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公開番号2025139036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037752
出願日2024-03-12
発明の名称釣竿、及び釣竿の竿体の形成方法
出願人グローブライド株式会社
代理人個人
主分類A01K 87/04 20060101AFI20250918BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】急テーパーを有する竿体の表面の平滑性を向上させ軽量化が可能となり、強度が安定した釣糸ガイドが設けられた竿体を備える釣竿を提供する。
【解決手段】第1のテーパー部と第1のテーパー部に隣接する第2のテーパー部とを備え、第1のテーパー部は第2のテーパー部側の方向へ進むにつれ先細り形状となり、第2のテーパー部は第1のテーパー部から離れる方向へ進むにつれ先細り形状となり、第2のテーパー部の第1のテーパー部側の第1の端部の径は、第1のテーパー部の第2のテーパー部側の第2の端部の径よりも大きくなるようにされ、釣糸ガイドの内の1つの釣糸ガイドの脚部は、第1の端部と第2の端部とに跨るように第1のテーパー部と第2のテーパー部との双方に載置かつ固定されている釣竿。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数の釣糸ガイドが装着され、急テーパーを有する竿体を有する釣竿であって、
前記竿体は、第1のテーパー部と、該第1のテーパー部に隣接する第2のテーパー部と、を備え、該第1のテーパー部は該第2のテーパー部側の方向へ進むにつれ先細り形状となり、該第2のテーパー部は該第1のテーパー部から離れる方向へ進むにつれ先細り形状となっており、該第2のテーパー部の、該第1のテーパー部側の第1の端部の径は、該第1のテーパー部の、該第2のテーパー部側の第2の端部の径よりも大きくなるようにされ、
前記釣糸ガイドの内の1つの釣糸ガイドの脚部は、前記第1の端部と前記第2の端部とに跨るように前記第1のテーパー部と前記第2のテーパー部との双方に載置かつ固定されていることを特徴とする釣竿。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記急テーパーは、テーパー部の一方の端部(太径側)の外径をΦa、他方の端部(細径側)の外径をΦb、該テーパー部の長手方向中心線距離をcとした場合に、(Φa-Φb)/c=2/1000又はそれ以上となるテーパーとして定義される、請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
該第2のテーパー部の、該第1のテーパー部側の第1の端部の径は、該第1のテーパー部の、該第2のテーパー部側の第2の端部の径よりも0.1%から5%の範囲で大きい、請求項1に記載の釣竿。
【請求項4】
前記竿体は、さらに、前記第2のテーパー部とは反対側で前記第1のテーパー部に隣接する第3のテーパー部を備え、該第3のテーパー部は該第1のテーパー部側の方向へ進むにつれ先細り形状となり、該第1のテーパー部の、該第3のテーパー部側の第3の端部の径は、該第3のテーパー部の、該第1のテーパー部側の第4の端部の径よりも大きくなるようにされ、
前記釣糸ガイドの内のもう1つの釣糸ガイドの脚部は、前記第3の端部と前記第4の端部とに跨るように前記第1のテーパー部と前記第3のテーパー部との双方に載置かつ固定されている、請求項1又は2に記載の釣竿。
【請求項5】
前記竿体は、さらに、1又は複数のテーパー部を備える、請求項4に記載の釣竿。
【請求項6】
釣竿に用いる急テーパーを有する竿体を形成する方法であって、
マンドレルにプリプレグシートを巻回し、
巻回された該プリプレグシートの外側に、該マンドレルの軸方向に沿って、形成する急テーパーの外形に合わせて複数のテーパー形状の熱収縮チューブを設け、
該熱収縮チューブの外面にテーピングを施し、
これらに熱処理を行い、
該熱処理後、前記マンドレルと、前記熱収縮チューブと、前記テーピングを取外し、前記竿体の成形品を形成することを特徴とする釣竿に用いる竿体の形成方法。
【請求項7】
前記複数の熱収縮チューブの隣接する2つの熱収縮チューブはこれらの端部が所定の長さで重なるように、前記プリプレグシートの外側に設けられる、請求項6に記載の釣竿に用いる竿体の形成方法。
【請求項8】
前記所定の長さは、1mmから10mmの範囲の長さである、請求項7に記載の釣竿に用いる竿体の形成方法。
【請求項9】
前記複数の熱収縮チューブの隣接する2つの熱収縮チューブはこれらの端部が所定の間隔の隙間をもって、前記プリプレグシートの外側に設けられる、請求項6に記載の釣竿に用いる竿体の形成方法。
【請求項10】
前記所定の間隔は、1mm以上の長さである、請求項9に記載の釣竿に用いる竿体の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣糸ガイドが設けられた急テーパーの竿体を備える釣竿、及び釣竿に用いる急テーパーの竿体の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、釣竿に用いる中空竿体を形成するため様々な方法及びこれらの方法により形成された竿体を用いた釣竿が知られている。
【0003】
このような釣竿用竿体として、例えば、特許文献1では、芯金の基端部に熱硬化処理後に捲回プリプレグから芯金を引抜くことができるような非円形の断面形状を有する膨大部を形成し、この芯金に釣竿形成用プリプレグを捲回してから、芯金の膨大部分における釣竿形成用プリプレグ捲回部分に熱収縮性チューブを被嵌した後、釣竿形成用プリプレグ捲回部分の全長に亘り緊縛テープを一部重合するように螺旋状に捲着し、次いで熱硬化処理後、芯金、緊縛テープ及び熱収縮性チューブを除去して管状体を形成する方法について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平04-117231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に係る管状体の形成方法では、テーパー、特に急テーパーを有する管状体を形成する場合、テーパーの程度が大きいために、熱収縮チューブと巻回されたプリプレグシートとの間に隙間が不可避的に生じてしまい、その結果当該プリプレグシートに均一な圧力を与えることができず、強度や平滑性の点で難のある管状体しか形成できないという問題があった。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、急テーパーを有する竿体の表面の平滑性を向上させ、塗装等の後処理が不要となる又は低減されるため軽量化が可能となるだけでなく、研削等の後処理も基本的に不要となるため強度が安定した、釣糸ガイドが設けられた竿体を備える釣竿を提供すること、及び塗装等の後処理が不要となる又は低減されかつ研削等の後処理も基本的に不要となり、製造工程が大幅に効率化可能な釣竿に用いる急テーパーの竿体の形成方法を提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る釣竿は、1又は複数の釣糸ガイドが装着され、急テーパーを有する竿体を有し、前記竿体は、第1のテーパー部と、該第1のテーパー部に隣接する第2のテーパー部と、を備え、該第1のテーパー部は該第2のテーパー部側の方向へ進むにつれ先細り形状となり、該第2のテーパー部は該第1のテーパー部から離れる方向へ進むにつれ先細り形状となっており、該第2のテーパー部の、該第1のテーパー部側の第1の端部の径は、該第1のテーパー部の、該第2のテーパー部側の第2の端部の径よりも大きくなるようにされ、前記釣糸ガイドの内の1つの釣糸ガイドの脚部は、前記第1の端部と前記第2の端部とに跨るように前記第1のテーパー部と前記第2のテーパー部との双方に載置かつ固定されている。
【0008】
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記急テーパーは、テーパー部の一方の端部(太径側)の外径をΦa、他方の端部(細径側)の外径をΦb、該テーパー部の長手方向中心線距離をcとした場合に、(Φa-Φb)/c=2/1000又はそれ以上となるテーパーとして定義される。
【0009】
本発明の一実施形態に係る釣竿において、該第2のテーパー部の、該第1のテーパー部側の第1の端部の径は、該第1のテーパー部の、該第2のテーパー部側の第2の端部の径よりも0.1%から5%の範囲で大きくなるように構成される。
【0010】
本発明の一実施形態に係る釣竿においては、前記竿体は、さらに、前記第2のテーパー部とは反対側で前記第1のテーパー部に隣接する第3のテーパー部を備え、該第3のテーパー部は該第1のテーパー部側の方向へ進むにつれ先細り形状となり、該第1のテーパー部の、該第3のテーパー部側の第3の端部の径は、該第3のテーパー部の、該第1のテーパー部側の第4の端部の径よりも大きくなるようにされ、前記釣糸ガイドの内のもう1つの釣糸ガイドの脚部は、前記第3の端部と前記第4の端部とに跨るように前記第1のテーパー部と前記第3のテーパー部との双方に載置かつ固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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