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公開番号2025114941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009190
出願日2024-01-25
発明の名称容器の保管装置
出願人キリンホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B67D 1/08 20060101AFI20250730BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】筒状の容器における軸線方向の温度分布のばらつきを抑制するに適した容器の保管装置を提供する。
【解決手段】筒状の容器2を収容可能な収容空間を有するケース22と、収容空間28に収容された容器2と熱交換が可能な温度調整手段11とを備える容器の保管装置1において、ケース22の収容空間28に臨む内面に、容器2の軸線方向に沿って延びる複数の突条部26aを、各突条部26aの間に溝部26bが介在するようにして容器2の周方向に並べて設け、温度調整手段11と突条部26aとの間で熱が伝達するように、ケース22及び温度調整手段11を配置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の容器を収容可能な収容空間を有するケースと、前記収容空間に収容された前記容器と熱交換が可能な温度調整手段と、を備え、
前記ケースの前記収容空間に臨む内面には、前記容器の軸線方向に沿って延びる複数の突条部が、各突条部の間に溝部が介在するようにして前記容器の周方向に並べて設けられ、
前記温度調整手段と前記突条部との間で熱が伝達するように、前記ケース及び前記温度調整手段が配置されている容器の保管装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記突条部が前記軸線方向と平行に延びている請求項1に記載の容器の保管装置。
【請求項3】
前記突条部における肉厚が前記溝部における肉厚よりも大きくなるように前記ケースが形成されている請求項1に記載の容器の保管装置。
【請求項4】
前記温度調整手段と前記ケースとの間で熱が伝達されるように前記温度調整手段が設けられている請求項1に記載の容器の保管装置。
【請求項5】
前記温度調整手段として、ペルチェ素子を用いた熱交換モジュールが設けられ、前記熱交換モジュールの伝熱部が前記ケースと接続されている請求項1に記載の容器の保管装置。
【請求項6】
前記ケースは、前記内面を有する周壁部と、前記収容空間の一端部を閉じる底部とを有し、前記熱交換モジュールの前記伝熱部は前記ケースの前記底部と接続されている請求項5に記載の容器の保管装置。
【請求項7】
前記ケースが金属製である請求項1~6のいずれか一項に記載の容器の保管装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料等の容器を保温又は保冷できるように保管する機能を備えた容器の保管装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ペルチェ素子のような熱交換手段を用いて容器を保冷又は保温する保管装置として、庫内の表面に凹凸部を設けて庫内の空気の流れに乱流を生じさせ、それにより熱伝達率を高めることを意図した電子保冷庫が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3839278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の電子保冷庫では、庫内の奥行方向に沿って延びるように凹部及び凸部が設けられる一方で、ボトルはその軸線方向が凹部及び凸部の方向と直交する方向に向けられた姿勢で庫内に収容される。したがって、凹部及び凸部に沿って熱が伝わる傾向が生じた場合、ボトルの軸線方向には熱が相対的に伝わり難くなり、ボトルの軸線方向にて温度分布にばらつきが生じる虞がある。
【0005】
そこで、本発明は、筒状の容器における軸線方向の温度分布のばらつきを抑制するに適した容器の保管装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る容器の保管装置は、筒状の容器を収容可能な収容空間を有するケースと、前記収容空間に収容された前記容器と熱交換が可能な温度調整手段と、を備え、前記ケースの前記収容空間に臨む内面には、前記容器の軸線方向に沿って延びる複数の突条部が、各突条部の間に溝部が介在するようにして前記容器の周方向に並べて設けられ、前記温度調整手段と前記突条部との間で熱が伝達するように、前記ケース及び前記温度調整手段が配置されたものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一形態に係る飲料サーバの垂直断面図。
飲料サーバ内に設けられるケースの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の一形態に係る飲料注出装置を説明する。図1は、本発明に係る保管装置を、飲料サーバ1として構成した場合の一例を示している。飲料サーバ1は、飲料が充填された筒状の容器2を収容し、その容器2を保冷しつつ、ユーザの操作に応じて容器2から飲料を注出する用途に供される。ここで筒状の容器とは、内容物を収容する主要部となるべき胴部が軸線方向に沿って筒状に延びている容器を意味する。例えば、ボトル状又は樽状を呈する容器が筒状の容器の範疇に含まれる。容器2に収容される飲料は一例としてビールであるが、他の発泡性飲料、あるいは非発泡性の清涼飲料等であってもよい。容器2は樹脂製又は金属製のいずれであってもよい。図1の例ではPET樹脂製であって胴部2aが概ね円筒状に形成された樽状の容器2が例示されている。容器2の内容物は飲料であることを必ずしも要しない。保冷又は保温状態での保管の対象となり得る限り、各種の内容物が容器2に収容されてよい。
【0009】
飲料サーバ1は、ベース部10と、収容部20と、ヘッド部30とを含んでいる。ベース部10は、飲料サーバ1の全体を自立させる基礎となる部分であって、その内部には、温度調整手段の一例としての熱交換モジュール11が設けられている。熱交換モジュール11は、ペルチェ素子を利用して伝熱部11aに吸熱作用又は発熱作用を生じさせる周知の熱交換用のデバイスである。伝熱部11aは一例としてプレート状に形成されている。熱交換モジュール11は、その伝熱部11aを真上に向けた状態でベース部10内に収容されている。熱交換モジュール11は、伝熱部11aに吸熱作用が生じるようにして駆動される。熱交換モジュール11からの放出される熱はベース部10の通気孔12を介して外部に排出される。したがって、飲料サーバ1は、容器2を保冷する目的で使用される。ただし、保温が必要な容器を保管するため、伝熱部11aに発熱作用が生じるように熱交換モジュール11が駆動されてもよい。
【0010】
収容部20は、ハウジング21と、そのハウジング21の内部に収容されるケース22とを含んでいる。ハウジング21は飲料サーバ1の外殻として機能する。ハウジング21は、円筒状のアウタハウジング23とインナハウジング24とを、それらの間に断熱空間25が生じるようにして同軸的に組み合わせた二重構造である。ハウジング21を二重構造とすることにより、収容部20の内外における断熱性が高められている。断熱空間25には、発泡材等の断熱材が充填されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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