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公開番号2025124394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020411
出願日2024-02-14
発明の名称作業効率化支援方法及び作業効率化支援プログラム
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250819BHJP(計算;計数)
要約【課題】建設作業における作業効率を向上させる。
【解決手段】作業効率化支援方法は、作業エリアに関するエリア条件を取得するエリア条件取得ステップと、作業工程に関する作業条件を取得する作業条件取得ステップと、資材に関する資材条件を取得する資材条件取得ステップと、作業員に関する作業員条件を取得する作業員条件取得ステップと、エリア条件、作業条件、資材条件及び作業員条件に基づいて作業エリア内の作業状況をシミュレーションするシミュレーションステップと、を含み、作業条件には、作業工程を構成する作業内容、作業内容において必要とされる資材、作業内容が開始される条件、及び、作業内容の歩掛が含まれ、資材条件には、資材が置かれる資材置場の位置、資材が運搬される条件、及び、資材の運搬の歩掛が含まれ、作業員条件には、作業員の人数が含まれる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項１】
建設作業における作業の効率化を支援する作業効率化支援方法であって、
前記建設作業の作業エリアに関するエリア条件を取得するエリア条件取得ステップと、
前記作業エリア内の作業箇所において実行される作業工程に関する作業条件を取得する作業条件取得ステップと、
前記作業工程において用いられる資材に関する資材条件を取得する資材条件取得ステップと、
前記作業エリア内で作業を行う作業員に関する作業員条件を取得する作業員条件取得ステップと、
前記エリア条件、前記作業条件、前記資材条件及び前記作業員条件に基づいて前記作業エリア内の作業状況をシミュレーションするシミュレーションステップと、を含み、
前記作業条件には、前記作業工程を構成する作業内容、前記作業内容において必要とされる前記資材、前記作業内容が開始される条件、及び、前記作業内容の歩掛が含まれ、
前記資材条件には、前記資材が置かれる資材置場の位置、前記資材が運搬される条件、及び、前記資材の運搬の歩掛が含まれ、
前記作業員条件には、前記作業員の人数が含まれる、
作業効率化支援方法。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
前記エリア条件には、前記作業員が移動可能な通路、または、前記作業員の侵入が禁止されるエリアが含まれ、
前記シミュレーションステップでは、前記エリア条件に基づいて、前記作業員の移動経路が最短となるように演算される、
請求項１に記載の作業効率化支援方法。
【請求項３】
前記資材置場は、１次資材置場と、前記１次資材置場から運搬される前記資材を受け入れる２次資材置場とが設定され、
前記資材条件には、前記１次資材置場から前記２次資材置場へ前記資材が運搬される第１運搬条件と、前記２次資材置場から前記作業箇所へ前記資材が運搬される第２運搬条件と、が含まれる、
請求項１に記載の作業効率化支援方法。
【請求項４】
前記作業員条件には、前記作業内容に対する前記作業員毎の習熟度がさらに含まれる、
請求項１に記載の作業効率化支援方法。
【請求項５】
建設作業における作業の効率化を支援する作業効率化支援プログラムであって、
前記建設作業の作業エリアに関するエリア条件を取得するエリア条件取得ステップと、
前記作業エリア内の作業箇所において実行される作業工程に関する作業条件を取得する作業条件取得ステップと、
前記作業工程において用いられる資材に関する資材条件を取得する資材条件取得ステップと、
前記作業エリア内で作業を行う作業員に関する作業員条件を取得する作業員条件取得ステップと、
前記エリア条件、前記作業条件、前記資材条件及び前記作業員条件に基づいて前記作業エリア内の作業状況をシミュレーションするシミュレーションステップと、をコンピュータに実行させ、
前記作業条件には、前記作業工程を構成する作業内容、前記作業内容において必要とされる前記資材、前記作業内容が開始される条件、及び、前記作業内容の歩掛が含まれ、
前記資材条件には、前記資材が置かれる資材置場の位置、前記資材が運搬される条件、及び、前記資材の運搬の歩掛が含まれ、
前記作業員条件には、前記作業員の人数が含まれる、
作業効率化支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建設作業における作業の効率化を支援する作業効率化支援方法及び作業効率化支援プログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、建設作業において必要とされる作業員の人数や時間を建造物の設計データに基づいて算出する施工計画管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平７－２４７６８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載される施工計画管理システムでは、作業に必要とされる作業員の人数や時間は、予め設定された作業手順や労務編成、作業能率に基づいて定量的に算出されている。このため、例えば、資材が仮置きされる場所の位置が作業時間に及ぼす影響等を評価することは難しく、作業効率を向上させるための改善策を検討することには不向きである。
【０００５】
本発明は、建設作業における作業効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、建設作業における作業の効率化を支援する作業効率化支援方法であって、建設作業の作業エリアに関するエリア条件を取得するエリア条件取得ステップと、作業エリア内の作業箇所において実行される作業工程に関する作業条件を取得する作業条件取得ステップと、作業工程において用いられる資材に関する資材条件を取得する資材条件取得ステップと、作業エリア内で作業を行う作業員に関する作業員条件を取得する作業員条件取得ステップと、エリア条件、作業条件、資材条件及び作業員条件に基づいて作業エリア内の作業状況をシミュレーションするシミュレーションステップと、を含み、作業条件には、作業工程を構成する作業内容、作業内容において必要とされる資材、作業内容が開始される条件、及び、作業内容の歩掛が含まれ、資材条件には、資材が置かれる資材置場の位置、資材が運搬される条件、及び、資材の運搬の歩掛が含まれ、作業員条件には、作業員の人数が含まれる。
【０００７】
また、本発明は、建設作業における作業の効率化を支援する作業効率化支援プログラムであって、建設作業の作業エリアに関するエリア条件を取得するエリア条件取得ステップと、作業エリア内の作業箇所において実行される作業工程に関する作業条件を取得する作業条件取得ステップと、作業工程において用いられる資材に関する資材条件を取得する資材条件取得ステップと、作業エリア内で作業を行う作業員に関する作業員条件を取得する作業員条件取得ステップと、エリア条件、作業条件、資材条件及び作業員条件に基づいて作業エリア内の作業状況をシミュレーションするシミュレーションステップと、をコンピュータに実行させ、作業条件には、作業工程を構成する作業内容、作業内容において必要とされる資材、作業内容が開始される条件、及び、作業内容の歩掛が含まれ、資材条件には、資材が置かれる資材置場の位置、資材が運搬される条件、及び、資材の運搬の歩掛が含まれ、作業員条件には、作業員の人数が含まれる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、建設作業における作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係る作業効率化支援方法が適用される構造物の一例を示した図である。
本発明の実施形態に係る作業効率化支援方法で実行されるステップを示したフローチャートである。
作業エリアに関するエリア条件について説明するための図である。
エリア条件に含まれる作業箇所について説明するための図である。
作業工程を構成する作業内容について説明するための図である。
各作業箇所における作業工程について説明するための図である。
資材に関する資材条件について説明するための図である。
資材条件に含まれる資材の運搬手段について説明するための図である。
搬入機械による資材の運搬歩掛等について説明するための図である。
作業員による資材の運搬歩掛等について説明するための図である。
作業員に関する作業員条件について説明するための図である。
作業員条件に含まれる作業を行う作業員の抽出条件について説明するための図である。
本発明の実施形態に係る作業効率化支援方法により行われるシミュレーションの一例を示した図である。
本発明の実施形態に係る作業効率化支援方法により行われたシミュレーションの結果をグラフ化した例を示す図である。
本発明の実施形態に係る作業効率化支援方法により行われたシミュレーションの結果をグラフ化した別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る作業効率化支援方法及び作業効率化支援プログラムについて説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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