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公開番号2025139854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038916
出願日2024-03-13
発明の名称移動体報知装置、及び移動体報知方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250919BHJP(信号)
要約【課題】移動体の運転者に対して、危険が迫っていることをより確実に認識させることができる移動体報知装置、及び移動体報知方法を提供する。
【解決手段】移動体報知装置1は、移動体100の運転者Dに対する報知を行う。移動体報知装置1は、移動体100に接近する対象物を認識する接近対象物認識部11と、接近対象物認識部11により対象物が認識されたときに、移動体100の運転席5の前方に位置する第1スピーカー52から第1通知音を出力すると共に、運転席5における運転者Dの着座位置よりも後方に位置する第2スピーカー54L,54Rから第2通知音を出力する通知音制御部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の運転者に対する報知を行う移動体報知装置であって、
前記移動体に接近する対象物を認識する接近対象物認識部と、
前記接近対象物認識部により前記対象物が認識されたときに、前記移動体の運転席の前方に位置する第1スピーカーから第1通知音を出力すると共に、前記運転席における前記運転者の着座位置よりも後方に位置する第2スピーカーから第2通知音を出力する通知音制御部と、
を備える移動体報知装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記接近対象物認識部は、前記移動体に対する前記対象物の接近方向を認識し、
前記通知音制御部は、前記運転席の右側及び左側に位置する複数の前記第2スピーカーのうち、前記移動体に対する前記対象物の接近方向が含まれる側に位置する前記第2スピーカーから、前記第2通知音を出力する
請求項1に記載の移動体報知装置。
【請求項3】
前記通知音制御部は、前記接近対象物認識部により認識された前記移動体に対する前記対象物の接近方向が、前記移動体の前方であるときは、前記第2スピーカーからの前記第2通知音の出力を禁止して、前記第1スピーカーからの前記第1通知音の出力のみを行う
請求項2に記載の移動体報知装置。
【請求項4】
前記通知音制御部は、前記運転席の前方且つ前記運転席と対向した箇所に設けられた前記第1スピーカーから前記第1通知音を出力する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の移動体報知装置。
【請求項5】
前記接近対象物認識部は、前記移動体に対する前記対象物の接近度合を認識し、
前記通知音制御部は、前記移動体に対する前記対象物の接近度合に応じて、前記第2通知音の周波数成分を変更する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の移動体報知装置。
【請求項6】
前記移動体の運転操作状況を認識する運転操作認識部を備え、
前記通知音制御部は、前記第1スピーカーからの前記第1通知音の出力及び前記第2スピーカーからの前記第2通知音の出力を開始した後、前記運転操作認識部により前記対象物によるリスクを回避するための操作がなされたことが認識された場合に、前記第1スピーカーからの前記第1通知音の出力及び前記第2スピーカーからの前記第2通知音の出力を停止する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の移動体報知装置。
【請求項7】
前記通知音制御部は、前記第1通知音と前記第2通知音を、前記第2通知音が前記第1通知音に含まれない第1周波数の成分を含む設定により出力する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の移動体報知装置。
【請求項8】
前記通知音制御部は、前記第1通知音と前記第2通知音を、前記第1通知音が第2周波数の成分を含み、前記第2通知音が前記第1周波数の成分と前記第2周波数の成分とを含む設定により出力する
請求項7に記載の移動体報知装置。
【請求項9】
携帯デバイスと通信を行う通信部を備え、
前記通知音制御部は、前記接近対象物認識部により前記対象物が認識されたときに、前記運転者が前記携帯デバイスを身に着けていることを認識したときには、前記通信部により前記第2通知音の信号を前記携帯デバイスに送信して、前記携帯デバイスに備えられたスピーカーから前記第2通知音を出力する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の移動体報知装置。
【請求項10】
移動体の運転者に対する報知を行う移動体報知装置であって、
移動体に接近する対象物を認識する接近対象物認識部と、
携帯デバイスと通信を行う通信部と、
前記接近対象物認識部により前記対象物が認識され、且つ、前記移動体の運転席に着座している運転者が前記携帯デバイスを身に着けていることを認識したときに、前記運転席の前方に位置するスピーカーから第1通知音を出力すると共に、前記通信部により第2通知音の信号を前記携帯デバイスに送信して、前記携帯デバイスに備えられたスピーカーから第2通知音を出力する通知音制御部と、
を備える移動体報知装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体報知装置、及び移動体報知方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて予防安全技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。例えば、特許文献1は、車両の室内の異なる位置に複数のスピーカーを設けて、車両に迫る危険の方角に対応するスピーカーから警告音を鳴らすことにより、危険が迫る方向を運転者に報知するようにした報知装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-8020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、予防安全技術においては、迫りくる危険を運転者に対してより確実に認識させることが望まれる。しかしながら、上記従来の報知装置のように、危険が迫る方向に対応したスピーカーを選択して警告音を鳴らす構成では、危険が迫る方向に対応したスピーカーが故障した場合に、警告音による報知が行われないという不都合がある。また、危険が迫る方向に対応したスピーカーのみから警報音を出力した場合に、運転者が警報音を聞き取りにくいときがある。そこで、車両等の移動体において、危険が迫っていることを運転者に対してより確実に認識させることが、本願発明の課題である。
本願は、上記課題の解決のため、移動体の運転者に対して、危険が迫っていることをより確実に認識させることを目的としたものである。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、移動体の運転者に対する報知を行う移動体報知装置であって、前記移動体に接近する対象物を認識する接近対象物認識部と、前記接近対象物認識部により前記対象物が認識されたときに、前記移動体の運転席の前方に位置する第1スピーカーから第1通知音を出力すると共に、前記運転席における前記運転者の着座位置よりも後方に位置する第2スピーカーから第2通知音を出力する通知音制御部と、を備える移動体報知装置が挙げられる。
【0006】
上記移動体報知装置において、前記接近対象物認識部は、前記移動体に対する前記対象物の接近方向を認識し、前記通知音制御部は、前記運転席の右側及び左側に位置する複数の前記第2スピーカーのうち、前記移動体に対する前記対象物の接近方向が含まれる側に位置する前記第2スピーカーから、前記第2通知音を出力する構成としてもよい。
【0007】
上記移動体報知装置において、前記通知音制御部は、前記接近対象物認識部により認識された前記移動体に対する前記対象物の接近方向が、前記移動体の前方であるときは、前記第2スピーカーからの前記第2通知音の出力を禁止して、前記第1スピーカーからの前記第1通知音の出力のみを行う構成としてもよい。
【0008】
上記移動体報知装置において、前記通知音制御部は、前記運転席の前方且つ前記運転席と対向した箇所に設けられた前記第1スピーカーから前記第1通知音を出力する構成としてもよい。
【0009】
上記移動体報知装置において、前記接近対象物認識部は、前記移動体に対する前記対象物の接近度合を認識し、前記通知音制御部は、前記移動体に対する前記対象物の接近度合に応じて、前記第2通知音の周波数成分を変更する構成としてもよい。
【0010】
上記移動体報知装置において、前記移動体の運転操作状況を認識する運転操作認識部を備え、前記通知音制御部は、前記第1スピーカーからの前記第1通知音の出力及び前記第2スピーカーからの前記第2通知音の出力を開始した後、前記運転操作認識部により前記対象物によるリスクを回避するための操作がなされたことが認識された場合に、前記第1スピーカーからの前記第1通知音の出力及び前記第2スピーカーからの前記第2通知音の出力を停止する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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