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公開番号
2025133500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031494
出願日
2024-03-01
発明の名称
ハイブリッド粒子分散体及びその製造方法
出願人
国立大学法人長岡技術科学大学
代理人
個人
主分類
C01B
25/32 20060101AFI20250904BHJP(無機化学)
要約
【課題】無機物を含んでゲル状態を実現することのできるハイブリッド粒子分散体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のハイブリッド粒子分散体は、無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンが配位したハイブリッド粒子を分散媒中に分散させ、本発明の他の一観点に係るハイブリッド粒子分散体の製造方法は、無機酸、有機酸、及び金属イオンを低温にて混合して、無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンが配位したハイブリッド粒子分散体を製造し、分散媒中に分散させる。本発明の他の一観点に係る細胞培養用培地は、無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンが配位したハイブリッド粒子を分散媒中に分散させて備えており、他の一観点に係る輸送体は、輸送対象物と輸送対象物を包む包装体を有し、包装体は、無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンが配位したハイブリッド粒子を分散媒中に分散させている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンが配位したハイブリッド粒子を分散媒中に分散させたハイブリッド粒子分散体。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記ハイブリッド粒子を2.5重量%以上含む請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項3】
前記無機ナノ粒子の平均粒径が5nm以上1μm以下の範囲にある請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項4】
前記無機ナノ粒子はアモルファスである請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項5】
前記有機酸イオンと前記金属イオンとの間でキレートが形成されている請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項6】
前記有機酸イオンは、カルボキシレートイオン及びスルホン酸イオンの少なくともいずれかである請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項7】
前記金属イオンは、鉄イオン、ガリウムイオン、銅イオン、ニッケルイオン、鉛イオン、亜鉛イオン、コバルトイオン、ガドリニウムイオン、セシウムイオン、マンガンイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ストロンチウムイオン、バリウムイオン、銀イオン、リチウムイオン、ナトリウムイオン、ユーロピウムイオン、バナジウムイオン及びイットリウムイオンの少なくともいずれかである請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項8】
前記ハイブリッド粒子の前記有機酸イオンによる平均被覆率が30%以上である請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項9】
前記有機酸イオンは、クエン酸イオン、イソクエン酸イオン、グルコン酸イオン、コハク酸イオン及びアスパラギン酸イオンの少なくともいずれかである請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
【請求項10】
前記無機ナノ粒子は、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム及び水酸化カルシウムの少なくともいずれかの粒子である請求項1記載のハイブリッド粒子分散体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド粒子分散体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
分散媒中に微粒子が分散した分散系において、流動性を有している状態をゾル状態といい、流動性を失い高い粘性を有している状態をゲル状態という。特に、ゲル状態は、高い粘性を維持しつつも分散媒を例えば液体の状態で保持することができることから、例えば芳香剤、コンタクトレンズ、紙おむつ等の様々な日用品用途等に広く用いられており、特に近年では、細胞培養用培地等、再生医療への適用についても期待されてきている。
【0003】
ところで、一つの分散系において、ゲル状態からゾル状態に、ゾル状態からゲル状態に変化することができる性質をチキソトロピー性といい、このチキソトロピー性を示す物理ゲルに関する技術が、例えば下記特許文献1、2に記載されている。また、このチキソトロピー性を用いることで上記再生医療への適用を検討した文献として、例えば下記特許文献3がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-178318号公報
特開2023-10064号公報
特開2019-041755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、近年の高齢化社会においては、再生医療素材の発展が喫緊の課題であり、歯や骨等の代替材料として、ハイドロキシアパタイト等の生体親和性セラミックスが生体に埋植されてきている。
【0006】
しかしながら、ハイドロキシアパタイトは上記の通りセラミックスであることから、柔軟性や動的機能がなく、硬組織への用途に限定されたままこれ以上の進展がない。
【0007】
また、上記特許文献3に記載の技術において用いられる材料は、アルギン酸ナトリウムゲル等の有機物のみを開示しているにすぎず、セラミックス等の無機物とりわけ無機粒子を含むゲルを実現した例はない。もちろん、上記特許文献1、2においても同様である。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、無機粒子を含んでゲル状態を実現することのできるハイブリッド粒子分散体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を行っていたところ、金属イオンを含む無機ナノ粒子を用い、この無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンを配位させることで、ゲル化させることができ、更に、場合によってはチキソトロピー性を備えさせることができることを発見し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明の一観点にかかるハイブリッド粒子分散体は、無機ナノ粒子の金属イオンに有機酸イオンが配位したハイブリッド粒子を分散媒中に分散させたものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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