データを生成する合成手段と、前記設定手段により設定された適用先装置に応じて、前記第1補正用データまたは前記第3補正用データを適用する適用手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、適用先に応じた色・輝度の補正用データを適用することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
システムの構成図である。
第1実施形態の補正用データ生成適用処理を示すフローチャートである。
カラーチャートの説明図である。
3D-LUTの説明図である。
適用先装置を設定するためのUIの表示例である。
合成する補正用データの説明図である。
第2実施形態の補正用データ生成適用処理を示すフローチャートである。
合成選択UIの表示例である。
合成データ設定UIの表示例である。
適用選択UIの表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載される構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載される構成によって限定されることはない。まず、本発明の第1実施形態について説明する。また、以下に説明する実施形態では色・輝度合わせのための補正用データは総て3-LUT(ルックアップテーブル)として説明するが補正用データはこの限りではない。
(【0011】以降は省略されています)

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