TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025127072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023568
出願日2024-02-20
発明の名称水栓
出願人株式会社KVK
代理人個人,個人
主分類E03C 1/042 20060101AFI20250825BHJP(上水;下水)
要約【課題】ホースガイドを小型化する。
【解決手段】水栓は、送水ホースを内側に配置する管部材44としての取付部25と、送水ホースが挿通される筒部48を有して取付部25内に配置されるホースガイド46と、を備える。また、ホースガイド46は、その筒部48が周方向に切れ目なく連続した全環形状部75を有するとともに、この全環形状部75に設けられた弾性変形部76を備えることにより、その筒部48が径方向に拡縮可能に構成される。そして、水栓は、全環形状部75の弾性変形に基づく筒部48の拡径によって、そのホースガイド46が取付部25の内周に当接する状態で取付部25内に保持される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
送水ホースを内側に配置する管部材と、
前記送水ホースが挿通される筒部を有して前記管部材内に配置されるホースガイドと、
を備え、
前記筒部が周方向に切れ目なく連続した全環形状部を有するとともに、
前記全環形状部に弾性変形部を有して前記筒部が径方向に拡縮可能に構成されることにより、
前記全環形状部の弾性変形に基づく前記筒部の拡径によって、前記ホースガイドが前記管部材の内周に当接する状態で前記管部材内に保持される水栓。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記弾性変形部は、一対の周方向延伸部が互いに交差する状態で接続された折曲形状部である請求項1に記載の水栓。
【請求項3】
前記筒部は、前記弾性変形部が設けられた周方向位置に開口部を有する
請求項1又は請求項2に記載の水栓。
【請求項4】
前記ホースガイドは、前記筒部の径方向外側に突出して設けられることにより前記筒部の拡径に基づき前記管部材の内周に当接する係合突部を備える
請求項1又は請求項2に記載の水栓。
【請求項5】
前記ホースガイドは、前記筒部の径方向外側に突出して設けられることにより前記筒部外に配置された複数の配管を周方向に区画する配管区画突部を備える
請求項1又は請求項2に記載の水栓。
【請求項6】
前記ホースガイドは、
前記筒部の軸線に対して傾きを有する方向から前記管部材の第1端側に挿入された前記送水ホースの先端部が当接することにより該先端部を前記筒部内に案内する第1案内部と、
前記筒部内に案内された前記送水ホースの先端部が当接することにより該先端部を前記管部材の第2端側に案内する第2案内部と、を備える
請求項1又は請求項2に記載の水栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、送水ホースを内側に配置する管部材と、その送水ホースが挿通される筒部を有して管部材内に配置されるホースガイドと、を備えた水栓がある。例えば、特許文献1に記載の水栓は、主管部と、この主管部から分岐した枝管部と、この枝管部の先端に保持される吐水ヘッドと、を備えている。また、この水栓は、その吐水ヘッドに接続された送水ホースを備えている。更に、この水栓は、主管部の下端となる位置に設けられた筒状の取付足を備えるとともに、この取付足を管部材として、その内側に配置されたホースガイドを備えている。具体的には、このホースガイドは、取付足の軸方向に沿って延在する筒部と、断面略円弧状の外形を有して筒部に外接する嵌込部と、を備えている。更に、このホースガイドは、径方向外側に弾性変形した嵌込部が取付足の内周に押し当てられることにより、その取付足内に保持されている。そして、この従来例の水栓は、これにより、その枝管部に挿通された送水ホースが、取付足の内側に配置されたホースガイドの筒部に挿通された状態で、その主管部の下端側から下方に引き出される構成となっている。
【0003】
更に、上記従来例の水栓においては、その枝管部の先端に対して吐水ヘッドが着脱可能に構成されるとともに、送水ホースもまた、枝管部から取り外された吐水ヘッドと一体に、その枝管部の先端から引き出し可能に構成されている。そして、これにより、その吐水ヘッドを把持する利用者が、この吐水ヘッドから流れ出る湯水を自在に操ることのできる構成となっている。
【0004】
また、上記従来例の水栓は、その主管部の上端に設けられた操作レバーと、この操作レバーの下方となる位置において、その主管部内に配置された弁ユニットと、を備えている。更に、この水栓においては、その弁ユニットから下方に延出した給水管及び給湯管、並びに送水管が、それぞれ、主管部の下端に設けられた取付足に挿通されている。そして、この従来例の水栓は、これにより、この取付足の下方において、その送水ホースと送水管とが接続される構成となっている。
【0005】
即ち、上記従来例の水栓において、ホースガイドは、その筒部内に配置された送水ホースを、この送水ホースとともに取付足に挿通された送水管、給水管及び給湯管から隔離する機能を有している。そして、この従来例の水栓においては、これにより、その吐水ヘッドの着脱操作に伴う送水ホースの円滑な摺動が担保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-95443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来技術の構成では、送水ホースが挿通される筒部の径方向外側に、拡開状態で管部材の内周に押し当てられる弾力性を有した「撓み部」としての嵌込部を設けることで、そのホースガイドの寸法が大きくなりやすい。そして、これにより、このホースガイドを内側に配置する管部材の内径についてもまた、その寸法上の制約を受けやすくなるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する水栓の各態様を記載する。
態様1は、送水ホースを内側に配置する管部材と、前記送水ホースが挿通される筒部を有して前記管部材内に配置されるホースガイドと、を備え、前記筒部が周方向に切れ目なく連続した全環形状部を有するとともに、前記全環形状部に弾性変形部を有して前記筒部が径方向に拡縮可能に構成されることにより、前記全環形状部の弾性変形に基づく前記筒部の拡径によって、前記ホースガイドが前記管部材の内周に当接する状態で前記管部材内に保持される水栓である。
【0009】
上記構成によれば、安定的に、その管部材内にホースガイドを保持することができる。更に、従来技術に見られるような筒部の径方向外側に拡開状態で管部材の内周に押し当てられる弾力性を有した「撓み部」を有する構成と比較して、そのホースガイドを小型化することができる。そして、これにより、このホースガイドを内側に配置する管部材の適用範囲を拡張することができる。
【0010】
また、筒部が弾性変形部を有した全環形状部を備えることにより、筒部の高い強度を確保しつつ、その全環形状部の弾性変形に基づいた筒部の安定的な拡縮を担保することができる。更に、弾性変形部の配置に基づいて、容易に、その全環形状部の弾性変形形状、つまりは筒部の拡縮形状を制御することができる。そして、これにより、管部材の内周に対するホースガイドの当接位置、及び、その弾性力に基づいた押し当て力が安定することで、より好適なホースガイドの保持状態を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社KVK
水栓
3日前
株式会社KVK
水栓
7日前
株式会社KVK
水栓
7日前
株式会社KVK
シャワーヘッド
2か月前
個人
蛇口
2か月前
株式会社タカギ
水栓装置
2か月前
ヒロテツ工業株式会社
溝カバー
2か月前
株式会社KVK
水栓
3日前
個人
夜露から水を創る用具と装置
3か月前
株式会社KVK
水栓
7日前
株式会社KVK
水栓
7日前
株式会社LIXIL
吐水装置
3か月前
株式会社タカギ
水栓装置
4か月前
株式会社タカギ
水栓装置
1か月前
株式会社大林組
雨水桝蓋
2か月前
センクシア株式会社
雨水貯留部材
3か月前
三興建設株式会社
排泄物処理装置
3か月前
株式会社 林物産発明研究所
土木構造体
2か月前
日興株式会社
凍結防止装置
3か月前
TOTO株式会社
浴室床
29日前
TOTO株式会社
洗面器及び洗面台
7日前
TOTO株式会社
洗面器及び洗面台
7日前
昭和梱包資材株式会社
円筒状透水材
4か月前
三興建設株式会社
下水道バイパス装置
21日前
有限会社彩孔技研
接続継手および工法
3か月前
TOTO株式会社
洗い場床
1か月前
TOTO株式会社
排水管継手
22日前
TOTO株式会社
排水管継手
22日前
TOTO株式会社
トイレ装置
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
1か月前
丸一株式会社
排水装置及び封水形成部材
2か月前
中国電力株式会社
資源供給システム
2か月前
株式会社KVK
水栓カバー及び水栓
4か月前
光海陸産業株式会社
排水桝用蓋構造体
4か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
3か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
22日前
続きを見る