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公開番号
2025139950
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039057
出願日
2024-03-13
発明の名称
被覆粒子、紫外線遮蔽剤、化粧料、塗料、及び被覆粒子の製造方法
出願人
株式会社スーパーナノデザイン
代理人
個人
主分類
C01G
9/00 20060101AFI20250919BHJP(無機化学)
要約
【課題】ZnO表面を安全、安定な酸化物で被覆する。
【解決手段】本発明の被覆粒子は、ZnOの少なくとも一部がZnMO
x
(Mは、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属元素)で覆われている。被覆粒子は、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属の水酸化物の存在下でZnOを水熱処理することによって得られる。被覆粒子は、紫外線遮蔽剤及びこれを含有する化粧料のほか、紫外線遮蔽機能やガス透過抑制機能等を有する塗料等に好適である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ZnOの少なくとも一部がZnMO
x
(Mは、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属元素)で覆われており、
温度が25℃である40mLの水に被覆粒子200mgを入れ、10分間超音波分散した後の水に含まれるZnの量が、未処理のZnOの場合の10分の1以下である、被覆粒子。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記Mは、B、Al、Si、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ga、Ge、As、Se、Nb、Mo、Cd、Sn、Sb、Ta、W、Pt及びBiから選択される1種以上である、請求項1に記載の被覆粒子。
【請求項3】
表面が有機修飾されている、請求項1に記載の被覆粒子。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の被覆粒子を含有する紫外線遮蔽剤。
【請求項5】
請求項4に記載の紫外線遮蔽剤を含有する化粧料。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の被覆粒子を含有する塗料。
【請求項7】
Znと複合金属酸化物を構成可能な金属の水酸化物の存在下でZnOを水熱処理する工程を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の被覆粒子の製造方法。
【請求項8】
前記水熱処理でのpHが8以上11以下である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
原料であるZnOの濃度が0.5mol/L以上である、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記水熱処理によって得られた被覆粒子を冷却する冷却工程を含む、請求項6に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆粒子、紫外線遮蔽剤、化粧料、塗料、及び被覆粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
TiO
2
は、紫外線カット用素材として使われている。また、粒子径を微小化制御することで透明性の確保も可能となっている。しかし、TiO
2
がもつ光触媒活性によって肌への悪影響が及ぼされ得ることが懸念されている。
【0003】
ZnOもまた、紫外線カットが期待されているが、水への溶出、肌への悪影響が懸案となっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-207039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ZnO表面を安全、安定な酸化物で覆うことができれば、Znの溶出を抑制することが期待される。また、表面への有機修飾を高密度に行うことができれば、ZnOからのZn溶出を抑制することが期待される。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ZnO表面を安全、安定な酸化物で被覆することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属の水酸化物の存在下でZnOを水熱処理することで、ZnOの少なくとも一部をZnMO
x
で被覆でき、Znの水への溶出量を未処理のZnOの場合に比べて10分の1以下に抑えられることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明では、以下のようなものを提供する。
【0008】
本発明は、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属の水酸化物の存在下でZnOを水熱処理する工程を含む、ZnOの少なくとも一部がZnMO
x
(Mは、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属元素)で覆われている被覆粒子の製造方法である。
【0009】
この方法において、水熱処理でのpHが8以上11以下であることが好ましい。
【0010】
ZnOは、室温でも溶出するほど水への溶解度が高く、高温水熱場ではより溶解が進行する。また低pHではより溶解が進行する。高pHでは溶解が抑制されるが、水酸化物の溶解度は、温度が高いほど高くなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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