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公開番号
2025125620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021657
出願日
2024-02-16
発明の名称
遠心ファン
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F04D
29/28 20060101AFI20250821BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】モータの冷却性能の向上を実現できる遠心ファンを提供する。
【解決手段】遠心ファン1において、モータ支持壁93とモータ壁31との間には、モータ壁31の外周縁31Eからボス部33までの範囲に亘って、モータ支持壁93の一部がモータ壁31から駆動軸35の軸方向に離隔してなる第1空隙部S1が形成されている。開口部97とボス部33との間には、開口部97の内周縁97Eがボス部33から駆動軸35の径方向に離隔してなる第2空隙部S2が形成されている。モータ支持壁93と主板51との間には、第1空隙部S1及び第2空隙部S2に連通する隙間領域E3が形成されている。主板51における各羽根53よりも径方向の内側には、隙間領域E3と羽根車50の内部とを連通させる連通穴50Cが貫設されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
蝸牛形状の収容空間を区画するケーシングであって、開口部が貫設されたモータ支持壁を有する前記ケーシングと、
前記モータ支持壁に対して前記収容空間とは反対側に配置されたモータであって、前記モータ支持壁に支持されるモータ壁と、前記モータ壁の中央に形成され、前記収容空間に向かって突出して前記開口部内に進入するボス部と、前記ボス部から突出して前記収容空間内に位置する駆動軸と、を有する前記モータと、
前記収容空間内に配置された羽根車であって、前記駆動軸に一体回転可能に固定される主板と、前記主板の外周縁に沿って並ぶ複数の羽根と、を有する前記羽根車と、を備え、
前記モータ支持壁と前記モータ壁との間には、前記モータ壁の外周縁から前記ボス部までの範囲に亘って、前記モータ支持壁の一部が前記モータ壁から前記駆動軸の軸方向に離隔してなる第1空隙部が形成され、
前記開口部と前記ボス部との間には、前記開口部の内周縁が前記ボス部から前記駆動軸の径方向に離隔してなる第2空隙部が形成され、
前記モータ支持壁と前記主板との間には、前記第1空隙部及び前記第2空隙部に連通する隙間領域が形成され、
前記主板における各前記羽根よりも前記径方向の内側には、前記隙間領域と前記羽根車の内部とを連通させる連通穴が貫設されていることを特徴とする遠心ファン。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
複数の前記連通穴が前記駆動軸を中心とする仮想円に沿って等角度間隔で形成されている請求項1記載の遠心ファン。
【請求項3】
前記主板における前記連通穴よりも前記径方向の内側には、前記ボス部及び前記開口部から前記軸方向に離隔するように略円錐台形状に凹む逃げ部が形成されている請求項1又は2記載の遠心ファン。
【請求項4】
前記ケーシングは、前記収容空間の蝸牛形状の外周側に位置し、前記収容空間内の空気を吐出する吐出口を有し、
前記第2空隙部を前記軸方向に沿って見たときの面積は、前記吐出口の開口面積の13%以上であり、
前記開口部の内径は、前記モータ壁の外径の2/3以下である請求項1又は2記載の遠心ファン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は遠心ファンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の遠心ファンの一例が開示されている。この遠心ファンは、ケーシング、モータ及び羽根車を備えている。
【0003】
ケーシングは、蝸牛形状である収容空間を区画しており、モータ支持壁を有している。モータ支持壁には、開口部が貫設されている。モータは、モータ支持壁に対して収容空間とは反対側に配置されており、モータ壁、ボス部及び駆動軸を有している。モータ壁は、モータ支持壁に支持されている。ボス部は、モータ壁の中央に形成され、収容空間に向かって突出して開口部内に進入している。駆動軸は、ボス部から突出して収容空間内に位置している。羽根車は、収容空間内に配置されており、主板及び複数の羽根を有している。主板は、駆動軸に一体回転可能に固定されている。複数の羽根は、主板の外周縁に沿って並んでいる。
【0004】
モータ支持壁とモータ壁との間には、第1空隙部が形成されている。第1空隙部は、モータ壁の外周縁からボス部までの範囲に亘って、モータ支持壁の一部がモータ壁から駆動軸の軸方向に離隔してなる。開口部とボス部との間には、第2空隙部が形成されている。第2空隙部は、開口部の内周縁がボス部から駆動軸の径方向に離隔してなる。モータ支持壁と主板との間には、第1空隙部及び第2空隙部に連通する隙間領域が形成されている。
【0005】
上記構成である従来の遠心ファンでは、回転する羽根車の主板と、静止したモータ支持壁と、の間の隙間領域で発生する空気の流れによって隙間領域の圧力が低くなり、モータ周辺の空気が第1空隙部及び第2空隙部を経由して隙間領域に流れる傾向となる。この際、その流れる空気がモータ壁及びボス部から熱を奪うことにより、モータが冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-90913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記従来の遠心ファンには、モータの冷却性能の向上が求められている。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、モータの冷却性能の向上を実現できる遠心ファンを提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の遠心ファンは、蝸牛形状の収容空間を区画するケーシングであって、開口部が貫設されたモータ支持壁を有する前記ケーシングと、
前記モータ支持壁に対して前記収容空間とは反対側に配置されたモータであって、前記モータ支持壁に支持されるモータ壁と、前記モータ壁の中央に形成され、前記収容空間に向かって突出して前記開口部内に進入するボス部と、前記ボス部から突出して前記収容空間内に位置する駆動軸と、を有する前記モータと、
前記収容空間内に配置された羽根車であって、前記駆動軸に一体回転可能に固定される主板と、前記主板の外周縁に沿って並ぶ複数の羽根と、を有する前記羽根車と、を備え、
前記モータ支持壁と前記モータ壁との間には、前記モータ壁の外周縁から前記ボス部までの範囲に亘って、前記モータ支持壁の一部が前記モータ壁から前記駆動軸の軸方向に離隔してなる第1空隙部が形成され、
前記開口部と前記ボス部との間には、前記開口部の内周縁が前記ボス部から前記駆動軸の径方向に離隔してなる第2空隙部が形成され、
前記モータ支持壁と前記主板との間には、前記第1空隙部及び前記第2空隙部に連通する隙間領域が形成され、
前記主板における各前記羽根よりも前記径方向の内側には、前記隙間領域と前記羽根車の内部とを連通させる連通穴が貫設されていることを特徴とする。
【0010】
発明者は、上記従来の遠心ファンを鋭意研究した結果、モータ周辺の空気が第1空隙部及び第2空隙部を経由して隙間領域に流れるときに、隙間領域が狭いことに起因して第2空隙部よりも下流にある隙間領域の通過抵抗が大きくなり易く、その通過抵抗を減少させることが重要であることに気づいた。そして、発明者は、隙間領域を広くすることは大型化を招くために避けて他の手段を検討した結果、本発明をするに至った。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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