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公開番号2025133202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031002
出願日2024-03-01
発明の名称乗物用内装材
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 13/02 20060101AFI20250904BHJP(車両一般)
要約【課題】電気部品を取付け可能であり、電気部品が不要な場合には電気部品を取り外したまま使用しても意匠性に優れる乗物用内装材を提供する。
【解決手段】トリムボード11と、トリムボード11の室内面に対して着脱可能に取り付けられる電気部品50とを備え、トリムボード11は、室外側に向けて凹む収容凹部20と、収容凹部20の内側に設けられたボード側コネクタ部28と、を備え、電気部品50は、本体部51と、部品側コネクタ部53とを備え、ボード側コネクタ部28は、収容凹部20を構成する壁部のうちトリムボード11の主面と交差する凹部内側壁22に凹んだ状態で設けられており、電気部品50は、収容凹部20内に収容した収容状態とした後、ボード側コネクタ部28に向けてスライド移動させることにより、収容凹部20内に取り付けられた取付状態とされる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
乗物の室内面を構成するトリムボードと、前記トリムボードの室内面に対して着脱可能に取り付けられる電気部品と、を備え、
前記トリムボードは、
室内面から室外側に向けて凹んで前記電気部品の少なくとも室外側に配される部分を収容するための収容凹部と、
前記収容凹部の内側に設けられて前記電気部品に電力を供給するためのボード側コネクタ部と、を備え、
前記電気部品は、
箱型の本体部と、
前記本体部が前記収容凹部内に収容された状態において前記ボード側コネクタ部と対向する位置に設けられる部品側コネクタ部と、を備え、
前記ボード側コネクタ部は、前記収容凹部を構成する壁部のうち前記トリムボードの主体となる主面と交差する凹部内側壁に、前記凹部内側壁から凹んだ状態で設けられており、
前記電気部品は、前記収容凹部内に収容した収容状態とした後、前記ボード側コネクタ部に向けてスライド移動させることにより、前記部品側コネクタ部が前記ボード側コネクタ部に接続され、前記収容凹部内に取り付けられた取付状態とされる乗物用内装材。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記トリムボードは、乗物用ドアのドアトリムを構成するものであり、
前記凹部内側壁は、乗物前後方向に延びて相対的に上方に配される上壁を含み、
前記ボード側コネクタ部は、前記上壁に設けられている、請求項1に記載の乗物用内装材。
【請求項3】
前記収容凹部は、前記電気部品を前記取付状態に保持するための係止部材を備え、
前記電気部品は、前記係止部材に係止される被係止部を備えており、
前記係止部材は、前記電気部品が前記収容凹部内において前記収容状態から前記ボード側コネクタ部側に向けてスライド移動するのに伴って変位し、前記電気部品が前記取付状態となった際に前記被係止部に対して係止する構成とされている請求項2に記載の乗物用内装材。
【請求項4】
前記係止部材は、
前記電気部品が前記収容凹部内に配されていない状態において、前記上壁に沿って配される第1部分と、前記第1部分から屈曲された形で連なり、前記収容凹部の前記凹部内側壁のうち乗物の前方側または後方側に配される縦壁に沿って配される第2部分と、を少なくとも有する帯板状をなすとともに、
前記第1部分と前記第2部分との境界部に設けられて乗物室内外方向に延びる回動軸を中心に回動可能とされており、
前記電気部品は、前記収容状態とされた際に前記係止部材の前記第1部分と対向する位置に回動操作部を備え、
前記電気部品が前記収容凹部内において前記収容状態から前記ボード側コネクタ部側に向けてスライド移動するのに伴って、前記回動操作部が前記係止部材の前記第1部分に当接して前記第1部分を下方から押し上げることにより、前記係止部材が前記回動軸を中心に回動し、前記電気部品が前記取付状態とされた際に、前記第2部分が前記本体部の室外面に設けられた段差状の前記被係止部を下方から支持する形で係止する構成とされている請求項3に記載の乗物用内装材。
【請求項5】
前記係止部材は、前記電気部品が前記収容凹部内に配されていない状態において、前記第2部分の下端から屈曲された形で連なる第3部分を有し、
前記第3部分は、前記電気部品が前記取付状態とされた際に、前記本体部の室外面に設けられた段差状の第2被係止部を下方から支持する形で係止する構成とされている請求項4に記載の乗物用内装材。
【請求項6】
前記係止部材の前記第1部分にその板面を貫通するガイド孔が形成されており、
前記トリムボード側に前記ガイド孔内に挿通されて前記第1部分の回動姿勢を案内する弧状のガイド部が設けられている請求項4または請求項5に記載の乗物用内装材。
【請求項7】
前記ガイド部に、前記電気部品が前記取付状態とされた際に前記第1部分の姿勢をロックするためのロック部が設けられている請求項6に記載の乗物用内装材。
【請求項8】
前記収容凹部は前記ドアトリムの側端部に隣接して設けられており、前記ロック部のロック状態は前記ドアトリムの側端部に設けられたロック解除孔からロック解除ピンを挿入することにより解除可能とされている請求項7に記載の乗物用内装材。
【請求項9】
前記電気部品の前記本体部のうち室内側に配される面に、前記電気部品が前記取付状態とされた際に前記収容凹部を室内側から塞ぐカバー部が設けられている請求項1または請求項2に記載の乗物用内装材。
【請求項10】
前記電気部品は、乗物室内に向けて発光するイルミネーションパネルである請求項1または請求項2に記載の乗物用内装材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、乗物用内装材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば車両用内装材であるドアトリムは、複数のボード部材を組み合わせて構成されている。下記特許文献1には、ドアトリム(車両用内装部材)を構成する複数のボード部材(ベース内装)の一部が汚れたり破損した場合に、ドアトリム全体を車体から取り外すことなく、そのボード部材だけを交換可能とする技術が記載されている。
【0003】
具体的には、特許文献1の車両用内装部材は、その一部を車室内側から取り外しおよび取り付け可能としたものであって、車両用内装部材のうち取り外し可能部材(ボード部材)が取り外されることで露出する開口部の内周に複数の板状の係止片が張り出しており、これらの係止片に設けられた挿入孔に、取り外し可能部材に設けられた差し込み部を差し込むとともに挿入孔と連なるスリットに沿ってスライドさせることにより、開口部を塞ぐ形で取り外し可能部材を取り付け可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-83266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで近年、車両用内装材をユーザーの好みに合わせてより気軽にカスタマイズしたいという要望がある。特に、意匠性や機能性を高めるべく、例えばイルミネーションパネルのように、電源を必要とする電気部品を取り付けたいという要望がある。上述した従来の車両用内装部材に電気部品を取り付け可能とするためには、開口部に電力を供給するためのコネクタ部を設ける必要がある。
【0006】
一方、上述した従来の車両用内装部材は、取り付け可能部材(ボード部材)の交換を前提としている。このため、取り付け可能部材を取り外した状態では開口および係止構造が室内側に露出してそのまま使用できないという事情があるが、取り付け可能部材が不要な場合には取り外した状態のまま使用できる車両用内装材が望まれている。
【0007】
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電気部品を取付け可能であり、電気部品が不要な場合には電気部品を取り外したまま使用しても意匠性に優れる乗物用内装材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題に鑑みて完成された本明細書に開示される技術は、乗物の室内面を構成するトリムボードと、前記トリムボードの室内面に対して着脱可能に取り付けられる電気部品と、を備え、前記トリムボードは、室内面から室外側に向けて凹んで前記電気部品の少なくとも室外側に配される部分を収容するための収容凹部と、前記収容凹部の内側に設けられて前記電気部品に電力を供給するためのボード側コネクタ部と、を備え、前記電気部品は、箱型の本体部と、前記本体部が前記収容凹部内に収容された状態において前記ボード側コネクタ部と対向する位置に設けられる部品側コネクタ部と、を備え、前記ボード側コネクタ部は、前記収容凹部を構成する壁部のうち前記トリムボードの主体となる主面と交差する凹部内側壁に、前記凹部内側壁から凹んだ状態で設けられており、前記電気部品は、前記収容凹部内に収容した収容状態とした後、前記ボード側コネクタ部に向けてスライド移動させることにより、前記部品側コネクタ部が前記ボード側コネクタ部に接続され、前記収容凹部内に取り付けられた取付状態とされる乗物用内装材である。
【0009】
上記構成によれば、トリムボードに電力を供給可能なボード側コネクタ部が設けられているから、トリムボードに電気部品を取り付けることが可能である。また、電気部品を取付けるための収容凹部は乗物室外に対して閉じた状態とされており、電気部品と電気接続するためのボード側コネクタ部は、凹部内側壁から凹んだ乗員から見え難い位置に設けられている。従って、トリムボードは電気部品を取り外した状態でも意匠性に優れており、電気部品が不要な場合には電気部品を取り外したまま使用することができる。
【0010】
前記トリムボードは、乗物用ドアのドアトリムを構成するものであり、前記凹部内側壁は、乗物前後方向に延びて相対的に上方に配される上壁を含み、前記ボード側コネクタ部は、前記上壁に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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