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公開番号2025123043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018886
出願日2024-02-09
発明の名称トリムカバー及び車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/64 20060101AFI20250815BHJP(車両一般)
要約【課題】シートバックの背面を形成するトリムカバー背面部の造形自由度を向上させる。
【解決手段】トリムカバー40は、車両用シート10のシートバック14のパッド30に被せられるカバー本体42と、カバー本体42の内側に配置され、カバー本体42においてシートバック14の背面を形成する背面部42Aに取り付けられ、背面部42Aとの間に造形用発泡体52が収容される内ポケット46と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両用シートのシートバックのパッドに被せられるカバー本体と、
前記カバー本体の内側に配置され、前記カバー本体において前記シートバックの背面を形成する背面部に取り付けられ、前記背面部との間に発泡体が収容される内ポケットと、
を備えたトリムカバー。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記内ポケットのシート前方には、前記シートバックのフレームが有するロアフレーム部が配置される請求項１に記載のトリムカバー。
【請求項３】
前記内ポケットの下端部に孔が形成されている請求項１又は請求項２に記載のトリムカバー。
【請求項４】
前記内ポケットよりシート上方側で前記背面部に設けられ、前記パッドに埋め込まれたインサートワイヤに対して係止具を用いて係止される係止部を有する請求項１又は請求項２に記載のトリムカバー。
【請求項５】
乗員が着座するシートクッションと、
請求項１又は請求項２に記載のトリムカバーがパッドに被せられ、前記乗員の背部を支持するシートバックと、
を備えた車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用シートに関し、特にシートバックのトリムカバーに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１に開示された乗物用シートでは、バックパッドの下縁側囲部（下垂部）は、バックパッドの下縁部から後方上側へ巻き込む形に延びる形状とされている。下垂部は、バックフレームのロアプレートを下側と後側とから覆う形にセットされる。そして、このバックパッドにバックカバー（トリムカバー）が被せられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－４９９６４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記の先行技術では、トリムカバーにおいてシートバックの背面を形成する背面部がバックパッド等によってシート前方側から支持されないため、背面部が設定通りの形状とならない場合がある。
【０００５】
本発明は、シートバックの背面を形成する背面部の造形自由度を向上させることができるトリムカバー及び該トリムカバーを備えた車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１の態様のトリムカバーは、車両用シートのシートバックのパッドに被せられるカバー本体と、前記カバー本体の内側に配置され、前記カバー本体において前記シートバックの背面を形成する背面部に取り付けられ、前記背面部との間に発泡体が収容される内ポケットと、を備えている。
【０００７】
第１の態様によれば、車両用シートのシートバックのパッドに被せられるカバー本体の内側に内ポケットが配置されている。内ポケットは、シートバックの背面を形成する背面部に取り付けられている。この内ポケットと背面部との間（すなわち内ポケット内）には、発泡体が収容される。この発泡体によって背面部の造形自由度を向上させることができる。
【０００８】
第２の態様のトリムカバーは、第１の態様において、前記内ポケットのシート前方には、前記シートバックのフレームが有するロアフレーム部が配置される。
【０００９】
第２の態様によれば、トリムカバーの背面部の内側に設けられた内ポケット内のシート前方に、シートバックのフレームが有するロアフレーム部が配置される。これにより、内ポケット内に収容された発泡体がロアフレーム部によってシート前方側から支持されるので、トリムカバーの背面部の形状を安定させることができる。
【００１０】
第３の態様のトリムカバーは、第１の態様又は第２の態様において、前記内ポケットの下端部に孔が形成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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