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公開番号2025128541
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025259
出願日2024-02-22
発明の名称検査装置
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 23/18 20180101AFI20250827BHJP(測定;試験)
要約【課題】セッティングの簡略化を図ることができる検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置10は、物品を搬送する搬送部5と、搬送部5によって搬送される物品を撮影して、X線画像を生成する画像生成部14と、画像生成部14において生成されたX線画像と、X線画像に写る物品の重量又は等級ランクとの組を教師データとして生成された学習済みモデルを記憶する記憶部15と、学習済みモデルに対して、搬送部5において搬送されている物品のX線画像を入力し、物品の重量又は等級ランクを推定し、推定された物品の重量又は等級ランクに基づいて振分信号を生成する制御部16と、振分信号を搬送部5における物品の搬送方向の下流側に設けられる振分装置30に対して出力する出力部17と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記物品を撮影して、X線画像を生成する画像生成部と、
前記画像生成部において生成された前記X線画像と、前記X線画像に写る前記物品の重量又は等級ランクとの組を教師データとして生成された学習済みモデルを記憶する記憶部と、
前記学習済みモデルに対して、前記搬送部において搬送されている前記物品の前記X線画像を入力し、前記物品の前記重量又は前記等級ランクを推定し、推定された前記物品の前記重量又は前記等級ランクに基づいて振分信号を生成する制御部と、
前記振分信号を前記搬送部における前記物品の搬送方向の下流側に設けられる振分装置に対して出力する出力部と、を備える、検査装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記学習済みモデルは、前記X線画像と、前記物品の前記重量を検出する計量装置から出力された計量信号に基づく前記重量又は等級ランクとの組を前記教師データとして生成される、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記記憶部は、検査対象とはならない仮想物品が写る仮想X線画像を記憶しており、
前記制御部は、前記搬送部における前記物品の搬送開始時に、前記仮想X線画像を前記学習済みモデルに対して入力し、前記仮想物品の前記重量又は前記等級ランクを推定する仮想処理を実施する、請求項1又は2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記物品の前記重量又は前記等級ランクを推定した前記物品が前記振分装置に到達するまでの間に前記振分信号を生成できない場合、前記物品の排出を指示する信号を前記出力部から前記振分装置に出力させる、請求項1又は2に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の検査装置として、例えば特許文献1に記載された装置が知られている。特許文献1に記載の検査装置は、物品に対してX線を照射するX線照射部と、X線照射部から照射されて物品を透過したX線を検出するX線検出部と、X線検出部によって検出されたX線量に基づいて物品の質量を推定する質量推定部と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-145135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の検査装置のように、X線量に基づいて物品の質量を推定する構成では、X線検出部を構成するセンサ等の機差や物品の特性等に合わせて、パラメータの調整を行う必要がある。パラメータの調整は、作業者の技術や手間を必要とする。そのため、検査装置のセッティングは容易ではなかった。
【0005】
本発明の一側面は、セッティングの簡略化を図ることができる検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係る検査装置は、物品を搬送する搬送部と、搬送部によって搬送される物品を撮影して、X線画像を生成する画像生成部と、画像生成部において生成されたX線画像と、X線画像に写る物品の重量又は等級ランクとの組を教師データとして生成された学習済みモデルを記憶する記憶部と、学習済みモデルに対して、搬送部において搬送されている物品のX線画像を入力し、物品の重量又は等級ランクを推定し、推定された物品の重量又は等級ランクに基づいて振分信号を生成する制御部と、振分信号を搬送部における物品の搬送方向の下流側に設けられる振分装置に対して出力する出力部と、を備える。
【0007】
本発明の一側面に係る検査装置では、画像生成部において生成されたX線画像と、X線画像に写る物品の重量又は等級ランクとの組を教師データとして生成された学習済みモデルを記憶する。検査装置では、学習済みモデルに対して、搬送部において搬送されている物品のX線画像を入力し、物品の重量又は等級ランクを推定する。このように、検査装置では、上記教師データによって生成された学習済みモデルを用いるため、センサ等の機差や物品の特性等に合わせたパラメータの調整を省略することができる。そのため、検査装置では、パラメータの調整を作業者が行う必要がない。したがって、検査装置では、セッティングの簡略化を図ることができる。
【0008】
(2)上記(1)の検査装置において、学習済みモデルは、X線画像と、物品の重量を検出する計量装置から出力された計量信号に基づく重量又は等級ランクとの組を教師データとして生成されてもよい。この構成では、計量装置によって実際に計量された物品の正確な重量又は等級ランクを含む教師データによって学習済みモデルを生成するため、学習済みモデルの推定の精度の向上が図れる。その結果、検査装置では、検査精度の向上を図ることができる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の検査装置において、記憶部は、検査対象とはならない仮想物品が写る仮想X線画像を記憶しており、制御部は、搬送部における物品の搬送開始時に、仮想X線画像を学習済みモデルに対して入力し、仮想物品の重量又は等級ランクを推定する仮想処理を実施してもよい。検査装置の電源立ち上げ時等、搬送部が搬送を開始するときには、それまで制御部が推定処理を実施していないため、最初の推定処理に時間を要する場合がある。これにより、物品の重量又は等級ランクを推定した物品が振分装置に到達するまでの間に、制御部が振分信号を生成できないという事態が生じる可能性がある。そこで、検査装置では、制御部は、搬送部における物品の搬送開始時に、仮想X線画像を学習済みモデルに対して入力し、仮想物品の重量又は等級ランクを推定する仮想処理を実施する。これにより、検査装置では、実際に物品の検査を行うまでに一度仮想処理を実施しているため、実際に検査対象となる物品の処理を適切に行うことができる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つの検査装置において、制御部は、物品の重量又は等級ランクを推定した物品が振分装置に到達するまでの間に振分信号を生成できない場合、物品の排出を指示する信号を出力部から振分装置に出力させてもよい。この構成では、振分信号の生成が間に合わない場合には物品を強制排出する。したがって、不良品が後工程に送られることを回避できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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