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公開番号2025123121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024019009
出願日2024-02-09
発明の名称ペット用おむつ
出願人第一衛材株式会社
代理人個人
主分類A01K 23/00 20060101AFI20250815BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 ペット41がペット用おむつ1の端部20、21を口で噛んで外すことを防ぐペット用おむつ1を提供すること。
【解決手段】 ペット41の胴体42に巻付けられるペット用おむつ1は、液透過性を有する表面シート2と、防水性裏面シート3と、液体のための吸収体4と、表面シート2の長手方向一端部20の幅方向で裏面シート3に着脱可能に接合するフック材である接合材7と、表面シート2の幅方向両端部から長手方向に沿って設けられた一対の起立片11と、裏面シート3の幅方向両端部から起立片11の外側に位置する一対の側面ガード片12とを含む。4隅の領域38a~38d内に、裏面シート3、表面シート2、起立片11、側面ガード片12が重ねて接着された接着部10a~10dが構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ペットの胴体に巻付けて装着され、長手方向を巻付け方向として配置されるペット用おむつであって、
内面層を構成し、液透過性を有する、表面シートと、
外面層を構成する、裏面シートと、
前記表面シートと前記裏面シートとの間に配設され、液体を吸収可能な吸収体と、
前記表面シートの長手方向の一端部において、前記長手方向に垂直な幅方向の少なくとも中間部に設けられ、前記長手方向の他端部における前記裏面シートに着脱可能に接合する接合材と、
前記表面シートの前記長手方向に沿って前記幅方向の両側で延びる帯状の第1シート体であって、前記表面シートの前記裏面シートに臨む面とは反対側の面の前記幅方向の両端部に連なる第1基端部から互いに近接する方向に第1間隔W12をあけた第1遊端部に延び、この第1シート体に弾発的に伸縮可能な第1索条が長手方向に緊張した状態で配設される一対の起立片と、
前記表面シートの前記長手方向に沿って前記幅方向の両側で延びる帯状の第2シート体であって、前記裏面シートの前記幅方向の両端部に連なる第2基端部から互いに近接する方向に第2間隔W12をあけた第2遊端部に延び、この第2シート体に弾発的に伸縮可能な第2索条が長手方向に緊張した状態で配設される一対の側面ガード片と、
接着部であって、前記長手方向にその長手方向の両端部から前記長手方向内方に延びる範囲内にある位置と、前記幅方向の両端部から起立片および側面ガード片が重なっている前記幅方向の内方端とによって画定される各領域のうち、前記接合材による前記接合された状態で対向する2組の対を成す各領域の少なくとも一方の領域において、前記側面ガード片と前記起立片と前記表面シートと裏面シーとが接合される接着部とを含むことを特徴とするペット用おむつ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記第1索条は、前記起立片の遊端部に配設されることを特徴とする請求項1に記載のペット用おむつ。
【請求項3】
前記裏面シートと前記吸収体との間に介在する防水シートを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載のペット用おむつ。
【請求項4】
請求項1~4のうちの1つのペット用おむつを準備し、
前記ペット用おむつを、その長手方向を巻付け方向として、ペットの胴体に巻付け、
前記表面シートの接合材を、前記裏面シートに着脱可能に接合し、
前記一対の側面ガード片のうち、ペットの少なくとも一方の側面ガード片を、その一方の側面ガード片の前記第2索条が前記表面シートよりも幅方向外方に位置するように、引き出して胴体に弾発的に装着する、ペット用おむつの装着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用おむつに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、愛玩動物であるペットを屋内で飼育する人が増加している。ペットはその習性として排尿行為を単に生理現象として行うだけでなく、自らの縄張りを主張するためのマーキングとして行う場合もあるので、ペットを屋内で飼育する場合、部屋の壁面や家具などに排尿がなされ、屋内が汚損されるという問題がある。
【0003】
このような問題を解決するための従来技術として、たとえば特許文献1には、ペットの胴体に巻付けて装着され、長手方向を巻付け方向として配置されるペット用おむつであって、通気性および透液性を有する帯状の表面シートと、前記表面シートに重ねた状態で接合され、不透液性を有する帯状の裏面シートと、前記表面シートと裏面シートとの間に配設され、吸液性を有する吸収体と、表面シートの長手方向に沿って延び、表面シートの裏面シートに臨む面とは反対側の面に接合される基端部と、弾発的に伸縮可能な遊端部とを有する起立片と、表面シートの長手方向一端部と裏面シートの長手方向他端部とを着脱可能に接合する接合部とを含むことを特徴とするペット用おむつに関する技術が開示される。
【0004】
また、特許文献2および特許文献3には、ペット用吸収性物品の側部の表面層側に配置され、該表面層から起立する立体ギャザー部が、ペット用吸収性物品の幅方向外側に倒れやすくするために、立体ギャザー部を構成するサイドシートの内側縁側は、一対の端部においてペット用吸収性物品の幅方向の外側に折り返されて接合されているペット用おむつに関する技術が開示される。特許文献2および特許文献3においては、立体ギャザー部の幅方向外側の部分は、長手方向全長にわたって接着されていない。そのため、その接着されていない部分が接合材に不所望に接合してしまう。その不所望に接合することによって、立体ギャザー部の長手方向または幅方向の外方にはみ出した部分を、ペットが口でくわえて噛んでペット用おむつが外れてしまう等の問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-187095号公報
特開2012-205579号公報
特開2013-000034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、排泄された尿が外部に漏れ出すことを確実に防ぐことができ、装着時の操作性に優れ、ペットが外しにくいペット用おむつを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本件明細書中、参照符20、21は、冗長を防ぐために、ペット用おむつ1、51および表面シート2の長手方向の一端部および他端部をそれぞれ示すために用いられる。表面シート2と裏面シート3との長手方向の長さは、等しくてもよいが、異なってもよく、たとえば、長手方向の長さは、表面シート2よりも裏面シート3が長くてもよい。接着部を示す参照符10は、後述の長手方向一端部20、30における幅方向両外方の参照符10a、10bとを総括的に示すとともに、長手方向他端部21、31における幅方向両外方の参照符10c、10dとを総括的に示す。ペット用おむつ1の説明は、ペット用おむつ51(図12、図13)を含むことがある。
【0008】
本発明は、
ペット41の胴体42に巻付けて装着され、長手方向を巻付け方向として配置されるペット用おむつ1であって、
内面層を構成し、液透過性を有する、表面シート2と、
外面層を構成する、裏面シート3と、
前記表面シート2と前記裏面シート3との間に配設され、液体を吸収可能な吸収体4と、
前記表面シート2の長手方向の一端部20において、前記長手方向に垂直な幅方向の少なくとも中間部に設けられ、前記長手方向の他端部21における前記裏面シート3に着脱可能に接合する接合材7と、
前記表面シート2の前記長手方向に沿って前記幅方向の両側で延びる帯状の第1シート体6であって、前記表面シート2の前記裏面シート3に臨む面とは反対側の面の前記幅方向の両端部22(図5)に連なる第1基端部14から互いに近接する方向に第1間隔W11をあけた第1遊端部15に延び、この第1シート体6に弾発的に伸縮可能な第1索条8が長手方向に緊張した状態で配設される一対の起立片11と、
前記表面シート2の前記長手方向に沿って前記幅方向の両側で延びる帯状の第2シート体13であって、前記裏面シート3の前記幅方向の両端部23(図5)に連なる第2基端部18から互いに近接する方向に第2間隔W12をあけた第2遊端部19に延び、この第2シート体13に弾発的に伸縮可能な第2索条9が長手方向に緊張した状態で配設される一対の側面ガード片12と、
接着部10であって、(主に図14に示されるように)前記長手方向にその長手方向の両端部20、21から長手方向内方に延びる範囲内にある位置34、37と、前記幅方向の両端部47、48から起立片11および側面ガード片12が重なっている前記幅方向の内方端54、55とによって画定される各領域38a~38dのうち、前記接合材7による前記接合された状態で対向する2組の対を成す各領域の少なくとも一方の領域において、前記側面ガード片12と前記起立片11と前記表面シート2と裏面シート3とが接合される接着部10とを含むことを特徴とするペット用おむつである。
【発明の効果】
【0009】
以下の説明において、図1~図13は本発明の実施の各形態を示すために、および図14は本発明の技術的思想を示すために参照される。
【0010】
本発明の理解を容易にするために、図1~図13に示される実施の形態の概略を説明する。ペット用おむつ1のペット41への装着時に、飼主などの操作者は、おむつ1をペット41の胴体42に巻き付けて、表面シート2に設けられる接合材7を裏面シート3に着脱可能に接合し、その接合した後、ペット41の少なくとも一方(たとえば、頭側、図6の左方)の側面ガード片12を、その一方(たとえば、前記頭側)の側面ガード片12の第2索条9が表面シート2よりも一方(たとえば、前記頭側)の幅方向端部47、48の外方に位置するように(図6では幅方向両外側方に)、引き出して胴体42に弾発的に(図6の矢印Aの方向に)装着する。側面ガード片12は、第2索条9の弾発力によって、表面シート2よりも幅方向外方(たとえば、頭側の外方)で、ペット41の胴体42の外周面に締め付け力が加わるように、起立して密着する。側面ガード片12よりも幅方向内方にある起立片11は、第1索条8の弾発力によって、表面シート2の幅の範囲内で(幅方向端部47、48の内方に位置したままで)、胴体42の外周面に締め付け力が加わるように、図6の矢印Bのように起立して密着する。起立片11および側面ガード片12の両者がペット41の胴体42の表面に弾発的に圧接し、おむつ1を胴体42に密着させて装着することができる。それによって、装着後にペット41が運動してもおむつ1が胴回りの左右方向、および頭と尻尾との前後方向にずれることを防止でき、おむつ1をペット41に安定して装着できる。裏面シート3は、フック材などの接合材7に係合して接合可能な不織布によって構成されてもよいが、接合材7に接合可能なループ材などの被接合部材を別途配置してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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