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公開番号
2025127021
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023487
出願日
2024-02-20
発明の名称
マグネットホルダ及び電動モータ用ロータ
出願人
株式会社ミツバ
代理人
個人
主分類
H02K
1/276 20220101AFI20250825BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】IPMモータ用のマグネット保持手段として、組み付け性が良く容易かつ確実にマグネットを固定しマグネットの飛散防止を図り得るマグネットホルダを提供する。
【解決手段】マグネットホルダ8は、複数のマグネット取付孔が形成されたロータコアを有するIPMモータに使用される。マグネットホルダ8は合成樹脂にて形成され、ロータコアの軸方向端面に装着される円板状のベース部11を有する。ベース部11の一面側には、ロータコア端面と接するコア接触部15と、マグネット取付孔内に挿入される突起部14が設けられている。コア接触部15は、マグネット取付孔の軸方向端部を覆ってマグネットの軸方向への移動を規制する。突起部14は、マグネット取付孔内にてマグネットの径方向端面と当接し、該マグネットの径方向への移動を規制する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータシャフトと、前記ロータシャフトに取り付けられ、周方向に沿って複数のマグネット取付孔が形成されたロータコアと、前記マグネット取付孔内に配置されたマグネットと、を有する電動モータ用ロータに取り付けられるマグネットホルダであって、
前記マグネットホルダは、前記ロータコアの軸方向端面に装着され、
円板状に形成されたベース部と、
前記ベース部の一面側に設けられ、前記ロータコアの前記端面と接するコア接触部と、
前記一面側に突設され、軸方向に向かって延び前記マグネット取付孔内に挿入される突起部と、を有することを特徴とするマグネットホルダ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1記載のマグネットホルダにおいて、
前記コア接触部は、前記マグネット取付孔の軸方向端部を覆い、前記マグネットの軸方向への移動を規制し、
前記突起部は、前記マグネット取付孔内にて、前記マグネットの径方向端面と当接し、該マグネットの径方向への移動を規制することを特徴とするマグネットホルダ。
【請求項3】
請求項1記載のマグネットホルダにおいて、
前記コア接触部は、前記ベース部の外周側に設けられた第1コア接触部と、前記第1コア接触部の径方向内側に設けられ、その上面が前記第1コア接触部の上面と同じ高さに設定された第2コア接触部と、を備えることを特徴とするマグネットホルダ。
【請求項4】
請求項3記載のマグネットホルダにおいて、
前記第1コア接触部と前記第2コア接触部は一体的に設けられていることを特徴とするマグネットホルダ。
【請求項5】
請求項3記載のマグネットホルダにおいて、
前記第1コア接触部と前記第2コア接触部は分離されて設けられていることを特徴とするマグネットホルダ。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1項に記載のマグネットホルダにおいて、
前記ベース部の一面側には、その底面が前記コア接触部の上面よりも低い位置に形成された凹部が設けられ、
前記突起部は前記凹部底面から突設され、前記突起部の基部には前記凹部底面から立ち上がる曲面部が形成され、
前記凹部底面から前記コア接触部の上面までの高さは、前記凹部底面から前記曲面部の上端よりも高く、前記曲面部の前記上端は前記コア接触部の上面よりも低い位置に配されることを特徴とするマグネットホルダ。
【請求項7】
請求項1記載のマグネットホルダにおいて、
前記ベース部は、前記突起部の径方向外側に設けられ、前記ベース部を軸方向に貫通する貫通孔を有し、
前記貫通孔は、前記マグネットホルダを前記ロータコアの前記端面に装着したとき、前記マグネット取付孔内の前記マグネットに臨んで開口することを特徴とするマグネットホルダ。
【請求項8】
ロータシャフトと、前記ロータシャフトに取り付けられ、周方向に沿って複数のマグネット取付孔が形成されたロータコアと、前記マグネット取付孔内に配置されたマグネットと、を有する電動モータ用ロータであって、
前記ロータは、前記ロータコアの軸方向端面に装着されるマグネットホルダを有し、
前記マグネットホルダは、円板状に形成されたベース部と、前記ベース部の一面側に設けられ、前記ロータコアの前記端面と接するコア接触部と、前記一面側に突設され、軸方向に向かって延び前記マグネット取付孔内に挿入される突起部と、を有することを特徴とする電動モータ用ロータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータに使用されるマグネット保持用のマグネットホルダに関し、特に、磁石埋込型モータ(IPM(Interior Permanent Magnet)モータ)のロータに使用されるマグネットホルダと、それを用いたロータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車やハイブリッド自動車などの駆動源として、ロータ内にマグネットを埋設したIPM構造のブラシレスモータ(以下、IPMモータと略記する)の使用が増大している。IPMモータは、マグネットによるトルクと、ロータの磁化に伴うリラクタンストルクの両方を利用でき、モータ回転中にマグネットがロータから離脱してしまうことがないため、高性能で機械的な信頼性が求められる分野で広く採用されている。
【0003】
一方、IPMモータでは、ロータ内に埋設されたマグネットがロータ外に飛び出さないよう、何らかのマグネット保持手段が必要となる。例えば、特開2010-63285号公報記載のモータでは、ロータ内にマグネットを埋設した状態でロータ全体を合成樹脂にてモールドし、ロータからのマグネットの飛び出しを防止している。また、その他にも、マグネットの保持手段として、従来より、マグネットを接着剤にてロータ内に接着固定したり、板バネを用いてマグネットをロータ内に固定したりする方式などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-63285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように、ロータ全体を樹脂モールドしてマグネットの飛散を防止する方式の場合、モールド仕様の分、工数が嵩み、ロータ生産コストが増大してしまう。このため、樹脂モールド方式は、コストや生産性の面で課題があった。また、接着やバネ固定の場合も、工数や部品点数などにおいて同様の問題があり、その改善が求められていた。
【0006】
本発明の目的は、IPMモータ用におけるマグネット保持手段として、組み付け性が良く容易かつ確実にマグネットを固定しマグネットの飛散防止を図り得るマグネットホルダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のマグネットホルダは、ロータシャフトと、前記ロータシャフトに取り付けられ、周方向に沿って複数のマグネット取付孔が形成されたロータコアと、前記マグネット取付孔内に配置されたマグネットと、を有する電動モータ用ロータに取り付けられるマグネットホルダであって、前記マグネットホルダは、前記ロータコアの軸方向端面に装着され、円板状に形成されたベース部と、前記ベース部の一面側に設けられ、前記ロータコアの前記端面と接するコア接触部と、前記一面側に突設され、軸方向に向かって延び前記マグネット取付孔内に挿入される突起部と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明によるマグネットホルダは、その突起部をロータコアのマグネット取付孔に挿入する形でロータコアの端部に装着される。これにより、ロータコアのマグネット取付孔の端部がマグネットホルダのコア接触部によって覆われ、マグネットの抜け止め、飛散防止が図られる。また、マグネット取付孔に挿入された突起部により、マグネットが径方向に位置決めされると共にマグネットの倒れ込みも抑えられる。
【0009】
前記マグネットホルダにおいて、前記コア接触部は、前記マグネット取付孔の軸方向端部を覆い、前記マグネットの軸方向への移動を規制し、前記突起部は、前記マグネット取付孔内にて、前記マグネットの径方向端面と当接し、該マグネットの径方向への移動を規制するようにしても良い。
【0010】
また、前記コア接触部として、前記ベース部の外周側に設けられた第1コア接触部と、前記第1コア接触部の径方向内側に設けられ、その上面が前記第1コア接触部の上面と同じ高さに設定された第2コア接触部と、を設けても良い。これにより、マグネットホルダが、外周部とその径方向内側の両位置でロータコア端面と面的に接触し、ロータコアとマグネットホルダの接触面が安定する。この場合、前記第1コア接触部と前記第2コア接触部を一体的に設けても良く、また、前記第1コア接触部と前記第2コア接触部を分離し設けても良い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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