TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025138378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037432
出願日
2024-03-11
発明の名称
情報処理端末及びデータ管理システム
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
15/00 20060101AFI20250917BHJP(計算;計数)
要約
【課題】少ないコンピュータ資源であっても、通信状況に制約されないアプリケーションを構築可能な構成を提供する。
【解決手段】メモリ部50には、アプリ51と、アプリ51を管理するOS52と、既読リスト53と、メッセージキュー54と、アプリ51によるデータ更新のためのデータ更新イベントを捕捉してメッセージキュー54に格納するデータ更新イベント捕捉部55と、サーバ2と通信可能時に、メッセージキュー54に格納されるデータ更新イベントに関するメッセージの送受信によりサーバ2とのデータ同期を実施するメッセージ通信部56と、が格納され、データ更新イベント捕捉部55及びメッセージ通信部56は、OS52によって管理される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
メモリ部と、
前記メモリ部からソフトウェアをロードして実行する制御部と、
サーバとの間でメッセージを送受信する通信部と、
を備える情報処理端末であって、
前記メモリ部には、
所定のアプリケーションと、
前記所定のアプリケーションを管理するオペレーティングシステムと、
前記所定のアプリケーションの実行によって得られるデータと、
メッセージキューと、
前記所定のアプリケーションによるデータ更新のためのデータ更新イベントを捕捉して前記メッセージキューに格納するデータ更新イベント捕捉部と、
前記サーバと通信可能時に、前記メッセージキューに格納される前記データ更新イベントに関するメッセージの送受信により前記サーバとのデータ同期を実施するメッセージ通信部と、
が格納され、
前記データ更新イベント捕捉部及び前記メッセージ通信部は、前記オペレーティングシステムによって管理されることを特徴とする情報処理端末。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記データ更新イベントは、データの更新内容を把握可能な情報が含まれるように生成されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項3】
前記データ更新イベント捕捉部は、前記データ更新イベントが捕捉された際に、データが同じになる別のデータ更新イベントが前記メッセージキューに既に格納されていると、補足された前記データ更新イベントを前記メッセージキューに格納しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項4】
請求項3に記載の複数の情報処理端末と、
前記複数の情報処理端末及び前記サーバのそれぞれと通信可能な中継サーバと、
を備えるデータ管理システムであって、
前記中継サーバは、
前記情報処理端末から受信した前記データ更新イベントに関するメッセージを当該情報処理端末によって指定される配信先に応じて配信するデータ配信部を備えることを特徴とするデータ管理システム。
【請求項5】
前記情報処理端末は、前記中継サーバに対して所定の要求を行い、
前記中継サーバは、
前記情報処理端末から受信した前記データ更新イベントが前記所定の要求を受けるまで蓄積されるデータ蓄積部を備え、
前記データ配信部は、前記所定の要求を行った前記情報処理端末を配信先とする前記データ更新イベントが前記データ蓄積部に蓄積されている場合に当該データ更新イベントに関するメッセージを前記情報処理端末に対して配信することを特徴とする請求項4に記載のデータ管理システム。
【請求項6】
前記情報処理端末は、前記中継サーバと通信可能であることを確認出来た後に、前記中継サーバに対して前記所定の要求を行うことを特徴とする請求項4に記載のデータ管理システム。
【請求項7】
前記メッセージ通信部は、取得予定の全てのデータの前記データ更新イベントが前記メッセージキューに格納される作業完了状態であると判定されると、作業完了通知を、配信先に他の情報処理端末を含めるようにして前記中継サーバに送信することを特徴とする請求項4に記載のデータ管理システム。
【請求項8】
複数の情報処理端末と、
前記複数の情報処理端末のそれぞれと通信可能な中継サーバと、
を備えるデータ管理システムであって、
前記情報処理端末は、
データを取得する取得部と、
前記取得部により取得されたデータが記憶されるメモリ部と、
前記取得部により取得されたデータの少なくとも一部を、配信先に他の情報処理端末を含めるようにして前記中継サーバに送信するデータ送信部と、
前記中継サーバから配信されたデータを受信するデータ受信部と、
前記データ受信部にて受信したデータのうち前記メモリ部に記憶されていないデータを前記メモリ部に記憶するための処理を行うデータ管理部と、
を備え、
前記中継サーバは、
前記情報処理端末から受信したデータを前記配信先に応じて配信するデータ配信部を備えることを特徴とするデータ管理システム。
【請求項9】
前記データ送信部は、前記取得部により取得されたデータのうち前記メモリ部に記憶されていないデータを前記中継サーバに送信することを特徴とする請求項8に記載のデータ管理システム。
【請求項10】
前記情報処理端末は、前記中継サーバに対して所定の要求を行い、
前記データ配信部は、前記所定の要求を行った前記情報処理端末を配信先とするデータが存在する場合に当該データを前記情報処理端末に対して配信することを特徴とする請求項9に記載のデータ管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末及びデータ管理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
汎用のオペレーティングシステムが搭載されない情報処理端末を用いたオンラインアプリケーション、特に、サーバでのデータ共有を主目的とするオンラインアプリケーションを構築しやすくするため、オンラインアプリケーション用の開発フレームワークが多く提供されている。このような開発フレームワークに関して、サーバで動くWEBアプリの実行結果となる画面記述情報(HTML)を情報処理端末で解釈できる命令に変換するセンタ装置をサーバと情報処理端末との間に設置することを前提に、汎用WEBフレームワーク上で開発されたアプリケーションをコンピュータ資源(プロセッサの能力やメモリの容量)が少ない情報処理端末で動作させる技術が、下記特許文献1のソフトウェア実行システムとして考案されている。
【0003】
このソフトウェア実行システムでは、センタ側装置が、端末装置の画面に表示すべき操作案内要素及び操作条件を規定する画面記述情報を端末装置に対する指示に変換して送信し、端末装置が、センタ側装置から受信される指示に従って、ユーザの指示操作の入力受け付けなどのセンタ側装置から指定された処理を行うことで、機種によらない開発環境を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4707302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したソフトウェア実行システムのような技術では、WEBフレームワークを利用することからサーバと常時接続できていることが前提となるため、サーバと接続できずに通信不能状態になると、アプリケーションの動作を継続できないという問題がある。特に、工場や倉庫等といった無線電波を完全に行き渡らせることが難しい環境で使用されるアプリケーションでは、不意のサーバとの通信不能状態が生じやすく、アプリケーションの動作の継続が難しいという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、少ないコンピュータ資源であっても、通信状況に制約されないアプリケーションを構築可能な構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、
メモリ部(50)と、
前記メモリ部からソフトウェアをロードして実行する制御部(21)と、
サーバとの間でメッセージを送受信する通信部(26)と、
を備える情報処理端末(10)であって、
前記メモリ部には、
所定のアプリケーション(51)と、
前記所定のアプリケーションを管理するオペレーティングシステム(52)と、
前記所定のアプリケーションの実行によって得られるデータ(53)と、
メッセージキュー(54)と、
前記所定のアプリケーションによるデータ更新のためのデータ更新イベントを捕捉して前記メッセージキューに格納するデータ更新イベント捕捉部(55)と、
前記サーバと通信可能時に、前記メッセージキューに格納される前記データ更新イベントに関するメッセージの送受信により前記サーバとのデータ同期を実施するメッセージ通信部(56)と、
が格納され、
前記データ更新イベント捕捉部及び前記メッセージ通信部は、前記オペレーティングシステムによって管理されることを特徴とする。
【0008】
本発明の他の一形態は、
複数の情報処理端末(100,100a,100b,100c)と、
前記複数の情報処理端末のそれぞれと通信可能な中継サーバ(2b)と、
を備えるデータ管理システム(1a)であって、
前記情報処理端末は、
データを取得する取得部(30,40)と、
前記取得部により取得されたデータが記憶されるメモリ部(50)と、
前記取得部により取得されたデータの少なくとも一部を、配信先に他の情報処理端末を含めるようにして前記中継サーバに送信するデータ送信部(21,26)と、
前記中継サーバから配信されたデータを受信するデータ受信部(21,26)と、
前記データ受信部にて受信したデータのうち前記メモリ部に記憶されていないデータを前記メモリ部に記憶するための処理を行うデータ管理部(21)と、
を備え、
前記中継サーバは、
前記情報処理端末から受信したデータを前記配信先に応じて配信するデータ配信部(3)を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、メモリ部には、所定のアプリケーションと、所定のアプリケーションを管理するオペレーティングシステムと、所定のアプリケーションの実行によって得られるデータと、メッセージキューと、所定のアプリケーションによるデータ更新のためのデータ更新イベントを捕捉してメッセージキューに格納するデータ更新イベント捕捉部と、サーバと通信可能時に、メッセージキューに格納されるデータ更新イベントに関するメッセージの送受信によりサーバとのデータ同期を実施するメッセージ通信部と、が格納され、データ更新イベント捕捉部及びメッセージ通信部は、オペレーティングシステムによって管理される。
【0010】
このように、データ更新イベント捕捉部により補足されたデータ更新イベントをメッセージキューに格納する処理と、サーバと通信可能時にメッセージ通信部によりメッセージキューの上記メッセージを送受信してサーバとのデータ同期を実施する通信処理とが、所定のアプリケーションではなく、オペレーティングシステムによって管理される。これにより、所定のアプリケーションによる処理とサーバとの通信処理とが非同期化されてお互いに依存しない関係となる。このため、サーバとの通信状況に関わらず同じロジックを所定のアプリケーションにて動作させることができ、かつ、所定のアプリケーションをプログラミングするうえでサーバとの通信処理の記述が不要になる。したがって、少ないコンピュータ資源であっても、通信状況に制約されないアプリケーションを構築可能な情報処理端末を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
裁判のAI化
2か月前
個人
フラワーコートA
1か月前
個人
工程設計支援装置
1か月前
個人
為替ポイント伊達夢貯
25日前
個人
介護情報提供システム
2か月前
個人
冷凍食品輸出支援構造
25日前
個人
設計支援システム
2か月前
個人
設計支援システム
2か月前
個人
表変換編集支援システム
18日前
個人
携帯情報端末装置
1か月前
個人
結婚相手紹介支援システム
1か月前
個人
知財出願支援AIシステム
25日前
個人
行動時間管理システム
20日前
個人
AIによる情報の売買の仲介
27日前
個人
パスワード管理支援システム
18日前
株式会社カクシン
支援装置
2か月前
個人
パスポートレス入出国システム
1か月前
個人
海外支援型農作物活用システム
10日前
個人
アンケート支援システム
1か月前
日本精機株式会社
施工管理システム
27日前
個人
システム及びプログラム
11日前
個人
AIキャラクター制御システム
18日前
株式会社アジラ
進入判定装置
1か月前
個人
人格進化型対話応答制御システム
18日前
個人
社会還元・施設向け供給支援構造
18日前
大同特殊鋼株式会社
疵判定方法
4日前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
1か月前
個人
食事受注会計処理システム
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
個人
SaaS型勤務調整支援システム
18日前
サクサ株式会社
中継装置
18日前
個人
冷凍加工連携型農場運用システム
25日前
個人
未来型家系図構築システム
10日前
大阪瓦斯株式会社
住宅設備機器
1か月前
個人
音声対話型帳票生成支援システム
18日前
フリー株式会社
情報処理システム
4日前
続きを見る
他の特許を見る