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公開番号2025124339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020322
出願日2024-02-14
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コアの破損を防止することが可能なコイル装置を提供する。
【解決手段】コイル装置1は、巻芯部と、巻芯部の軸方向の端部に形成された鍔部22aとを有する環状のコアと、巻芯部に巻回されたワイヤ10と、鍔部22aに取り付けられ、ワイヤ10の引出部12aに接続された端子31と、を有する。鍔部22aは、軸方向に垂直な外端面224と、実装基板に対向する底面221とを有する。端子31は、外端面224に沿って配置された固定部35と、底面221に沿って配置された実装部と、少なくとも固定部35に形成され、実装部に向かって延在するスリット38とを有する。固定部35は、外端面224に接着された接着部350と、スリット38を有する分裂部352とを有する。分裂部352の少なくとも一部は、外端面224に接着されていない。
【選択図】図6A
特許請求の範囲【請求項1】
巻芯部と、前記巻芯部の軸方向の端部に形成された鍔部とを有する環状のコアと、
前記巻芯部に巻回されたワイヤと、
前記鍔部に取り付けられ、前記ワイヤの引出部に接続された端子と、を有し、
前記鍔部は、前記軸方向に垂直な外端面と、実装基板に対向する底面とを有し、
前記端子は、前記外端面に沿って配置された固定部と、前記底面に沿って配置された実装部と、少なくとも前記固定部に形成され、前記実装部に向かって延在するスリットとを有し、
前記固定部は、前記外端面に接着された接着部と、前記スリットを有する分裂部とを有し、
前記分裂部の少なくとも一部は、前記外端面に接着されていないコイル装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記分裂部は、第1支持部と第2支持部とに分裂されており、
前記スリットは、前記第1支持部と前記第2支持部との間に位置する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記スリットは、前記接着部と前記分裂部の境界から、前記実装部に向かって延在している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記スリットは、前記分裂部から前記実装部にかけて形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記実装部は、第1脚部と第2脚部とに分裂されており、
前記スリットは、前記第1脚部と前記第2脚部との間に位置する請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記分裂部は、前記接着部よりも前記実装部に近接しており、前記実装部に連続している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記分裂部は、前記外端面から離れる方向に突出している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記実装部は、前記底面から離間している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記分裂部と前記外端面との間には、第1ギャップが形成されており、
前記実装部と前記底面との間には、第2ギャップが形成されており、
前記分裂部と前記外端面との間の最大距離は、前記実装部と前記底面との間の最小距離よりも長い請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記分裂部は、前記接着部と同一平面上に位置する請求項1または2に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コモンモードフィルタとして機能するコイル装置が示されている。特許文献1のコイル装置は、環状のコアと、コアに巻回されたワイヤと、コアに取り付けられた端子とを有する。コアは、巻芯部と、巻芯部の軸方向の端部に形成された鍔部とを有する。鍔部は、巻芯部の軸方向に垂直な外端面と、実装基板に対向する底面と、底面とは反対側の頂面とを有する。ワイヤは、巻芯部に巻回されており、ワイヤの引出部は、端子に接続されている。端子は、外端面に沿って配置された固定部と、底面に沿って配置された実装部と、頂面に沿って配置され、ワイヤの引出部に接続された継線部とを有する。固定部は、接着剤によって、外端面に接着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-192169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のコイル装置では、次のような懸念がある。すなわち、実装部が実装基板に接続された状態において、実装基板が変形する(例えば、実装基板が捻られる)と、コアに過大な応力が加わり、コアが破損するおそれがある。
【0005】
本開示は、コアの破損を防止することが可能なコイル装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコイル装置は、
巻芯部と、前記巻芯部の軸方向の端部に形成された鍔部とを有する環状のコアと、
前記巻芯部に巻回されたワイヤと、
前記鍔部に取り付けられ、前記ワイヤの引出部に接続された端子と、を有し、
前記鍔部は、前記軸方向に垂直な外端面と、実装基板に対向する底面とを有し、
前記端子は、前記外端面に沿って配置された固定部と、前記底面に沿って配置された実装部と、少なくとも前記固定部に形成され、前記実装部に向かって延在するスリットとを有し、
前記固定部は、前記外端面に接着された接着部と、前記スリットを有する分裂部とを有し、
前記分裂部の少なくとも一部は、前記外端面に接着されていない。
【0007】
本開示のコイル装置では、実装部が実装基板に接続された状態において、実装基板が変形する(例えば、実装基板が捻られる)と、次のような作用が得られる。すなわち、分裂部の少なくとも一部は外端面に接着されていないため、実装基板の変形に伴って、分裂部は変形しやすくなる。特に、分裂部は、少なくとも固定部に形成され、実装部に向かって延在するスリットを有する。分裂部は、スリットによって、複数の分裂体に分裂するため、応力(外力)の印加に応じて変形しやすくなる。そのため、実装基板の変形によって生じた応力(以下、単に「応力」と呼ぶ)は、分裂部の変形によって端子に吸収され、コアに伝達されにくくなる。これにより、コアに過大な応力が加わりにくくなり、コアの破損を防止することができる。
【0008】
前記分裂部は、第1支持部と第2支持部とに分裂されており、前記スリットは、前記第1支持部と前記第2支持部との間に位置していてもよい。
【0009】
前記スリットは、前記接着部と前記分裂部の境界から、前記実装部に向かって延在していてもよい。
【0010】
前記スリットは、前記分裂部から前記実装部にかけて形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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