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公開番号2025129540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026240
出願日2024-02-26
発明の名称検査装置及びブリスタ包装機
出願人CKD株式会社
代理人個人
主分類G01N 21/85 20060101AFI20250829BHJP(測定;試験)
要約【課題】製造されたPTPシートにおいて、錠剤の両面に対し良否判定が行われたことをより確実に担保可能な検査装置等を提供する。
【解決手段】検査装置50は、容器フィルム3に対するカバーフィルム4の取着前の段階で、ポケット部2の開口側から錠剤5を撮像する第一カメラ53と、容器フィルム3に対するカバーフィルム4の取着後の段階で、ポケット部2の突出側から錠剤5を撮像する第二カメラ54と、各カメラ53,54により得られた各画像データにおける錠剤5の表裏をそれぞれ判定する表裏判定部と、表裏判定部による判定結果に応じた良否判定処理を用いて、各カメラ53,54により得られた各画像データにおける錠剤5の良否を判定する良否判定部とを備える。表裏判定部による各判定結果に基づき、両面検査判定装置57により、錠剤5の表面及び裏面の双方に対する良否判定が行われたか否かが判定される。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
透明又は半透明の帯状の容器フィルムに形成されたポケット部に錠剤を充填した上で、前記ポケット部の開口を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムを取着する工程を含むブリスタシートの製造過程において、錠剤の検査を行うための検査装置であって、
錠剤は、表面及び裏面の態様がそれぞれ異なるものであり、
前記ポケット部へと錠剤が充填された後であって前記容器フィルムに対し前記カバーフィルムが取着される前の段階で、前記ポケット部の開口側から錠剤の表面又は裏面を撮像する第一撮像手段と、
前記第一撮像手段により得られた画像データにおける錠剤の表裏を判定する第一表裏判定手段と、
前記第一表裏判定手段によって錠剤の表面と判定された場合には錠剤の表面に対する良否判定を行うための表面用良否判定処理を選択する一方、前記第一表裏判定手段によって錠剤の裏面と判定された場合には錠剤の裏面に対する良否判定を行うための裏面用良否判定処理を選択し、選択した良否判定処理を用いて、前記第一撮像手段により得られた画像データにおける錠剤の表面又は裏面の良否を判定する第一良否判定手段と、
前記容器フィルムに対し前記カバーフィルムが取着された後の段階で、前記ポケット部を通して該ポケット部の突出側から錠剤の表面又は裏面を撮像する第二撮像手段と、
前記第二撮像手段により得られた画像データにおける錠剤の表裏を判定する第二表裏判定手段と、
前記第二表裏判定手段によって錠剤の表面と判定された場合には前記表面用良否判定処理を選択する一方、前記第二表裏判定手段によって錠剤の裏面と判定された場合には前記裏面用良否判定処理を選択し、選択した良否判定処理を用いて、前記第二撮像手段により得られた画像データにおける錠剤の表面又は裏面の良否を判定する第二良否判定手段と、
前記第一表裏判定手段及び前記第二表裏判定手段による各判定結果に基づき、錠剤の表面及び裏面の双方に対する良否判定が行われたか否かを判定する両面検査判定手段とを備えることを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
入力される画像データから特徴量を抽出する符号化部、及び、該特徴量から画像データを再構成する復号化部を有するニューラルネットワークに対し、良品の錠剤の表面に係る画像データのみを学習データとして学習させて生成した表面用識別手段と、
前記符号化部及び前記復号化部を有するニューラルネットワークに対し、良品の錠剤の裏面に係る画像データのみを学習データとして学習させて生成した裏面用識別手段とを備え、
前記第一表裏判定手段及び前記第二表裏判定手段は、それぞれ前記表面用識別手段及び前記裏面用識別手段を用いて、錠剤の表裏を判定し、
前記第一良否判定手段及び前記第二良否判定手段は、それぞれ前記表面用識別手段又は前記裏面用識別手段を用いて、錠剤の良否を判定することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
透明又は半透明の容器フィルムに形成されたポケット部に錠剤が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐようにして前記容器フィルムにカバーフィルムが取着されてなるブリスタシートを製造するためのブリスタ包装機であって、
帯状の前記容器フィルムに形成された前記ポケット部に錠剤を充填する充填手段と、
前記充填手段によって錠剤が充填された前記ポケット部を塞ぐようにして、帯状の前記容器フィルムに対し帯状の前記カバーフィルムを取着する取着手段と、
前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなるブリスタフィルムからブリスタシートを切離す切離手段と、
請求項1に記載の検査装置と、
前記検査装置における前記両面検査判定手段によって錠剤の表面及び裏面の双方に対する良否判定が行われていないと判定された場合、該錠剤が前記ポケット部に充填されたブリスタシートを排出する不良シート排出手段とを備えることを特徴とするブリスタ包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブリスタ包装機によるブリスタシートの製造過程において錠剤の検査を行うための検査装置、及び、該検査装置を備えたブリスタ包装機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に医薬品等の分野において用いられるブリスタシートとしてPTP(プレススルーパック)シートが知られている。PTPシートは、錠剤が収容されるポケット部を有する容器フィルムと、その容器フィルムに対しポケット部の開口側を密封するように取着されるカバーフィルムとを備えている。
【0003】
上記のようなブリスタシートは、ブリスタ包装機によって製造することができる。ブリスタ包装機は、搬送される帯状の容器フィルムに対しポケット部を形成する手段、ポケット部に錠剤を充填する手段、ポケット部の開口側を密封するように容器フィルムに対し帯状のカバーフィルムを取着する手段、容器フィルム及びカバーフィルムからなる帯状のブリスタフィルムをシート単位に打ち抜くことでブリスタシートを得る手段などを備えている。
【0004】
また、ブリスタ包装機は、錠剤の良否判定を行うための検査装置を備えていることがある。検査装置としては、ポケット部に対する錠剤の充填後であって容器フィルムに対するカバーフィルムの取着前に、ポケット部の開口側から錠剤を撮像する第一撮像手段と(容器フィルムの搬送方向上流側に位置するCCDカメラ)と、容器フィルムに対するカバーフィルムの取着後に、ポケット部の突出側から該ポケット部を通して錠剤を撮像する第二撮像手段(容器フィルムの搬送方向下流側に位置するCCDカメラ)とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。この検査装置によれば、第一撮像手段により得られた画像データに基づき錠剤の表面及び裏面のうちの一方を、第二撮像手段により得られた画像データに基づき錠剤の表面及び裏面のうちの他方を、それぞれ良否判定することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-33390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、容器フィルムに加わる振動などによって、ポケット部に対する錠剤の充填後であって容器フィルムに対するカバーフィルムの取着前に、錠剤における表裏の反転が生じる場合がある。このような反転が生じた場合、上記検査装置では、錠剤の表面及び裏面のうちの一方のみが二度良否判定され、錠剤の表面及び裏面のうちの他方は一度も良否判定されないおそれがある。つまり、上記検査装置では、錠剤の表面及び裏面の双方に対する良否判定が行われたか否かを把握することができず、製造されたブリスタシートにおいて、錠剤の両面に対する良否判定が行われたことを担保できない。
【0007】
そこで、例えば、第一撮像手段との間で容器フィルムを挟む位置にもう1つの撮像手段(つまり第三撮像手段)を設け、第一撮像手段及び第三撮像手段により得られた2つの画像データに基づき、錠剤の表面及び裏面の双方に対する良否判定を行うことが考えられる。しかしながら、第三撮像手段を新たに設けることは、装置の製造やメンテナンスなどに係るコストの増大を招くおそれがある。
【0008】
これに対し、例えば、第二撮像手段に代えて第三撮像手段を設けることが考えられる。しかしながら、容器フィルムに対するカバーフィルムの取着後における錠剤の良否判定は、製品(ブリスタシート)の品質保持という点で欠くことができないものであるため、第二撮像手段に代えて第三撮像手段を設けることは難しい。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像手段を新たに設けることによるコストの増大を招くことなく、錠剤の表面及び裏面の双方に対する良否判定が行われたか否かを判定することができ、ひいては、製造されたブリスタシートにおいて、錠剤の両面に対し良否判定が行われたことをより確実に担保可能な検査装置等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
(【0011】以降は省略されています)

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