TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025124718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2025084749,2022206731
出願日2025-05-21,2022-12-23
発明の名称部位特異的抗体コンジュゲーション及びその使用
出願人エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー,F. HOFFMANN-LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
代理人弁理士法人 津国
主分類C07K 16/00 20060101AFI20250819BHJP(有機化学)
要約【課題】医薬組成物として有用な修飾抗体を提供する。
【解決手段】少なくとも抗体重鎖を含む修飾抗体であって、前記抗体重鎖が、前記抗体重鎖の位置118(HC118)、位置177(HC177)、位置297(HC297)、位置341(HC341)及び位置401(HC401)を含む位置の群から互いに独立して選択される1つ以上の位置に、又はそれらの後に挿入される(ナンバリングはKabatに従う)、クツネリア・アルビダ(Kutzneria albida)由来のトランスグルタミナーゼ(KalbTG)に対する1つ又は2つ又は3つ又は4つ以上の第1の認識部位(複数可)を含む、修飾抗体が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも抗体重鎖を含む修飾抗体であって、前記抗体重鎖が、前記抗体重鎖の位置118(HC118)、位置177(HC177)、位置297(HC297)、位置341(HC341)及び位置401(HC401)を含む位置の群から互いに独立して選択される1つ以上の位置に、又はそれらの後に挿入される(ナンバリングはKabatに従う)、クツネリア・アルビダ(Kutzneria albida)由来のトランスグルタミナーゼ(KalbTG)に対する1つ又は2つ又は3つ又は4つ以上の第1の認識部位(複数可)を含む、修飾抗体。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
少なくとも抗体軽鎖を含む修飾抗体であって、前記抗体軽鎖が、前記抗体軽鎖の位置110(LC110)、位置143(LC143)及び位置214(LC214)を含む位置の群から互いに独立して選択される1つ以上の位置に、又はそれらの後に挿入される(ナンバリングはKabatに従う)、クツネリア・アルビダ由来のトランスグルタミナーゼ(KalbTG)に対する1つ又は2つ又は3つ又は4つ以上の第1の認識部位(複数可)を含む、修飾抗体。
【請求項3】
重鎖及び軽鎖を含む修飾抗体であって、前記重鎖又は/及び前記軽鎖が、前記抗体軽鎖の位置110(LC110)、位置143(LC143)及び位置214(LC214)、並びに前記抗体重鎖の位置118(HC118)、位置177(HC177)、位置297(HC297)、位置341(HC341)及び位置401(HC401)を含む位置の群から互いに独立して選択される1つ以上の位置に、又はそれらの後に挿入される(ナンバリングはKabatに従う)、クツネリア・アルビダ由来のトランスグルタミナーゼ(KalbTG)に対する1つ又は2つ又は3つ又は4つ以上の第1の認識部位(複数可)を含む、修飾抗体。
【請求項4】
KalbTGに対する前記第1の認識部位が、各前記抗体鎖のアミノ酸配列内に存在する、請求項1~3のいずれか一項に記載の修飾抗体。
【請求項5】
前記修飾抗体が、前記抗体重鎖のC末端の、又はC末端に融合したKalbTGに対する第1の認識部位を更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の修飾抗体。
【請求項6】
前記修飾抗体が、前記抗体重鎖の位置446(HC446)又は位置447(HC447)にKalbTGに対する第1の認識部位を更に含む(ナンバリングはKabatに従う)、請求項1~5のいずれか一項に記載の修飾抗体。
【請求項7】
前記修飾抗体が2つの同一の抗体重鎖を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の修飾抗体。
【請求項8】
前記修飾抗体が2つの異なる抗体重鎖を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の修飾抗体。
【請求項9】
前記修飾抗体が、KalbTGに対する前記認識部位(複数可)に加えて、以下の変異(ナンバリングはKabatに従う):
a)両Fc領域ポリペプチド中のL234A、L235A;
b)両Fc領域ポリペプチド中のP329G;
c)一方のFc領域ポリペプチド中のT366W、及び他方のFc領域ポリペプチド中のT366S、L368A、Y407V;
d)一方のFc領域ポリペプチド中のS354C、及び他方のFc領域ポリペプチド中のY349C;
e)a)及びb);
f)a)及びb)及びc);又は
g)a)及びb)及びc)及びd)
を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の修飾抗体。
【請求項10】
少なくとも1つの修飾抗体重鎖Fc領域ポリペプチドを含む修飾抗体Fc領域であって、前記修飾抗体重鎖Fc領域ポリペプチドが、前記抗体重鎖の位置118(HC118)、位置177(HC177)、位置297(HC297)、位置341(HC341)及び位置401(HC401)を含む位置の群から互いに独立して選択される1つ以上の位置に、又はそれらの後に(ナンバリングはKabatに従う)、クツネリア・アルビダ由来のトランスグルタミナーゼ(KalbTG)に対する1つ又は2つ又は3つ又は4つ以上の第1の認識部位(複数可)を含む、修飾抗体Fc領域。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗体技術の分野、特に抗体-薬物コンジュゲートの分野にある。特に、本発明は、クツネリア・アルビダ(Kutzneria albida)由来のトランスグルタミナーゼのための1つ以上の人工認識部位を含む修飾抗体、及び前記修飾抗体を含む抗体-薬物コンジュゲートに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
医薬は、疾患を処置、治癒又は予防するために使用される化学物質である。医薬はいくつかの経路を介して投与することができ、多くの医薬品は1つを超える経路によって投与することができる。典型的な投与経路としては、限定されないが、溶液、懸濁液又はエマルジョン(例えば、筋肉内、静脈内、腹腔内、眼内、骨内、皮下又は髄腔内)の経口、直腸、舌下又は局所の注射が挙げられる。明らかに、医薬は通常、患者の体内に全身的に分布しており、望ましくない領域でのその活性のために有害作用を有する可能性がある。他の領域に到達することは困難な場合がある。標的治療は、作用することが意図されている体内の領域に向けられた医薬を使用することによってこの欠点を克服することを目的とする。標的化治療は、従来の非標的化形態の処置よりも効果的であり、副作用が少ないと予想される。
【0003】
治療実体を意図された作用場所に向ける1つの方法は、標的細胞又は組織において特異的に結合する抗体にそれを結合させることによるものである。抗体-オリゴヌクレオチドコンジュゲート(AOC)等の抗体薬物コンジュゲート(ADC)に関連する課題の1つは、それらの製造である。ほとんどの薬物-抗体連結は、チオール-マレイミド化学を可能にする部分的に還元された鎖間ジスルフィド結合、又は活性化エステルを使用したリジン官能化若しくは人工的に導入されたシステイン残基のいずれかを利用する。この方法は、異なる部位に結合した異なる数の薬物を有するコンジュゲート抗体種の統計的混合物をもたらす。モノメチルアウリスタチンEペイロードを有するADCでは、4、6、又は8の薬物対抗体比(DAR)を有するADC種は、次第に疎水性となることが実証され、DAR2種よりもはるかに凝集しやすいことが示された(Adem et al.)。
【0004】
したがって、治療実体の結合の数及び部位をより正確に制御して、標的化治療のためのADC、例えばAOCを提供することが望ましい。それにより、ADCの均一性が高められるはずである。改善された部位特異的コンジュゲーション技術は、治療用ADC並びに診断用抗体標識又は抗体-酵素コンジュゲートの調製における潜在的な使用のために、多くの製薬会社の関心の対象であり続けている。
【0005】
ストレプトミセス・モバラエンシス(Streptomyces mobaraensis)由来の微生物トランスグルタミナーゼは、タンパク質架橋並びに部位特異的タンパク質標識のための安価で使いやすい酵素として浮上している(Ando et al.,2014;Strop et al.,2013)。
【0006】
クツネリア・アルビダ(Kutzneria albida)からの新規トランスグルタミナーゼ(KalbTG)の発見及びそれぞれのペプチド基質の同定は、Steffen et al.(2017)によって記載されている。KalbTGは、以前に記載された微生物トランスグルタミナーゼ(mTG)と比較して、同様の効率を示すが、特異性及び発達性が改善されている。
【0007】
米国特許出願公開第2020/0249231号は、トランスグルタミナーゼ種の同定及び特徴付けのためのシステム及び方法を報告した。
【0008】
IgG重鎖C末端は、抗体標識のためのmTGのための適切なQタグ挿入部位として記載されている(例えば、国際公開第2021/174091号を参照)。
【発明の概要】
【0009】
上記の欠点を回避するため、本発明の目的は、KalbTG媒介コンジュゲーションに関して修飾抗体の改善された特性をもたらすQタグモチーフの組み込みのためのIgG分子内の部位を同定することであった。Qタグの組み込みは、抗体の折り畳み又は機能を損なわず、又は発現収率を低下させず、コンジュゲーションに必要なアクセス可能性並びに治療実体の治療活性を提供すべきである。本発明によるそのような部位の成功した同定は、定義された化学量論及び制御された部位特異的様式でのIgG分子あたり1つ以上の治療部分の組み込みを可能にする。それにより、より均一なコンジュゲート生成物を提供することができ、例えば、必要な精製及び分離努力を軽減し、より好ましい薬物様特性を有する分子を得ることができる。さらに、コンジュゲーションプロセス及び/又はコンジュゲートペイロードによる抗体のその抗原への結合を損なうリスクが低減される。
【0010】
本発明者らは、とりわけ、ペイロードをIgG重鎖C末端に結合させると、凝集及び疎水性が増加することを観察した。KalbTGを使用して医薬として有用な抗体-薬物コンジュゲートを調製できるようにするために、KalbTG Q-タグは、本発明によるIgG骨格内の規定された部位に導入されなければならない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社トクヤマ
四塩化炭素の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
炭素-窒素結合形成方法
1か月前
株式会社トクヤマ
シロキサン類の回収方法
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
17日前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
3か月前
株式会社トクヤマ
ビオチン誘導体の製造方法
1か月前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
24日前
株式会社トクヤマ
ホルムアミド化合物の製造方法
11日前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
23日前
株式会社トクヤマ
ベンザゼピン化合物の製造方法
22日前
東ソー株式会社
イソシアネート化合物の製造方法
3日前
日本特殊陶業株式会社
メタン製造装置
2か月前
artience株式会社
四塩基酸無水物の製造方法
1か月前
金剛化学株式会社
ボルチオキセチンの製造方法
3か月前
信越化学工業株式会社
新規化合物
1か月前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
3か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミドおよびその製造方法
2か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
1か月前
国立大学法人東京農工大学
深共晶溶媒
16日前
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
3か月前
株式会社トクヤマ
サフィナミド若しくはその塩の製造方法
1か月前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
3か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
23日前
株式会社カネカ
プロピレンオキサイド(PO)製造システム
3か月前
旭化成株式会社
トリオキサンの製造方法
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
3か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
1か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
2日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
株式会社トクヤマ
アシル化ベンゼン誘導体の酸塩の製造方法
11日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
15日前
国立大学法人京都大学
抗がん剤
10日前
続きを見る