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公開番号
2025140020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039160
出願日
2024-03-13
発明の名称
エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
63/00 20060101AFI20250919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】生産性に優れつつ、成形性及び比透磁率に優れるエポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、及び円形度が0.9以下の磁性フィラー(C)を含有するエポキシ樹脂組成物であって、
前記磁性フィラー(C)の含有量が、前記エポキシ樹脂組成物に対して、85質量%を超え、
23℃、5rpmで測定される粘度が1000Pa・s以下であり、かつ、硬化物の周波数100MHzにおける比透磁率が14以上である、エポキシ樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、及び円形度が0.9以下の磁性フィラー(C)を含有するエポキシ樹脂組成物であって、
前記磁性フィラー(C)含有量が、前記エポキシ樹脂組成物に対して85質量%を超え、
前記エポキシ樹脂組成物の23℃、5rpmで測定される粘度が1000Pa・s以下であり、前記エポキシ樹脂組成物の硬化物の周波数100MHzにおける比透磁率が14以上である、エポキシ樹脂組成物。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
さらに、末端にリン酸基を有する分散剤を含有する、請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項3】
前記エポキシ樹脂組成物のガラス転移温度が100℃以上である、請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項4】
前記エポキシ樹脂組成物が溶剤を含まない、請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物を含む、硬化物。
【請求項6】
請求項5記載の硬化物を含む、電気・電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
磁性フィラーを高充填したペーストは、スルーホール充填用途や、インダクタ部材の作製に用いられている。そして、インダクタ部材の作製においては、電気回路効率向上の観点から比透磁率は高ければ高いほど好ましいことから、比透磁率を上昇させるために、磁性フィラーの充填量を増やすことが一般的に行われており、これにより機器の電源効率が良くなる。また、一般的に磁性フィラーを高充填するほど、組成物の粘度が上昇することから、スルーホール充填の用途では成形性を担保するために溶剤で希釈する等の手段が取られてきた。
【0003】
しかしながら、溶剤で希釈した場合は、硬化時に溶剤が揮発することでボイドが発生し、物性が悪くなる可能性がある。そのため、磁性フィラーを充填すればするほど比透磁率は上昇するが、樹脂組成物の粘度も上昇してしまい、成形性が悪化する問題があった。
そこで、成形性を担保するために、円形度が高い磁性フィラーを用いることが知られているが、円形度の高い磁気フィラーを用いるとフィラー同士のパスができにくくなるため、比透磁率等の電磁特性は悪化するという問題があった。つまり、比透磁率を追い求めると、成形性が担保されなくなるという比透磁率と粘度のトレードオフが生じていた。
【0004】
かかる問題に対して、特許文献1では、円形度が高い磁性フィラーを充填したとしても、所定の粒径分布を有する磁性粉体を調製し、これを用いることによって、成形性を有しつつ、比較的比透磁率が高い磁性ペーストが得られることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2020/075745号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1の磁性ペーストは、所定の粒径分布を有する磁性粉体を調製する必要があるため、生産性を改善する余地があった。
【0007】
そこで、本発明ではこのような背景の下において、生産性に優れつつ、成形性及び比透磁率が優れるエポキシ樹脂組成物を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
しかるに本発明者等は、かかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、低円形度の磁性フィラーを多量に含有させることによって、生産性に優れつつ、成形性及び比透磁率に優れるエポキシ樹脂組成物となることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する。
[1] エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、及び円形度が0.9以下の磁性フィラー(C)を含有するエポキシ樹脂組成物であって、
前記磁性フィラー(C)含有量が、前記エポキシ樹脂組成物に対して85質量%を超え、
前記エポキシ樹脂組成物の23℃、5rpmで測定される粘度が1000Pa・s以下であり、前記エポキシ樹脂組成物の硬化物の周波数100MHzにおける比透磁率が14以上である、エポキシ樹脂組成物。
[2] さらに、末端にリン酸基を有する分散剤を含有する、[1]記載のエポキシ樹脂組成物。
[3] 前記エポキシ樹脂組成物のガラス転移温度が100℃以上である、[1]又は[2]記載のエポキシ樹脂組成物。
[4] 前記エポキシ樹脂組成物が溶剤を含まない、[1]~[4]のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物を含む、硬化物。
[6] [5]記載の硬化物を含む、電気・電子部品。
【発明の効果】
【0010】
本発明のエポキシ樹脂組成物は、生産性に優れつつ、成形性及び比透磁率に優れるものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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