TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025129732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026578
出願日
2024-02-26
発明の名称
給湯システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24D
17/00 20220101AFI20250829BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】熱源部と各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムにおいて、貯湯タンクの貯湯容量と熱源部の加熱能力を共にバランスよく抑えて、設置スペースや納まりの確保を容易としながら、省エネルギ性を向上する技術を提供する。
【解決手段】開放型の貯湯タンクと、給湯モードを切り替え可能な給湯モード切替手段と、を備え、給湯モードとして、密閉式給湯モードと開放式給湯モードとを有し、密閉式給湯モードが、湯水循環回路の状態を貯湯タンクから切り離した密閉状態として、熱源部で加熱された湯水を湯水循環回路に設けられた循環ポンプの作動により各給湯先に循環供給する給湯モードであり、開放式給湯モードが、湯水循環回路の状態を貯湯タンクに接続した開放状態として、熱源部で加熱された湯水を湯水循環回路に設けられた加圧ポンプの作動により一旦貯湯タンクに貯留して各給湯先に循環供給する給湯モードである。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
熱源部と各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムであって、
前記熱源部で加熱された湯水を貯留可能な開放型の貯湯タンクと、前記湯水循環回路の状態を変更する形態で給湯モードを切り替え可能な給湯モード切替手段と、を備え、
前記給湯モードとして、密閉式給湯モードと開放式給湯モードとを有し、
前記密閉式給湯モードが、前記湯水循環回路の状態を前記貯湯タンクから切り離した密閉状態として、前記熱源部で加熱された湯水を前記湯水循環回路に設けられた循環ポンプの作動により前記各給湯先に循環供給する給湯モードであり、
前記開放式給湯モードが、前記湯水循環回路の状態を前記貯湯タンクに接続した開放状態として、前記熱源部で加熱された湯水を前記湯水循環回路に設けられた加圧ポンプの作動により一旦前記貯湯タンクに貯留して前記各給湯先に循環供給する給湯モードである給湯システム。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記各給湯先での給湯負荷に基づいて前記給湯モード切替手段の作動制御を行って前記給湯モードを前記密閉式給湯モードと前記開放式給湯モードとの間で自動的に切り替える給湯モード制御手段を備えた請求項1に記載の給湯システム。
【請求項3】
前記湯水循環回路が、前記密閉式給湯モードにおいて前記加圧ポンプをバイパスさせて湯水を通流させると共に前記開放式給湯モードにおいて湯水の逆流を防止する逆流防止弁が設けられた加圧ポンプバイパス管路と、前記開放式給湯モードにおいて前記循環ポンプをバイパスさせて湯水を通流させると共に前記密閉式給湯モードにおいて湯水の逆流を防止する逆流防止弁が設けられた循環ポンプバイパス管路と、を有し、
前記給湯モード切替手段が、前記密閉式給湯モードと前記開放式給湯モードとの間で給湯モードを切り替える際に、前記循環ポンプ及び前記加圧ポンプを作動させるポンプ同時作動状態とする請求項1又は2に記載の給湯システム。
【請求項4】
前記湯水循環回路が、前記密閉式給湯モードにおいて前記貯湯タンクをバイパスさせて湯水を通流させると共に前記開放式給湯モードにおいて湯水の通流を停止する貯湯タンクバイパス弁が設けられた貯湯タンクバイパス管路と、前記開放式給湯モードにおいて前記貯湯タンクに対して湯水を流入出させると共に前記密閉式給湯モードにおいて閉鎖されて前記貯湯タンクに対する湯水の流入出を停止する貯湯タンク流入出弁が設けられた貯湯タンク流入出管路と、を有し、
前記給湯モード切替手段が、前記開放式給湯モードと前記密閉式給湯モードとの間で給湯モードを切り替える際に、前記貯湯タンク流入出弁及び前記貯湯タンクバイパス弁を開放させる管路同時開放状態とする請求項1又は2に記載の給湯システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱源部と各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
湯水を加熱する熱源部と湯水を消費する各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムとして、特許文献1及び特許文献2に記載のものが知られている。
特許文献1記載の給湯システムは、運転時において湯水循環回路が大気に開放されていない密閉状態とされる密閉型給湯システムである。このような密閉型給湯システムでは、熱源部で加熱された湯水を密閉状態の湯水循環回路に設けられた循環ポンプの作動により各給湯先に循環供給することになるので、循環ポンプにおける湯水の搬送動力は、湯水循環回路における圧力損失分を賄うだけでよく、当該搬送動力を抑えて省エネルギ性を向上できる。
一方、特許文献2記載の給湯システムは、運転時において湯水循環回路が開放型の開放型貯湯タンクを通じて開放状態とされる開放型給湯システムである。このような開放型給湯システムでは、熱源部で加熱された湯水を開放状態の湯水循環回路に設けられた加圧ポンプの作動により一旦前記貯湯タンクに貯留して各給湯先に循環供給することになるので、熱源部による湯水の加熱を平準化して当該熱源部の能力を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-148316号公報
特開2007-205698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、密閉型給湯システムでは、一般的に貯湯タンクを設置しない若しくは密閉型の比較的小さな貯湯タンクしか設置しないので、給湯負荷が大きくなるピーク時が比較的長時間続く場合や当該ピーク時における給湯負荷が非常に大きい場合を想定して熱源部の加熱能力を大きめに設定することで、熱効率の悪化や高コスト化が問題となる場合がある。
一方、開放型給湯システムでは、一般的に全ての給湯負荷に対応できる比較的大きな貯湯容量を有する開放型の貯湯タンクを設置するので、設置スペースや納まりの確保が問題となる場合がある。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、熱源部と各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムにおいて、貯湯タンクの貯湯容量と熱源部の加熱能力を共にバランスよく抑えて、設置スペースや納まりの確保を容易としながら、省エネルギ性を向上する技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、熱源部と各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムであって、
前記熱源部で加熱された湯水を貯留可能な開放型の貯湯タンクと、前記湯水循環回路の状態を変更する形態で給湯モードを切り替え可能な給湯モード切替手段と、を備え、
前記給湯モードとして、密閉式給湯モードと開放式給湯モードとを有し、
前記密閉式給湯モードが、前記湯水循環回路の状態を前記貯湯タンクから切り離した密閉状態として、前記熱源部で加熱された湯水を前記湯水循環回路に設けられた循環ポンプの作動により前記各給湯先に循環供給する給湯モードであり、
前記開放式給湯モードが、前記湯水循環回路の状態を前記貯湯タンクに接続した開放状態として、前記熱源部で加熱された湯水を前記湯水循環回路に設けられた加圧ポンプの作動により一旦前記貯湯タンクに貯留して前記各給湯先に循環供給する給湯モードである点にある。
【0007】
本構成によれば、開放型の貯湯タンクを湯水循環回路に対して接続及び切り離し可能に構成すると共に、湯水循環回路に循環ポンプ及び加圧ポンプを設けた上で、給湯モード切替手段が備えられる。そして、この給湯モード切替手段により、湯水循環回路の状態として貯湯タンクの接続状態や循環ポンプ及び加圧ポンプの作動状態を変更する形態で、密閉式給湯モードと開放式給湯モードとの間で、給湯モードを切り替えることができる。
給湯モード切替手段により給湯モードを密閉式給湯モードに切り替えれば、熱源部で加熱された湯水を密閉状態とされた湯水循環回路を通じて循環ポンプの作動により各給湯先に循環供給する状態になるので、循環ポンプにおける湯水の搬送動力が、湯水循環回路における圧力損失分を賄うだけでよくなって、当該搬送動力を抑えて省エネルギ性を向上できる。
一方、給湯モード切替手段により給湯モードを開放式給湯モードに切り替えれば、熱源部で加熱された湯水を開放状態の湯水循環回路に設けられた加圧ポンプの作動により一旦前記貯湯タンクに貯留して各給湯先に循環供給する状態になるので、熱源部による湯水の加熱を平準化して当該熱源部の能力を抑制しながら、ピーク時における比較的大きな給湯負荷に対応することができる。
従って、本発明により、熱源部と各給湯先との間で湯水を循環させる湯水循環回路を備えた給湯システムにおいて、貯湯タンクの貯湯容量と熱源部の加熱能力を共にバランスよく抑えて、設置スペースや納まりの確保を容易としながら、省エネルギ性を向上する技術を提供することができる。
【0008】
本発明の第2特徴構成は、前記各給湯先での給湯負荷に基づいて前記給湯モード切替手段の作動制御を行って前記給湯モードを前記密閉式給湯モードと前記開放式給湯モードとの間で自動的に切り替える給湯モード制御手段を備えた点にある。
【0009】
本構成によれば、給湯モード制御手段により、密閉式給湯モードと開放式給湯モードとの間での給湯モードの切り替えを給湯負荷に基づいて自動的に行うことができる。即ち、給湯負荷が比較的小さい通常時においては、給湯モード制御手段により、給湯モードが自動的に密閉式給湯モードになる。すると、省エネルギ性を重視した運転が実現される。一方、給湯負荷が比較的大きいピーク時においては、給湯モード制御手段により、給湯モードが自動的に開放式給湯モードになる。すると、熱源部で加熱された湯水を予め貯湯タンクに蓄えることで当該大きな給湯負荷に対応可能としながら、熱源部による湯水の加熱を平準化して当該熱源部の能力を抑制することができる。
【0010】
本発明の第3特徴構成は、前記湯水循環回路が、前記密閉式給湯モードにおいて前記加圧ポンプをバイパスさせて湯水を通流させると共に前記開放式給湯モードにおいて湯水の逆流を防止する逆流防止弁が設けられた加圧ポンプバイパス管路と、前記開放式給湯モードにおいて前記循環ポンプをバイパスさせて湯水を通流させると共に前記密閉式給湯モードにおいて湯水の逆流を防止する逆流防止弁が設けられた循環ポンプバイパス管路と、を有し、
前記給湯モード切替手段が、前記密閉式給湯モードと前記開放式給湯モードとの間で給湯モードを切り替える際に、前記循環ポンプ及び前記加圧ポンプを作動させるポンプ同時作動状態とする点にある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社竹中工務店
基礎梁
1か月前
株式会社竹中工務店
給湯システム
2日前
株式会社竹中工務店
換気システム
1か月前
株式会社竹中工務店
空調制御装置
1か月前
株式会社竹中工務店
組立溶接部材
1か月前
株式会社竹中工務店
熱回収システム
12日前
株式会社竹中工務店
画像解析システム
25日前
株式会社竹中工務店
会議支援システム
20日前
株式会社竹中工務店
既設木質梁の補強構造
2か月前
株式会社竹中工務店
携帯端末装置及びプログラム
20日前
株式会社竹中工務店
監視システム、及び監視プログラム
1か月前
株式会社竹中工務店
監視システム、及び監視プログラム
1か月前
株式会社竹中工務店
監視システム、及び監視プログラム
1か月前
株式会社竹中工務店
地震情報提示装置及び地震情報提示プログラム
1か月前
株式会社竹中工務店
災害リスク把握支援装置及び災害リスク把握支援プログラム
25日前
株式会社竹中工務店
浸水リスク評価支援装置及び浸水リスク評価支援プログラム
17日前
株式会社竹中工務店
スタジアム構造
1か月前
株式会社竹中工務店
コンクリート混和剤、コンクリート組成物、コンクリート組成物の打込み方法及びマスコンクリート
1か月前
個人
即湯器
8か月前
個人
空気調和機
3か月前
個人
エアコン室内機
2か月前
株式会社コロナ
加湿器
8か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
加湿装置
6か月前
株式会社コロナ
空調装置
7か月前
株式会社コロナ
空調装置
6か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
4か月前
株式会社コロナ
給湯装置
7か月前
株式会社コロナ
空調装置
23日前
株式会社コロナ
加湿装置
7か月前
株式会社コロナ
空調装置
7か月前
続きを見る
他の特許を見る