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公開番号
2025124150
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020015
出願日
2024-02-14
発明の名称
ガスセンサ
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
27/18 20060101AFI20250819BHJP(測定;試験)
要約
【課題】感温素子を備えたガスセンサにおいて、検出対象ガスの濃度を検出できる期間を増やす。
【解決手段】ガスセンサ1は、サーミスタRd1,Rd3を第1の温度域に加熱し、サーミスタRd2,Rd4を第2の温度域に加熱する期間T1においては、サーミスタRd1とサーミスタRd2の接続点N1に現れる検出電圧を検出し、サーミスタRd1,Rd3を第2の温度域に加熱し、サーミスタRd2,Rd4を第1の温度域に加熱する期間T2においては、サーミスタRd3とサーミスタRd4の接続点N2に現れる検出電圧を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
直列に接続された第1及び第2の感温素子を含む第1の直列回路と、
直列に接続された第3及び第4の感温素子を含む第2の直列回路と、
前記第1の直列回路に電圧を印加する第1の電源回路と、
前記第2の直列回路に電圧を印加する第2の電源回路と、
前記第1及び第3の感温素子を第1の温度域に加熱し、前記第2及び第4の感温素子を第2の温度域に加熱する第1の期間においては、前記第1の感温素子と前記第2の感温素子が接続される第1の接続点に現れる第1の検出電圧を検出し、前記第1及び第3の感温素子を前記第2の温度域に加熱し、前記第2及び第4の感温素子を前記第1の温度域に加熱する第2の期間においては、前記第3の感温素子と前記第4の感温素子が接続される第2の接続点に現れる第2の検出電圧を検出する信号処理回路と、
を備え、
前記信号処理回路は、前記第1及び第2の検出電圧に基づいて、検出対象ガスの濃度を算出する、
ガスセンサ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1及び第4の感温素子の抵抗値は、前記第1の温度域に加熱された場合に、第1の抵抗域となり、
前記第2及び第3の感温素子の抵抗値は、前記第2の温度域に加熱された場合に、第2の抵抗域となる、
請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記第1の抵抗域と前記第2の抵抗域が重なりを有する、
請求項2に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記第1及び第3の感温素子を共通に加熱する第1のヒータと、
前記第2及び第4の感温素子を共通に加熱する第2のヒータと、
をさらに備える、
請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項5】
前記第1の感温素子は、前記第1のヒータによって加熱される第1のサーミスタ膜の第1の部分と、前記第1のサーミスタ膜の前記第1の部分を介して対向する一対の第1の対向電極からなり、
前記第2の感温素子は、前記第2のヒータによって加熱される第2のサーミスタ膜の第1の部分と、前記第2のサーミスタ膜の前記第1の部分を介して対向する一対の第2の対向電極からなり、
前記第3の感温素子は、前記第1のヒータによって加熱される第3のサーミスタ膜の第1の部分と、前記第3のサーミスタ膜の前記第1の部分を介して対向する一対の第3の対向電極からなり、
前記第4の感温素子は、前記第2のヒータによって加熱される第4のサーミスタ膜の第1の部分と、前記第4のサーミスタ膜の前記第1の部分を介して対向する一対の第4の対向電極からなる、
請求項4に記載のガスセンサ。
【請求項6】
前記第1の感温素子は、前記第1のヒータによって加熱される第1のサーミスタ膜の第1の部分と、前記第1のサーミスタ膜の前記第1の部分を介して対向する一対の第1の対向電極からなり、
前記第2の感温素子は、前記第2のヒータによって加熱される第2のサーミスタ膜の第1の部分と、前記第2のサーミスタ膜の前記第1の部分を介して対向する一対の第2の対向電極からなり、
前記第3の感温素子は、前記第1のサーミスタ膜の第2の部分と、前記第1のサーミスタ膜の前記第2の部分を介して対向する一対の第3の対向電極からなり、
前記第4の感温素子は、前記第2のサーミスタ膜の第2の部分と、前記第2のサーミスタ膜の前記第2の部分を介して対向する一対の第4の対向電極からなる、
請求項4に記載のガスセンサ。
【請求項7】
前記第1乃至第4の感温素子が負の抵抗温度係数を有しており、
前記第1の温度域よりも前記第2の温度域の方が温度が高く、
前記第1の対向電極が対向する長さは、前記第2の対向電極が対向する長さよりも長く、
前記第4の対向電極が対向する長さは、前記第3の対向電極が対向する長さよりも長い、
請求項5又は6に記載のガスセンサ。
【請求項8】
前記第1乃至第4の感温素子が負の抵抗温度係数を有しており、
前記第1の温度域よりも前記第2の温度域の方が温度が高く、
前記第1の対向電極の電極間距離は、前記第2の対向電極の電極間距離よりも短く、
前記第4の対向電極の電極間距離は、前記第3の対向電極の電極間距離よりも短い、
請求項5又は6に記載のガスセンサ。
【請求項9】
前記第1乃至第4の感温素子が正の抵抗温度係数を有しており、
前記第1の温度域よりも前記第2の温度域の方が温度が高く、
前記第2の対向電極が対向する長さは、前記第1の対向電極が対向する長さよりも長く、
前記第3の対向電極が対向する長さは、前記第4の対向電極が対向する長さよりも長い、
請求項5又は6に記載のガスセンサ。
【請求項10】
前記第1乃至第4の感温素子が正の抵抗温度係数を有しており、
前記第1の温度域よりも前記第2の温度域の方が温度が高く、
前記第2の対向電極の電極間距離は、前記第1の対向電極の電極間距離よりも短く、
前記第3の対向電極の電極間距離は、前記第4の対向電極の電極間距離よりも短い、
請求項5又は6に記載のガスセンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はガスセンサに関し、特に、サーミスタ等の感温素子を備えたガスセンサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、直列接続された2つのサーミスタを備えたガスセンサが開示されている。特許文献1に記載されたガスセンサは、第1の期間においては一方のサーミスタを第1の温度域、他方のサーミスタを第2の温度域に加熱し、第2の期間においては一方のサーミスタを第2の温度域、他方のサーミスタを第1の温度域に加熱することによって、2つのサーミスタの熱履歴の差を一致させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/031517号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたガスセンサにおいては、第2の期間に検出対象ガスの濃度を検出することはできない。
【0005】
本開示においては、サーミスタ等の感温素子を備えたガスセンサにおいて、検出対象ガスの濃度を検出できる期間を増やす技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面によるガスセンサは、直列に接続された第1及び第2の感温素子を含む第1の直列回路と、直列に接続された第3及び第4の感温素子を含む第2の直列回路と、第1の直列回路に電圧を印加する第1の電源回路と、第2の直列回路に電圧を印加する第2の電源回路と、第1及び第3の感温素子を第1の温度域に加熱し、第2及び第4の感温素子を第2の温度域に加熱する第1の期間においては、第1の感温素子と第2の感温素子が接続される第1の接続点に現れる第1の検出電圧を検出し、第1及び第3の感温素子を第2の温度域に加熱し、第2及び第4の感温素子を第1の温度域に加熱する第2の期間においては、第3の感温素子と第4の感温素子が接続される第2の接続点に現れる第2の検出電圧を検出する信号処理回路と、を備え、信号処理回路は、第1及び第2の検出電圧に基づいて、検出対象ガスの濃度を算出する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、サーミスタ等の感温素子を備えたガスセンサにおいて、検出対象ガスの濃度を検出できる期間を増やす技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態によるガスセンサ1の構成を示す回路図である。
図2は、センサ部S1,S2のデバイス構造を説明するための略平面図であり、ヒータ抵抗MH1,MH2に関する部分を示している。
図3は、センサ部S1,S2のデバイス構造を説明するための略平面図であり、サーミスタRd1~Rd4に関する部分を示している。
図4は、センサ部S1,S2のデバイス構造を説明するための略平面図であり、図2と図3を重ねた状態を示している。
図5は、センサ部S1,S2のデバイス構造の変形例を説明するための略平面図であり、サーミスタRd1~Rd4に関する部分を示している。
図6は、ガスセンサ1の動作を説明するためのフローチャートである。
図7は、ガスセンサ1の動作を説明するためのタイミング図である。
図8は、ガスセンサ1の変形例による動作を説明するためのフローチャートである。
図9(a)は、接続点N1に現れる検出電圧Vgas1と、接続点N2に現れる検出電圧Vgas1の間にオフセットが存在している場合に得られる測定結果信号OUTの変化を示すグラフであり、図9(b)は、ある時点の測定で得られた測定結果信号OUTと、その直前の測定で得られた測定結果信号OUTの平均値の変化を示すグラフである。
図10は、本開示に係る技術の第2の実施形態によるガスセンサ2の構成を示す回路図である。
図11は、本開示に係る技術の第3の実施形態によるガスセンサ3の構成を示す回路図である。
図12は、本開示に係る技術の第4の実施形態によるガスセンサ4の構成を示す回路図である。
図13は、本開示に係る技術の第5の実施形態によるガスセンサ5の構成を示す回路図である。
図14は、ガスセンサ5におけるセンサ部S1,S2のデバイス構造を説明するための略平面図であり、サーミスタRd1~Rd4に関する部分を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態によるガスセンサ1の構成を示す回路図である。
(【0011】以降は省略されています)
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