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公開番号
2025133427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031375
出願日
2024-03-01
発明の名称
充電制御装置、及び充電制御方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250904BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】車両の使用開始時における二次電池の充電量を適切に設定して、過充電による二次電池の劣化を抑制する。
【解決手段】充電制御装置1は、エンジン30により駆動される発電機34の出力電力により充電される二次電池35を有する車両100に搭載され、車両100の使用開始から使用終了までの使用期間におけるエンジン30の稼働時間を計測するエンジン稼働時間計測部11と、車両100の使用開始時に、車両100の前回の使用終了時からの二次電池の蓄電量の減少分を補充するための初期充電量を、エンジン稼働時間計測部11により前回の車両100の使用期間において計測されたエンジン30の稼働時間である、前回エンジン作動時間に基づいて設定する初期充電量設定部12と、車両100の使用開始時に、初期充電量分の二次電池35の充電を行う初期充電制御を実行する充電制御部14と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記発電機により充電される二次電池とを有する車両に搭載され、前記発電機による前記二次電池の充電を制御する充電制御装置であって、
前記車両の使用開始から使用終了までの使用期間における前記エンジンの稼働時間を計測するエンジン稼働時間計測部と、
前記車両の使用開始時に、前記車両の前回の使用終了時からの前記二次電池の蓄電量の減少分を補充するための初期充電量を、前記エンジン稼働時間計測部により前回の前記車両の使用期間において計測された前記エンジンの稼働時間である、前回エンジン稼働時間に基づいて設定する初期充電量設定部と、
前記車両の使用開始時に、前記初期充電量分の前記二次電池の充電を行う初期充電制御を実行する充電制御部と、
を備える充電制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記初期充電量設定部は、前記前回エンジン稼働時間が長いほど、前記初期充電量を減少させる
請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記初期充電量設定部は、前記前回エンジン稼働時間が第1閾値よりも短い場合は、前記初期充電量を第1初期充電量とし、前記前回エンジン稼働時間が前記第1閾値よりも長い第2閾値以上である場合は、前記初期充電量を前記第1初期充電量よりも少ない第2初期充電量とする
請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記初期充電量設定部は、前記前回エンジン稼働時間が前記第1閾値から前記第2閾値までの間である場合は、前記前回エンジン稼働時間が長くなるに従って前記初期充電量を前記第1初期充電量から前記第2初期充電量まで漸減させる
請求項3に記載の充電制御装置。
【請求項5】
前記二次電池の温度を認識する二次電池温度認識部を備え、
前記初期充電量設定部は、前記車両の使用が開始される際に前記二次電池温度認識部により認識された前記二次電池の温度に応じて、前記初期充電量を設定する
請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の充電制御装置。
【請求項6】
前記充電制御部は、前記初期充電制御の開始から所定時間が経過するまでに、前記初期充電制御が完了しなかった場合には、前記初期充電制御を強制的に終了する
請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の充電制御装置。
【請求項7】
前記所定時間は、前記前回エンジン稼働時間にかかわらず固定された時間である
請求項6に記載の充電制御装置。
【請求項8】
エンジンと、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記発電機により充電される二次電池とを有する車両に搭載され、前記発電機による前記二次電池の充電を制御する充電制御装置により実行される充電制御方法であって、
前記車両の使用開始時から使用終了時までの期間における前記エンジンの稼働時間を計測するエンジン稼働時間計測ステップと、
前記車両の使用開始時に、前記車両の前回の使用終了時点からの前記二次電池の蓄電量の減少分を補充するための初期充電量を、前記エンジン稼働時間計測ステップにより前回の前記車両の使用期間において計測された前記エンジンの稼働時間である、前回エンジン稼働時間に基づいて設定する初期充電量設定ステップと、
前記車両の使用開始時に、前記初期充電量分の前記二次電池の充電を行う初期充電制御を実行する充電制御ステップと、
を含む充電制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電制御装置、及び充電制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。例えば、特許文献1は、蓄電池が車両に搭載された時からの経過時間が長くなるに従って、エンジン始動時に設定する蓄電池の目標充電量を多くするようにした充電制御装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4959511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、二次電池に関する技術においては、車両が使用されていない間での自然放電や暗電流による二次電池の蓄電量の減少分に応じて、車両の使用開始時における二次電池の充電量を適切に設定する必要がある。上記特許文献1に開示された構成では、二次電池の経年劣化を考慮して充電量を設定することができるが、二次電池の蓄電量の減少量は車両の使用状況によっても変化する。そのため、特許文献1に記載された構成による場合には、車両の使用開始時に二次電池の過充電が生じて、二次電池の劣化が促進されるおそれがあることが課題である。
本願は上記課題の解決のため、車両の使用開始時における二次電池の充電量を適切に設定して、過充電による二次電池の劣化を抑制することを目的としたものである。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、エンジンと、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記発電機により充電される二次電池とを有する車両に搭載され、前記発電機による前記二次電池の充電を制御する充電制御装置であって、前記車両の使用開始から使用終了までの使用期間における前記エンジンの稼働時間を計測するエンジン稼働時間計測部と、前記車両の使用開始時に、前記車両の前回の使用終了時からの前記二次電池の蓄電量の減少分を補充するための初期充電量を、前記エンジン稼働時間計測部により前回の前記車両の使用期間において計測された前記エンジンの稼働時間である、前回エンジン稼働時間に基づいて設定する初期充電量設定部と、前記車両の使用開始時に、前記初期充電量分の前記二次電池の充電を行う初期充電制御を実行する充電制御部と、を備える充電制御装置が挙げられる。
【0006】
上記充電制御装置において、前記初期充電量設定部は、前記前回エンジン稼働時間が長いほど、前記初期充電量を減少させる構成としてもよい。
【0007】
上記充電制御装置において、前記初期充電量設定部は、前記前回エンジン稼働時間が第1閾値よりも短い場合は、前記初期充電量を第1初期充電量とし、前記前回エンジン稼働時間が前記第1閾値よりも長い第2閾値以上である場合は、前記初期充電量を前記第1初期充電量よりも少ない第2初期充電量とする構成としてもよい。
【0008】
上記充電制御装置において、前記初期充電量設定部は、前記前回エンジン稼働時間が前記第1閾値から前記第2閾値までの間である場合は、前記前回エンジン稼働時間が長くなるに従って前記初期充電量を前記第1初期充電量から前記第2初期充電量まで漸減させる構成としてもよい。
【0009】
上記充電制御装置において、前記二次電池の温度を認識する二次電池温度認識部を備え、前記初期充電量設定部は、前記車両の使用が開始される際に前記二次電池温度認識部により認識された前記二次電池の温度に応じて、前記初期充電量を設定する構成としてもよい。
【0010】
上記充電制御装置において、前記充電制御部は、前記初期充電制御の開始から所定時間が経過するまでに、前記初期充電制御が完了しなかった場合には、前記初期充電制御を強制的に終了する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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