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公開番号2025132392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029920
出願日2024-02-29
発明の名称ハーネス配策構造
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250903BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の前突時にこの車両を構成する車体部材にハーネスが挟まれるのを防止するハーネス配策構造を提供する。
【解決手段】第一方向において対向して配置された第一車載機器4および第二車載機器5と、第一車載機器4と第二車載機器5との間に配策されるハーネス2と、を備え、ハーネス2は、前記第一方向の一方側に配置される第一部分8と、前記第一方向の他方側に配置される第二部分9とが、それぞれ前記第一方向と水平面内において交差する第二方向に延在するようにU字形に屈曲した状態で配策されており、第一部分8と第二部分9は、上下方向にて互いに異なる位置に配置されており、第一部分8および第二部分9の少なくとも一方は、車体部材3に固定されている構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向において対向して配置された第一車載機器および第二車載機器と、
前記第一車載機器と前記第二車載機器との間に配策されるハーネスと、
を備え、
前記ハーネスは、前記第一方向の一方側に配置される第一部分と、前記第一方向の他方側に配置される第二部分とが、それぞれ前記第一方向と水平面内において交差する第二方向に延在し、前記第一部分と前記第二部分との間に屈曲部が形成されることによってU字形に配策されており、
前記第一部分と前記第二部分は、上下方向にて互いに異なる位置に配置されており、前記第一部分および前記第二部分の少なくとも一方は、車体部材に固定されているハーネス配策構造。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第一部分と前記第二部分が、上下方向にて重複することなく異なる位置に配置されている請求項1に記載のハーネス配策構造。
【請求項3】
前記第一方向が車両の前後方向、および、前記第二方向が車幅方向であって、車両の前方側に前記第一車載機器が、車両の後方側に前記第二車載機器がそれぞれ配置されており、
前記第二部分は、前記第一部分よりも前後方向の後方に配置され、前記ハーネスの上側に位置する前記車体部材に取り付けられた支持ブラケットによって支持されることによって前記第一部分よりも上側に配置されている請求項1に記載のハーネス配策構造。
【請求項4】
前記車体部材が、車幅方向に延在するクロスメンバである請求項3に記載のハーネス配策構造。
【請求項5】
前記支持ブラケットが、前記第一車載機器と上下方向および車幅方向において重複する位置に取り付けられている請求項3に記載のハーネス配策構造。
【請求項6】
前記支持ブラケットが、前記車体部材に取り付けられ前後方向に延設される第一延在部と、前記第一延在部から下向きに延設される第二延在部とを有する側面視L字形の部材である請求項3に記載のハーネス配策構造。
【請求項7】
前記第二延在部が平板状をなしており、その板面が、前後方向において前記第一車載機器と対向するように配置されている請求項6に記載のハーネス配策構造。
【請求項8】
前記第一車載機器の上端よりも前記第二部分が下方に位置している請求項3に記載のハーネス配策構造。
【請求項9】
前記第一車載機器が車両駆動用モータであり、前記第二車載機器がバッテリである請求項1から8のいずれか1項に記載のハーネス配策構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車両のハーネス配策構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、外部充電・外部給電が可能なプラグインハイブリッド(PHEV)車などの車両においては、例えば下記特許文献1に示すように、車両駆動用モータ(以下、モータと略称する。)とバッテリとの間にハーネスを配策して電力の供給を行っている。前後輪のすべてを駆動輪とした四輪駆動式の電動車両においては、車室の下部にバッテリが配置されるとともに、車両の前後それぞれにモータが配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/144930号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、モータとバッテリとの間にハーネスを配策したハーネス配策構造においては、前突時(車両前方からの衝突時)に前輪に設けたモータが後退し、後退したモータと車両部材(例えばフロアクロスメンバ)との間にハーネスが挟まれる不具合が発生するおそれがある。
【0005】
そこで、この発明は、車両の前突時にこの車両を構成する車体部材にハーネスが挟まれるのを防止するハーネス配策構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、この発明においては、
第一方向において対向して配置された第一車載機器および第二車載機器と、
前記第一車載機器と前記第二車載機器との間に配策されるハーネスと、
を備え、
前記ハーネスは、前記第一方向の一方側に配置される第一部分と、前記第一方向の他方側に配置される第二部分とが、それぞれ前記第一方向と水平面内において交差する第二方向に延在し、前記第一部分と前記第二部分との間に屈曲部が形成されることによってU字形に配策されており、
前記第一部分と前記第二部分は、上下方向にて互いに異なる位置に配置されており、前記第一部分および前記第二部分の少なくとも一方は、車体部材に固定されているハーネス配策構造を構成(第一構成)した。
【0007】
前記第一構成においては、
前記第一部分と前記第二部分が、上下方向にて重複することなく異なる位置に配置されている構成(第二構成)とすることができる。
【0008】
前記第一構成または第二構成においては、
前記第一方向が車両の前後方向、および、前記第二方向が車幅方向であって、車両の前方側に前記第一車載機器が、車両の後方側に前記第二車載機器がそれぞれ配置されており、
前記第二部分は、前記第一部分よりも前後方向の後方に配置され、前記ハーネスの上側に位置する前記車体部材に取り付けられた支持ブラケットによって保持されることによって前記第一部分よりも上側に配置されている構成(第三構成)とすることができる。
【0009】
前記第一構成から第三構成のいずれかの構成においては、
前記車体部材が、車幅方向に延在するクロスメンバである構成(第四構成)とすることができる。
【0010】
前記第三構成を含む構成においては、
前記支持ブラケットが、前記第一車載機器と上下方向および車幅方向において重複する位置に取り付けられている構成(第五構成)とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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