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公開番号2025127819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024740
出願日2024-02-21
発明の名称センサ及び電子装置
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類G01P 15/097 20060101AFI20250826BHJP(測定;試験)
要約【課題】安定した特性を得ることができるセンサ及び電子装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、センサは、基体と、素子部と、を含む。素子部は、基体に固定された第1固定部及び第1固定電極と、第1可動部と、を含む。第1可動部は、第1可動基部と、第1他可動基部と、第1可動構造体と、を含む。第1可動構造体は、第1梁と、第1可動電極と、第1接続部と、を含む。第1梁は、第1可動基部と第1他可動基部と接続される。第1接続部は、第1可動電極を第1梁に接続する。第1可動電極は、第1可動電極基部と、第1可動電極基部に接続された複数の第1可動突出部と、を含む。第1固定電極は、第1固定電極基部と、第1固定電極基部と接続された複数の第1固定突出部と、を含む。複数の第1可動突出部は、複数の第1固定突出部と櫛歯状に噛みあう。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
基体と、
素子部と、
を備え、
前記素子部は、
前記基体に固定された第1固定部と、
前記基体に固定された第1固定電極と、
第1可動部と、
を含み、
前記基体と前記第1可動部との間に第1間隙が設けられ、
前記第1可動部は、
前記第1固定部に支持された第1可動基部と、
前記第1可動基部と接続された第1他可動基部と、
第1可動構造体と、
を含み、
前記第1可動構造体は、
第1梁と、
第1可動電極と、
第1接続部と、
を含み、
前記第1梁は、第1梁部、第1他梁部、前記第1梁部と前記第1他梁部との間の第1中間梁部と、を含み、
前記第1梁部から前記第1他梁部への第2方向は、前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差し、
前記第1梁部は、前記第1可動基部と接続され、
前記第1他梁部は、前記第1他可動基部と接続され、
前記第1梁から前記第1可動電極への第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向と含む平面と交差し、
前記第1接続部は、前記第1可動電極を前記第1中間梁部に接続し、
前記第1可動電極は、第1可動電極基部と、前記第1可動電極基部に接続され前記第2方向に沿って並ぶ複数の第1可動突出部と、を含み、
前記第1固定電極は、第1固定電極基部と、前記第1固定電極基部と接続され、前記第2方向に沿って並ぶ複数の第1固定突出部と、を含み、
前記複数の第1可動突出部は、前記複数の第1固定突出部と櫛歯状に噛みあい、
前記複数の第1可動突出部は、第1可動端突出部と、第1可動他端突出部と、複数の第1可動中間突出部と、を含み、
前記第1可動端突出部は、前記複数の第1可動突出部のうちで前記第2方向における1つの端であり、
前記第1可動他端突出部は、前記複数の第1可動突出部のうちで前記第2方向における別の端であり、
前記複数の第1可動中間突出部は、前記第1可動端突出部と、前記第1可動他端突出部と、の間にあり、
前記第1可動端突出部の前記第2方向に沿う第1可動端突出部幅は、前記第1可動他端突出部の前記第2方向に沿う第1可動他端突出部幅と同じである、センサ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記複数の第1固定突出部は、前記第1可動端突出部と前記第1可動他端突出部との間にあり、
前記第1可動端突出部幅は、前記複数の第1可動中間突出部のそれぞれの前記第2方向に沿う第1可動中間突出部幅よりも大きく、
前記第1可動他端突出部幅は、前記第1可動中間突出部幅よりも大きい、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記第1可動電極は、第1線に対して線対称であり、
前記第1線は、前記第1中間梁部を通り、前記第3方向に沿う、請求項1に記載のセンサ。
【請求項4】
前記複数の第1固定突出部は、第1固定端突出部と、第1固定他端突出部と、複数の第1固定中間突出部と、を含み、
前記第1固定端突出部は、前記複数の第1固定突出部のうちで前記第2方向における1つの端であり、
前記第1固定他端突出部は、前記複数の第1固定突出部のうちで前記第2方向における別の端であり、
前記複数の第1固定中間突出部は、前記第1固定端突出部と、前記第1固定他端突出部と、の間にあり、
前記第1固定端突出部の前記第2方向に沿う第1固定端突出部幅は、前記第1固定他端突出部の前記第2方向に沿う第1固定他端突出部幅と同じである、請求項1に記載のセンサ。
【請求項5】
制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1可動電極と前記第1固定電極との間に生じる信号を検出するように構成された、請求項1~4のいずれか1つに記載のセンサ。
【請求項6】
前記第1可動構造体は、複数の前記第1可動電極を含み、
前記第1接続部は、前記複数の第1可動電極を前記第1中間梁部に接続し、
前記複数の第1可動電極の1つは、前記複数の第1可動電極の別の1つと前記第1梁との間に設けられ、
前記複数の第1可動電極の前記1つの前記第2方向に沿う長さは、前記複数の第1可動電極の前記別の1つの前記第2方向に沿う長さよりも長い、請求項1に記載のセンサ。
【請求項7】
前記素子部は、前記基体に固定された第2固定電極をさらに含み、
前記第1可動部は、第2可動構造体をさらに含み、
前記第2可動構造体は、
第2梁と、
第2可動電極と、
第2接続部と、
を含み、
前記第2梁は、第2梁部、第2他梁部、前記第2梁部と前記第2他梁部との間の第2中間梁部と、を含み、
前記第2梁部から前記第2他梁部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2梁部は、前記第1可動基部と接続され、
前記第2他梁部は、前記第1他可動基部と接続され、
前記第2接続部は、前記第2可動電極を前記第2中間梁部に接続し、
前記第2可動電極は、第2可動電極基部と、前記第2可動電極基部に接続され前記第2方向に沿って並ぶ複数の第2可動突出部と、を含み、
前記第2固定電極は、第2固定電極基部と、前記第2固定電極基部と接続され前記第2方向に沿って並ぶ複数の第2固定突出部と、を含み、
前記複数の第2可動突出部は、前記複数の第2固定突出部と櫛歯状に噛みあう、請求項1に記載のセンサ。
【請求項8】
前記素子部は、前記基体に固定された第1対向固定電極をさらに含み、
前記第1可動電極の少なくとも一部は、前記第3方向において、前記第1対向固定電極と前記第1固定電極との間にある、請求項1に記載のセンサ。
【請求項9】
前記素子部は、前記基体に固定された第1対向固定電極をさらに含み、
前記第1可動電極の少なくとも一部は、前記第3方向において、前記第1対向固定電極と前記第1固定電極との間にあり、
前記第1可動電極は、前記第1可動電極基部に接続され前記第2方向に沿って並ぶ複数の第1対向可動突出部をさらに含み、
前記第1可動電極基部は、前記複数の第1対向可動突出部と、前記複数の第1可動突出部と、の間に設けられ、
前記第1対向固定電極は、第1対向固定電極基部と、前記第1対向固定電極基部と接続され、前記第2方向に沿って並ぶ複数の第1対向固定突出部と、を含み、
前記複数の第1対向可動突出部は、前記複数の第1対向固定突出部と櫛歯状に噛みあう、請求項1に記載のセンサ。
【請求項10】
請求項1に記載のセンサと、
前記センサから得られる信号に基づいて回路を制御可能な回路制御部と、
を備えた電子装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、センサ及び電子装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、MEMS構造を利用したセンサがある。センサにおいて、安定した特性が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-1828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、安定した特性を得ることができるセンサ及び電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、センサは、基体と、素子部と、を含む。前記素子部は、前記基体に固定された第1固定部と、前記基体に固定された第1固定電極と、第1可動部と、を含む。前記基体と前記第1可動部との間に第1間隙が設けられる。前記第1可動部は、前記第1固定部に支持された第1可動基部と、前記第1可動基部と接続された第1他可動基部と、第1可動構造体と、を含む。前記第1可動構造体は、第1梁と、第1可動電極と、第1接続部と、を含む。前記第1梁は、第1梁部、第1他梁部、前記第1梁部と前記第1他梁部との間の第1中間梁部と、を含む。前記第1梁部から前記第1他梁部への第2方向は、前記基体から前記第1固定部への第1方向と交差する。前記第1梁部は、前記第1可動基部と接続される。前記第1他梁部は、前記第1他可動基部と接続される。前記第1梁から前記第1可動電極への第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向と含む平面と交差する。前記第1接続部は、前記第1可動電極を前記第1中間梁部に接続する。前記第1可動電極は、第1可動電極基部と、前記第1可動電極基部に接続され前記第2方向に沿って並ぶ複数の第1可動突出部と、を含む。前記第1固定電極は、第1固定電極基部と、前記第1固定電極基部と接続され、前記第2方向に沿って並ぶ複数の第1固定突出部と、を含む。前記複数の第1可動突出部は、前記複数の第1固定突出部と櫛歯状に噛みあう。前記複数の第1可動突出部は、第1可動端突出部と、第1可動他端突出部と、複数の第1可動中間突出部と、を含む。前記第1可動端突出部は、前記複数の第1可動突出部のうちで前記第2方向における1つの端である。前記第1可動他端突出部は、前記複数の第1可動突出部のうちで前記第2方向における別の端である。前記複数の第1可動中間突出部は、前記第1可動端突出部と、前記第1可動他端突出部と、の間にある。前記第1可動端突出部の前記第2方向に沿う第1可動端突出部幅は、前記第1可動他端突出部の前記第2方向に沿う第1可動他端突出部幅と同じである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1(a)及び図1(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図3(a)~図3(c)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。
図6は、第1実施形態に係るセンサの特性を例示するグラフである。
図7(a)及び図7(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図9(a)及び図9(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図11(a)及び図11(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図12(a)及び図12(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図13(a)及び図13(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図14(a)及び図14(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図15は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図16(a)及び図16(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図17は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図18は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図19は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図20は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図21は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図22は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図23は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図24は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図25は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図26は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図27は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図28は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図29は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図30は、第2実施形態に係る電子装置を例示する模式図である。
図31(a)~図31(h)は、実施形態に係る電子装置の応用を例示する模式図である。
図32(a)及び図32(b)は、実施形態に係るセンサの応用を例示する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1(a)及び図1(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図3(a)~図3(c)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3(a)は、図2のY1-Y2線断面図である。図3(b)は、図2のY3-Y4線断面図である。図3(c)は、図2のY5-Y6線断面図である。図4は、図2のX1-X2線断面図である。
【0009】
図2、図3(a)~図3(c)、及び、図4に示すように、実施形態に係るセンサ110は、基体50Sと、素子部10Uと、を含む。素子部10Uは、基体50Sに固定された第1固定部10Fと、基体50Sに固定された第1固定電極51と、第1可動部10と、を含む。基体50Sと第1可動部10との間に第1間隙10Zが設けられる。
【0010】
第1可動部10は、第1固定部10Fに支持された第1可動基部10Aと、第1可動基部10Aと接続された第1他可動基部10Bと、第1可動構造体11Mと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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