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公開番号2025127175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023744
出願日2024-02-20
発明の名称車両制御方法及び車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250825BHJP(楽器;音響)
要約【課題】電気自動車において仮想モビリティに特有の運転イベントを擬似的に再現する場合、この再現の意図が電気自動車のドライバに誤って伝わるのを抑える車両制御方法及び車両制御装置を提供する。
【解決手段】方法は、電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの運転イベントにおける同仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、仮想モビリティに特有の運転イベントの発生が検出される。特有の運転イベントの発生が検出された場合、特有の運転イベントにおける仮想モビリティの挙動特性に似せた車載装置の駆動と、特有の運転イベントにおける音に似せた擬似イベント音の再生と、を含むイベント再現制御が行われる。イベント再現制御において、擬似イベント音の再生が車載装置の駆動に先駆けて開始される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御方法であって、
前記電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの運転イベントにおける同仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、前記仮想モビリティに特有の運転イベントの発生を検出することと、
前記特有の運転イベントの発生が検出された場合、前記特有の運転イベントにおける前記仮想モビリティの挙動特性に似せた車載装置の駆動と、前記特有の運転イベントにおける音に似せた擬似イベント音の再生と、を含むイベント再現制御を行うことと、
を含み、
前記イベント再現制御において、前記擬似イベント音の再生が前記車載装置の駆動に先駆けて開始される
ことを特徴とする車両制御方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御方法であって、
前記イベント再現制御の実行によって再生された前記擬似イベント音が前記電気自動車の室内マイクを介して検出された後に前記車載装置の駆動が開始される
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の車両制御方法であって、
前記電気自動車において前記擬似イベント音の再生を行う音再生装置の設定状態がミュート状態の場合、前記イベント再現制御において前記擬似イベント音の再生を開始する前に前記ミュート状態が解除される
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項4】
請求項1に記載の車両制御方法であって、
前記運転モードとして前記仮想モビリティの運転イベントにおける同仮想モビリティの音を再現する再現モードが選択されている場合、前記仮想モビリティと前記電気自動車に共通の運転イベントの発生を検出することと、
前記共通の運転イベントの発生が検出された場合、前記共通の運転イベントにおける前記仮想モビリティの挙動特性に似せた前記車載装置の駆動と、前記共通の運転イベントにおける音に似せた擬似イベント音の再生の少なくとも一方を含むイベント再現制御を行うことを更に含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載の車両制御方法であって、
前記仮想モビリティは、貨物車両付きの鉄道車両を含み、
前記特有の運転イベントが、前記電気自動車の発進により検出される前記鉄道車両の発車イベント、及び、前記電気自動車の停止により検出される前記鉄道車両の停車イベントを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項6】
請求項1~4の何れか1項に記載の車両制御方法であって、
前記仮想モビリティは、鉄道車両を含み、
前記特有の運転イベントが、前記電気自動車の走行により検出される前記鉄道車両の線路走行イベントを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項7】
請求項1~4の何れか1項に記載の車両制御方法であって、
前記仮想モビリティは、航空機を含み、
前記特有の運転イベントが、前記電気自動車から目的地までの距離が所定距離以内となった場合に検出される前記航空機の目的地への着陸イベントを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項8】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であって、
各種処理を行う処理回路を備え、
前記処理回路が、
前記電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの運転イベントにおける同仮想モビリティの挙動する再現モードが選択されている場合、前記仮想モビリティに特有の運転イベントの発生を検出し、
前記特有の運転イベントの発生が検出された場合、前記特有の運転イベントにおける前記仮想モビリティの挙動特性に似せた車載装置の駆動と、前記特有の運転イベントにおける音に似せた擬似イベント音の再生と、を含むイベント再現制御を行い、
前記イベント再現制御において、前記擬似イベント音の再生が前記車載装置の駆動に先駆けて開始される
ことを特徴とする車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特開2011-215437号公報は、電気自動車に搭載される制御装置を開示する。この従来の制御装置は、電気自動車の走行情報と、仮想エンジン自動車の構成部材の動作のシミュレーション結果に基づいて、仮想エンジンのエンジン回転数を演算する。従来の制御装置は、また、演算されたエンジン回転数に基づいて、車内用の仮想エンジン音を制御する。この仮想エンジン音の制御では、仮想エンジン自動車の構成部材の動作のシミュレーション結果に基づいて、この動作に対応する効果音が決定される。そして、決定された効果音が仮想エンジン音に付加される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-215437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
仮想エンジン音の音源がエンジン自動車以外のモビリティ、例えば、航空機、鉄道車両、船舶などの場合を考える。航空機、鉄道車両、船舶などのモビリティには、エンジン自動車同様、エンジンを主要な動力源とするものが存在する。そのため、このようなモビリティを音源とする仮想エンジン音の制御が行われれば、当該モビリティを運転しているかのような臨場感を演出することができる。
【0005】
エンジンを主要な動力源とする仮想モビリティが音源である場合において、仮想エンジン音などの音とは別の情報を電気自動車のドライバに提供することを考える。例えば、電気自動車の旋回中、仮想モビリティの旋回を再現するように運転席の座面を傾ける。例えば、航空機の着陸時に受ける衝撃を再現するような振動を運転席で発生させる。例えば、貨物車両付き鉄道車両の発車時に受ける連結器の衝撃を再現するような振動を運転席で発生させる。このような運転イベントの擬似的な再現は臨場感を高めると期待される。
【0006】
仮想モビリティの運転イベントの再現情報がある場合は、エンジンを主要な動力源としない仮想モビリティを運転しているかのような臨場感をも演出することができる。例えば、仮想モビリティとして電車を考える。電車は、モータを主要な動力源とするモビリティである。電車の走行時に線路の繋ぎ目から受ける衝撃を再現するような振動を運転席で発生させることで、電車を運転しているかのような臨場感を演出できる。
【0007】
上に列挙した運転イベントには、電気自動車と仮想モビリティに共通するものと、仮想モビリティに特有なものとが含まれる。前者の代表例はエンジン自動車の旋回であり、後者の代表例は航空機の着陸である。前者と後者の大きな違いは、ドライバによる運転操作や電気自動車の運転状態に起因しているかどうかにある。そのため、仮想モビリティに特有の運転イベントの再現が行われた場合、この再現情報に接したドライバに違和感を与え、又は電気自動車に故障が発生したという誤解をドライバに与える可能性がある。
【0008】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、電気自動車において仮想モビリティに特有の運転イベントを擬似的に再現する場合、この再現の意図が電気自動車のドライバに誤って伝わるのを抑えるための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第1の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御方法であり、次の特徴を有する。
前記車両制御方法は、前記電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの運転イベントにおける同仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、前記仮想モビリティに特有の運転イベントの発生を検出することと、前記特有の運転イベントの発生が検出された場合、前記特有の運転イベントにおける前記仮想モビリティの挙動特性に似せた車載装置の駆動と、前記特有の運転イベントにおける音に似せた擬似イベント音の再生と、を含むイベント再現制御を行うことと、を含む。前記イベント再現制御において、前記擬似イベント音の再生が前記車載装置の駆動に先駆けて開始される。
【0010】
本開示の第2の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であり、次の特徴を有する。
前記車両制御装置は、各種処理を行う処理回路を備える。前記処理回路は、前記電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの運転イベントにおける同仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、前記仮想モビリティに特有の運転イベントの発生を検出し、前記特有の運転イベントの発生が検出された場合、前記特有の運転イベントにおける前記仮想モビリティの挙動特性に似せた車載装置の駆動と、前記特有の運転イベントにおける音に似せた擬似イベント音の再生と、を含むイベント再現制御を行うように構成されている。前記イベント再現制御において、前記擬似イベント音の再生が前記車載装置の駆動に先駆けて開始される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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