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公開番号2025117639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012473
出願日2024-01-31
発明の名称評価方法、及び評価装置
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 33/10 20060101AFI20250805BHJP(測定;試験)
要約【課題】精白米の状態で炊飯米の粘度を評価することができる評価方法、及び評価装置を提供する。
【解決手段】評価対象となる精白米のアミロペクチンについて、評価に使用する鎖長範囲の鎖の割合を表す鎖長特徴値を取得し、取得された前記鎖長特徴値と、炊飯米の分析結果である炊飯米分析結果に基づいてあらかじめ生成された前記鎖長特徴値と粘度との関係を表す関係情報と、に基づいて、前記評価対象となる前記精白米が炊飯された炊飯米の粘度の評価を行う、評価方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
評価対象となる精白米のアミロペクチンについて、評価に使用する鎖長範囲の鎖の割合を表す鎖長特徴値を取得し、
取得された前記鎖長特徴値と、炊飯米の分析結果である炊飯米分析結果に基づいてあらかじめ生成された前記鎖長特徴値と粘度との関係を表す関係情報と、に基づいて、前記評価対象となる前記精白米が炊飯された炊飯米の粘度の評価を行う、
評価方法。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
評価に使用する鎖長範囲として、前記鎖長特徴値と前記炊飯米分析結果との相関を表す決定係数が0.6以上である鎖長範囲を使用する、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項3】
評価に使用する鎖長範囲として、
DP15~17、DP17~19、DP16からDP19のうちの1つ、のうちのいずれかを使用する、
請求項1又は請求項2に記載の評価方法。
【請求項4】
前記炊飯米分析結果は、テンシプレッサーによって得られる粘り定量である、
請求項1又は請求項2に記載の評価方法。
【請求項5】
評価対象となる精白米のアミロペクチンについて、評価に使用する鎖長範囲の鎖の割合を表す鎖長特徴値を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記鎖長特徴値と、炊飯米の分析結果である炊飯米分析結果に基づいてあらかじめ生成された前記鎖長特徴値と粘度との関係を表す関係情報と、に基づいて、前記評価対象となる前記精白米が炊飯された炊飯米の粘度の評価を行う評価部と、
を備える評価装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、評価方法、及び評価装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
炊飯米の粘度を評価する方法が知られていた。
例えば、非特許文献1に記載された評価方法では、炊飯米の状態で粘度を評価する(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
籠橋由紀子、「米飯の物理特性についての検討」、島根県立大学出雲キャンパス 紀要 第15巻、2019年、p.7-13
Naoko Fujita et al. , “The isolation and characterization of a waxy mutant of diploid wheat (Triticum monococcum L.)”, Plant Science 160 (2001), P.595-602
Michael G. O’Shea et al. , “Fluorophore-assisted carbohydrate electrophoresis (FACE) of oligosaccharides; efficiency of labelling and high-resolution separation”, Carbohydrate Research 307 (1998), P.1-12
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、精白米が炊飯された後の炊飯米の状態で粘度を分析して評価することができたが、炊飯前の精白米の状態で炊飯後の炊飯米の粘度を推定的に評価することができなかった。
このため、従来の技術では、例えば、消費者が嗜好的に精白米を選択することが十分にできない場合があった。
【0005】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、精白米の状態で炊飯米の粘度を評価することができる評価方法、及び評価装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様は、評価対象となる精白米のアミロペクチンについて、評価に使用する鎖長範囲の鎖の割合を表す鎖長特徴値を取得し、取得された前記鎖長特徴値と、炊飯米の分析結果である炊飯米分析結果に基づいてあらかじめ生成された前記鎖長特徴値と粘度との関係を表す関係情報と、に基づいて、前記評価対象となる前記精白米が炊飯された炊飯米の粘度の評価を行う、評価方法である。
【0007】
一態様は、評価対象となる精白米のアミロペクチンについて、評価に使用する鎖長範囲の鎖の割合を表す鎖長特徴値を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記鎖長特徴値と、炊飯米の分析結果である炊飯米分析結果に基づいてあらかじめ生成された前記鎖長特徴値と粘度との関係を表す関係情報と、に基づいて、前記評価対象となる前記精白米が炊飯された炊飯米の粘度の評価を行う評価部と、を備える評価装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、評価方法、及び評価装置において、精白米の状態で炊飯米の粘度を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
アミロペクチンの構造の一例を示す図である。
アミロペクチンの鎖長分布の一例を示す図である。
鎖長特徴値を算出する鎖長範囲について鎖長特徴値と粘り定量との一致度(決定係数)を示す図である。
鎖長特徴値を算出する鎖長範囲(単独の鎖長)について鎖長特徴値と粘り定量との一致度(決定係数)を示す図である。
鎖長特徴値を算出する鎖長範囲(単独の鎖長)について鎖長特徴値と粘り定量との一致度(決定係数)を示す図である。
所定の鎖長範囲に対応する鎖長特徴値と粘り定量とのフィッティングの一例を示す図である。
所定の鎖長範囲に対応する鎖長特徴値と粘り定量とのフィッティングの一例を示す図である。
実施形態に係る評価装置の機能ブロック図の一例を示す図である。
参考例に係る炊飯米の粘り定量を測定する様子の一例を示す図である。
参考例に係る炊飯米の粘り定量の測定データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本開示の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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